外面如菩薩内心如夜叉

「チャーリーとチョコレート工場」を観た。ネタバレ書かないけど５行下げ。

さ……サントラ欲しい！　ウンパルンパ最高だ！！　超ウケ。腹抱えて笑いました。「ビッグ・フィッシュ」の後にこんなのを持ってくるあたりがもうバートンさんったら野心がないんだからー。デップもキャラクター俳優らしい役で。ダニー・エルフマンもすげえ作曲……（エンディング・ロールを見て）自分で歌うなよ。たとえて言うなら超一流どころが集まってインド映画作ってみました。みたいな。パンフにも書いてあったけど、ビートル・ジュースっぽいノリ。私は大好きだが、ジョニデファンとかビッグ・フィッシュからのバートンファンはいかがなんでしょうか。リスとかセットとか本物ってのが信じられないや。しかしこの映画、匂いがついてたら5分と劇場にいられないだろうな……。最後はウォンカさんはチャーリーの家に嫁入りしたのか？とツッコミたくなるようなラストだったな。

20時台のを観たのに、劇場がすごく混んでいた。開場前にパンフが買えないぐらいレジに並んでた。こんなの初めてだ。ここの劇場、パンフ・グッズ類買う人少ないのに。そういえば高島町駅もものすごく混んでた。レディースデイでもないのに女性ばっかで……（客層を眺めて）……「四月の雪」か！！　初めて見たぞ、よんさま効果！　うぉ、マジで売れるんだなポスターとか！　予告を見て「でももう飽きた頃だろうし、映画は売れないよね〜」と思った私が間違っていました。

帰ってからスケジュールを確認したら、見事に時間帯がかぶっていた。やられた。

今日は精力的に動きました。まず、午前中に荷物を受け取る（大事。６つも届いた）。午後、チャーミングセールに足を運ぶ。今回の目的は、105円のウィダーインとSee's Candiesです。食い物ばかりかよ。全然チャーミングじゃないな。大量のゼリーを家に置いて、ホームセンターへ。どうやらちゃんと三連休なので（次は不明）、木を買った。切ってもらった。パネルカッターってカッコいいな。ぷしゅーって音（板押さえてる）と共に、あっという間にまっすぐに切れる。機械ってすごい。切って欲しい図面は目の方向とかでたらめなので「なってない」と怒られるかと思いましたが、気ぃ良く切ってくれました。爺様でした。萌え。ハンズと同じぐらいの気持ちでいたら、明日には届いてしまうらしい。そりゃあとの２日は出かけられないな……と急遽映画へ。ということで、明日現れなかったら「本に埋もれて死んでるな」と思ってください。

昨日、３時ぐらいに寝ようとしたら、布団に粗相をされていた。12時すぎにうっかりうたた寝してしまっていた時には大丈夫だったのに！　３時に布団はいでゴミに出しました。経験から言って、この手のは綺麗さっぱり捨てるに限る。どうしても匂いが残るのだ。シーツとベッドカバーは買ったばかりということもあり、タイマーかけて洗って朝干した。３時に寝る人にこんなことさせるんじゃありません。

窓開けて寝てたら、泥棒が入ってきた。……という夢を見た。「うわーやばー」と思いながら寝てる。泥棒は猫に「しー」とかやってる。あー、猫刺されたりしなくてよかったー、とりあえず奴が出て行ったらカード止めてー、最近はコンビニがあるからこういうとこ大変だよねーと考えたりしていた。変な臨場感があった。本当に窓は開けていたので、それなりに緊張したというか、６時前に目が覚めやがった。起きてとりあえず財布の中身だけ見たが正夢ではなかった。この行き場のない腹立ちをどうしたものか……。と思いながらシーツを干した。布団、買わないとだろうなあ……。

すごい贅沢な気分になるとき：窓を開けてクーラーつけて寝てしまったとき。普通の時もクーラーつけて窓開けてるとよく風が流れて気持ちいいのだが必要以上にセレブ気分になれるよ(-_-)。

昨日、会社でベルトをぶっ壊した。トイレでベルト締めようとしたら、すっぽ抜け。長さ調整のできるベルトだったのだが、留め金具の部分がバカになってしまった。呆然としながらトカゲのしっぽ切りみたいなパーツを見つめる。左手に金具、右手に巻き付けたベルトで席に戻る自分はとても変だったかもしんない。（ポケットのないズボンだったんだよ！パンツって単語はイマイチ日常語として馴染まないよ！）

猫誕生日。ウェットフードをいつもは半分ずつだけど１コずつあげた。ホントはかまぼこもあげようかと思ったが、すごいイキオイで缶詰を食べていたのでやめた。残念だったね。

選挙も行ったよ。棄権するほどのポリシーは持ってないから必ず行くよ。しかしいつも思うんだけど、あの投票所にいる人たちって、誰？　全員選管なわけはないと思うので、バイトだろうなあ。変わった風体のバイトを集めていたなあ。

iPod Shuffleのイヤホンがとても汚れてしまい、絡みもひどくなってきたので、新しいイヤホンを買いに行った。そこでiPod nanoの実物を見た。……どうやって動くんだアレ……あれに音楽が入って画像も入って再生できるのだったら、カードでたいがいのことはできるのではないか。ICカードなんてけちくさいこといってないでさ。

カフェに行ったとき、フィンエアーの機内食の写真集があったので、皆で見ていた。機内食といっても、ファーストクラスだの、大統領食だの、豪華きわまりない、地上レストランで出てきそうな料理だ。レシピも載っている。それがとんでもないことになっていた。みかけ美味しそうなテリーヌの材料が、豚レバー600g、ラード300g。聞いただけで胃痛になりそうだ。写真上カトラリーだのが４人前なのでおそらく４人前だが、全部で肉が1kgになってる料理もあった。バター250gとか。バターが一箱で足らないんだぜ。ムーミンママの料理の本にのっとって作ったときも、「なんだこりゃあ」という量ができあがったが、どうやらあれはフィンサイズで正しかったようだ。日本食はヘルシーだとか言っている前に、たぶんできることがいっぱいあると思うよ。

先々週読了：『触身仏』北森鴻　新潮文庫　476円

テレビドラマになるらしい。２時間ものだと思われる。そういわれてみると、そんなノリだ。民俗学と言って訪れるからには、古い土地が多くなるので観光案内もできる。うってつけだ。先生は美人、助手は天然ときたら話も動かしやすそうだし。そんなノリなのだけど、民俗学そのものの話は大衆に媚びるわけでもなく、メジャーじゃないネタです。その辺の地味さ加減が面白い。

昨日読了：『写楽・考』北森鴻　新潮エンターテインメント倶楽部SS　1400円

地味と言ったあとにこんなタイトル。でも地味だった。展開が地味なのね。主人公サイドが動いたからといって、積極的に何かの結果が変わるわけではないのだ。結果はすでにある。そこに解釈を施す。なるほど、社会学的学問とミステリは似ているかもしれない。でもタイトル作はかなり派手めできらびやかだった。ガジェットがきらびやか。そういえば狐目さんの名前を出していた。ドラマのせい？　研究に戻る展開のせい？

一昨日読了：『家族の行方』矢口敦子　創元推理文庫　720円

んー、こーれーはミステリじゃないだろう。甘ったれた大人達のお話というか。あり得そうな家族の姿ではある。でもミステリでも何でもない。彼らは何も推理していない。何となく解決……すらしていない。推理だけがミステリではないけど、あり得そうな家族の姿に、無理矢理ミステリっぽさを持ち込んだため、不自然な印象が否めない。レーベルというものが何のためにあるかというと、読みたい本を的確に探せるようにだと思っている。そこから逸脱しすぎの商品は、やはり点が辛くなる。ある意味、ちょっと色気を出した宮部みゆきという感じ。