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- こんな夢を見た。
弟が帰ってきている。
Macを置いている部屋に布団を敷いて寝ている。「しまったな」と思いながら、弟の部屋を覗くと、ベッドから頭がはみ出している。まだいるらしい。
仕方ないので、私はまたコタツに入り、真っ暗な居間で冷えた紅茶を飲んだ。
午前4時。
うたた寝をしていて、さっき目を覚ました。せっかく起きたからにはネットに行きたい時間だが、弟は起きてはこないだろうな。文句は言えない。弟の部屋で寝ているのは、私の友人だ。まだ帰ってこないと思っていたから、油断して「使っていいよ」と言ってしまったのだ。
もう一度、盛り上がったベッドに目をやる。短い黒い髪だけがここから見える。――いつから彼は寝ている?
もう4日間ぐらい、私が朝会社に行くときも会社から帰ってきたときも寝ている姿しか見ていないのではないか。7時頃帰ってきて3時頃寝た日も、その間、一度も起きてこなくはなかったか。
そのうえ、起こしては悪いと部屋に近寄らなかったから確信はないが、彼は寝返りさえうっていないのではないだろうか。
110番、119番、どちらを呼ぶか。いや、まず確認しないと。冷や汗を流し始めた頭では、体が動かない。ただ、いらない考えだけが浮かぶ。家族にも電話しないといけないのではないだろうか、とふと思う。家族。
そもそも、あれは誰だ?
私は誰を泊めていた?
弟? なぜ、私は帰ってこないと思っていたのだ?私は、二人が起きてくるそのときを恐怖し始めた。
本日購入:『銀の檻を溶かして』『脂肪の塊・テリエ館』『異常快楽殺人』『#Shiranami〜白浪〜』
10/28 |
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- ダイエーが優勝した。私はあーいうお祭り騒ぎが大好きなのだー。今まで日陰で堪え忍んでいた者が脚光を浴びた瞬間のお祭り騒ぎ。それで博多の騒ぎをテレビではしごして見ていたら、中州の橋の四阿(?)の屋根に上っているヤツがいた。興奮の極みのヤツは突然ズボンを脱ぎだした。私は博多弁で思わず一言。
「なん、タ○シやないと」(訳:タ○シだったりしてー)
さいわい違いました。
さて、この文章を読んだ人はタ○シをどんな人間だと思うでしょうね。
- この二日間で少し労働基準法とかに詳しくなった。有休は労働者が自由にとれるものです。会社は有休の使い方はもちろんのこと使う日について「え、その日はマズイよ、ずらしてよ」とお願いは出来ても指導・強制は出来ません。就業規則を定めるにあたっては社員の意見を聞く必要があります。取り入れる必要はありませんが、聞かなくてはいけません。定めたものは労基署に提出されます。
こんなことばかり調べて、会社と闘う日を想像する。実際、今度辞める子がバトル寸前までいったので、検索の鬼がサポートに入って調べていたのです。久々にとても気分が昂揚した。学校に文句言ってた日々を思い出した。『ターミネーター』のサラとか。レジスタンスに身を投じるというのは、自分の正義を信じることを善とすることだ。気持ちのよいことに違いないのに、それを気持ちよいと思ってはいけないという背徳まで味わえる。最高だわ。
- そろそろ積読のしくみがばれそうだ。
本日購入:『渚にて』『トリフィド時代』『君について行こう・上・下』
10/26 |
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- 経費削減経費削減とうるさいらしいので、昼休みにシステム女子で考えた。
このぐらい思い切った改革をしたらいかがか。コピーを減らせ、とか言ってるよりよっぽどいいと思うんだけど。
- システムの方のスペースをなくして事務側に詰める。プログラマは在宅勤務。週1,2回、交代で出てくる。家賃が半分に減るうえに、電気代もかからなければ交通費も激減。各自にノートパソコン1個買ったって2ヶ月ぐらいでお釣りが来る。
- 管理職をなくす。皆一緒。かわりに歩合制の手当を出す。
- システムの方のスペース、東京タワーやベイブリッジが見えたりして夜景がキレイなので、レストランにしてしまう。
- F.E.R.Cの単行本を読んでいたら、自分は何かの微量元素がたりないのではないかという気がしてきた。すぐその気になる。ホントの理由は睡眠不足以外の何物でもないだろうけど。それにしても多種多様のストレス症状、知らないものもいっぱいある。想像が膨らむ。
サンドイッチ症候群:いたばさみ?
朝刊症候群:いちばんに読まないと気が済まないとか。配ってくるのを見張っちゃうとか。
飛行機雲症候群:夢想中? 飛んでいきたいのとは違うだろうな。
国際問題症候群:キルギスとか東ティモールとか気になってしょうがないのか?
持ち家絶望症候群:無縁だ。リストカッティング症候群とか吐きダコ症候群とか笑い事じゃない症状まで挙げられている。もちろんすべて笑い事じゃないけど。でも100種類以上あるとなると、自分もどれかに絶対当てはまると思う。
- 1日経って、じわじわと猫丸先輩がとても好きになってしまった。とか書くと彼が誰か知らない人はあれだな。そして続編を注文するのに、とうとうクロネコブックサービスにクレカNo.を登録してしまった。今まで歯止めになっていたのは代引の不便さだったのだが。
本日購入:『F.E.R.C.極秘調査報告人体不思議解明編』『美天』『$活字倶楽部』
10/25 |
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- 上司と二人っきりで話す機会があった。流れでこんなことをいわれた。
「あなたは頼りなさそうに見える。ぽやや〜んとしているというか。水みたいな空気みたいな、つかみどころがない」
そんなことを言われたのは初めてだ。小言のはずなのだけれど、こりゃ嬉しいな、と内心思って聞いていると
「そういう楚々としたところは直して、もっと押し出しを強くしてもいいと思う」そこ、笑わないように。
- ところで何でそういう流れになったかというと。「主任にならない?」という話を私がのらりくらりと断ったので(とりあえず延期)、じれったくなったんでしょうな。穏やかに話しているものの、心中怒鳴りたくて仕方ないのではなかろうか、と推察する私に「あなた仕事の展望は?」と聞いてくるし。思わず「コンピュータの方に関してですか?」と尋ねてしまった。失敗。別に聞き咎められなかったけど。
展望というのは上から見るものだけじゃないと思うのよ。
私は万事においてスキマ家具みたいな仕事が好きなの。別に桐タンスや豪勢なキッチンなんか興味ないし、そのラフスケッチ書いて職人さんに指示だすだけなんて仕事はやりたくない。
というようなことを婉曲に言うのだが、やはりそれがじれったいらしいのが手に取るように判る。向こうも要領が悪い。こういう霞食って生きていきたいような人間がそちらの望むような展望を言うわけがないだろう。有無を言わさず人事異動して辞めるまで使う。ぐらいの気持ちじゃなくちゃ。まるで他人事のようなこの口振り。そりゃ上司は怒るわ。
本日のおでむかえ:モモ
10/24 |
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- 電車で立っていて、前の席の人の読んでいる文庫の中身をちらりとみたら西村○太郎だった。十○川が出ているので確実だ。そして、そのページの文章はほぼすべて、以下の構成だった。
十○川は、
「ちょめちょめ」
と、いった。
××は、
「ほげほげ」
と、いった。この調子だ。たまに「と、十○川は、いった。」とかが出てくる。英語の教科書あたりでお目にかかれそうな会話文だ。○川次郎も結構この傾向がある(あった。私の読んでいた頃は)。量産のしわよせ。
- 亀戸に出かけたときふと見つけた旅行パンフ。「JAL雪合戦」。スポーツらしい。対戦する場所はコート。フォワード4人バックス3人で対戦。3分間1セット2セット先取した方が勝ち。監督もいる。日本雪合戦連盟なんてのもある。激しいな。
- ゴッホが来る。11/19-1/23。Bunkamura。私は実は絵じゃなくて生涯から入っているので邪道なのだろうけど、彼の魂は今、幸せなのだろうか。とても気になる。実物の絵を見たら、わかるだろうか。
- バットマン2を見る。やっぱりペンギンが可哀想だ。そんな野菜ぶつけられるほどひどいことしたか!?――したんである。もう世の中はばかることなき悪人だ。同じ境遇でも悪に至らない人間はいっぱいいる。彼が間違っているのである。でも同情してしまう。私は万事、加害者側に同情的だ。おそろしいのは、身近な人が被害者であってもこの感情を適応してしまいそうなところだ。自分が被害者という場合の前科はすでにある。キャット・ウーマンは今見るといっそう哀しい。首輪。見えない首輪。私を縛る首輪。会社に裏切られて自分が壊れて泣いている彼女が、痛くてたまらない。
本日の不調:歯