菓子成金。
会社の習慣がこうなら、もはやこれは投資……！と唖然とするほどの成金っぷりである（現在形）。ところで聞いた話によると13日あたりはデパ地下洋菓子売り場はオヤジで溢れていたそうだ。見たかった……！ 普段来慣れないパステルカラーで彩られた甘い匂いのする売り場に戸惑うオヤジ。店員に声をかけるタイミングが掴めずに右往左往するオヤジ。少しでもウケる物を買おうと若い男性や女性の購入傾向をリサーチしつつちょっとずれた物を買ってしまうオヤジ。残念ながらここんとこ残業続きでそんな光景にはお目にかかれなかった。来年こそは絶対見物しよう、と心に固く誓う何かが微妙に間違っているうらてらだった。
わち預けてきました。よちがちょっとさみしそう。寝てるけど。
「プリンセスブライド」を見た。すげー間抜け（笑）。本は2001年の私的ベスト１に選ぶぐらいすごく楽しかったんだけども、映像で見ると間が抜けてるよな。ヒーローがヒーローじゃない間抜けっぷり。なんつーか「おいおい格闘ってへタレばっかりだな！」「どっから出てきたよ、そのワインは！」「その拷問器具は何か！つーか蘇るか！」と突っ込みたくなるな、原作読んでないと。映画は原作にすごく忠実なんですけどね。つまり原作もホントは間抜けなんです。語り口がうまいのと児童書を装っているのでそれでいいんだが。ウェスリーが金髪だったのがちょっと意外……ジャニ顔だし……キンポウゲはあれぐらいでいいわ。キャストプロフィール読んでたら、二人ともその後キャリアをあげたようでよかったねと。妙なところで金がかかっているように見える。セット、うまいところと下手なところの差が激しい。格闘もフェンシングだけ妙にうまい。ネズミは……中にちっこい人が入ってるんですか……？
本日読了：『自動販売機の文化史』鷲巣力 集英社新書 720円
日本人は自国と他国の比較文化論がとても好きなことでも知られているうえ、自動販売機という身近な素材なのでなおさら興味湧く。「安全だから」というのはよく言われるけど、他にも色々理由が挙げられるのだな。「どこでも同じ値段で買える」ことが利点となるのは定価という概念が普及してる社会だけ、というのは考えつかなかった。初期に売れた自販機がキャラクター型というのに驚くやら呆れるやら。機械を善だと思っている日本人、に何となく嬉しくなるのはやっぱり機械を愛しているからなのか。論文の作法を心得ている人の文章らしくたいへん要点を把握しやすいです。
八つ墓村を読んでいたら、主人公の姉が言った。「キナキナ悩まないで」。キナキナ？ 犬はびよと鳴いていた、の類か？ 全然悩みっぷりが想像できない。あと面白かったのが「やがて、桃色の美しい霧が二人の体を包んだ。」すごい朝チュン表現だな！ 次の瞬間には終わってるあたりがもう模範的な朝チュンでウケてしまいました（※朝チュンとは、朝、スズメが鳴いている絵をもってして、濡れ場を暗示しつつ回避する少女漫画的表現からきています。知らない人は検索をかけないように）。いや、話は十分面白かったんだけど、つい突っ込んでしまうのよ、サガとして。
本日読了：『八つ墓村』横溝正史 角川文庫 743円
横溝初めて読んだ。冒頭の前置きの部分の抑えた文章がとても好きなタイプの文だったので期待したが、本文の一人称は必要以上に感情表現が多くて苦手だ。読みやすいが好きではない。でも精神は結構こざっぱりしているので気分は悪くない。微妙な文だ。テレビ放映で何度か見かけているかと思うが、全然知らない登場人物が重要な役柄で出ていてちょっと驚いた。同時に彼女、典子の役割が面白い。登場から最後まで、現代でもなかなかない変貌っぷりなのだ。本人の変貌によるものではなく主人公の視点によるところが大きいあたりが、実験的にも思えて面白いのです。トリックも意外と（失礼）きちんと出てきて期待以上だった。クライマックスは見かけた映画より盛り上がりにかけていたが、私は解決方法にあまり重きを置いてないのでそれは減点ではない。もうちょっと他の作品も読みたくなりました。
メガネが古くなっちゃって、サイズが合いません。下向くと落ちるよ。直さないといけないんだろうが、度も合ってないと思うのでいっそ作り直した方が……猫の歯形ついてるし……でも外では使わないものの買い換えに万円かけるのは現状厳しい気が……。朝早いので、ちょっと長い残業になると会社でもうコンタクトがしょぼしょぼ状態になってしまうが、外ではメガネしない。顔がしもぶくれーに見えます。実際そうなのではというツッコミは却下。
残業。今日は通勤快速はもうない時間だったので間違えませんでした。
１２時過ぎに帰ってきて弁当を作った自分にブラボー。ネットも欠かさない自分に自棄気味にスタンディングオベーション。
残業帰り、ちょうど通勤快速がいたので乗ったんです。ちょっとでも早く帰りたいじゃないですか。確かに早かったよ。前に出た平塚行きに追いついたもの。大船でな！
ぼーっと窓の外を眺めていたら「あ、東神奈川だなここは」という駅を通過。そいでもって、あっさり横浜も通過。えええっ！？ ちょっと運転士寝てないか！？ 通勤快速って横浜止まらないのかよ！ この前寝過ごしたと思ったのは単にアナウンスなかっただけだったのか。Wohhhhhh、ウカツ!!!、とアメコミモノローグを心中かましてしまうほどショックでした。
検査に連れて行ってきました。すごくいい医者だったわ……。わちは病院に行くとすごく動揺するのですが、なだめるのに額をくっつけるようにしてじっと目を見て「うん、大丈夫だからね」と囁いていた女医さん。飼い主としてとても信頼がおけた。前の医者が藪だったとは言わないが、経験と知名度にあぐらをかいている感じだったのは否めない。ちょっと何か言うと一方的に否定され喋られてたんだけど、今度の医者はいちばん長く一緒にいる飼い主の観察を重視して「そういうこともありますね」「それは猫もかわいそうですものね」とちゃんと話を聞いてくれたのが嬉しいわ。とりあえず来週手術です。
通りがかった旅行代理店で強烈に目にとびこんできたパンフレット。
超こええ。