プリンタのインクが切れていたので買いに行く。こんなに消耗高くてこんなに高いのか。3回取り替えたら新しいの買えるぞ。ヨドバシまで出かけたのだけど、なんだか非常にもどかしい気がしました。ネットで頼んで一発、次の日に届く生活に慣れているからでしょうか。欲しい物が欲しいときに手元にないというのはイライラする。まずい。現代人の批判でよく出てくる「欲望を抑えられない人種」というやつだ。だがしかし、ついでに店も回ったけど、欲しい物なかった。ボーナスの使い道は貯金か……?
家が汚い……溢れる本、本、本。ほぼすべて本。現在の読書キャパを忘れ昔の習慣のまま買いあさるからだ。本棚の半分は積読なうえ、外に出ている本はすべて積読だ。仮に家が広くたって状況は一緒に違いない。
5/29読了:『タフの方舟1 禍つ星』ジョージ・R・R・マーティン/酒井昭伸訳 ハヤカワ文庫 840円
猫好きというところに惹かれまして。「あこぎな商人」とある帯は読了後は意味不明になってしまった。全然商人じゃないぞ。旧時代の遺物の宇宙船にだけ突出したバイオテクノロジーが残されていて、彼はそのオペレーターともいえる位置におさまっている。連作短編の形をとっている。姐御肌のトリー・ミューンのキャラクターがいい。彼女がいなかったら2まで読まなかったかもしれない。爽やかで剣呑。
6/7読了:『タフの方舟2 天の果実』ジョージ・R・R・マーティン/酒井昭伸訳 ハヤカワ文庫 700円
トリー・ミューンがやはりいい。一本筋が通っていて、それでいて情に厚くて。最後に彼女が突きつけられる難題は不当に極端すぎのきらいがある。おそらくタフの提示する解決方法は読んでいる誰もが思いついただろうが、彼はそれを犯罪めいた厳しいものにしている。おかげで主人公タフ、すっかり悪役、というか主役食われている。最後の2文は余韻が残っていいねえ。
6/9読了:『扉は閉ざされたま』石持浅海 光文社ノベルス 880円
デス・ノート……! 倒叙式(コロンボ式)ミステリで、犯人視点で話が進む。いろんな意味でこの話のスタートはデス・ノートではないかと思ってしまう。探偵が罪を暴くのが主題ではなくホワイダニットだな、これは。と最初の方で気がつくと思うので、そうすると犯人の目的もわりとすんなり解ける。何しろ唐突で不自然な話題が一つ出てくるので。それって私も持ってるし、そんな特別なことじゃないと思うのだが、違うのかしら……。犯人の意見が嫌いだなあ。病気もダメだけど殺人犯というのも同じぐらいダメじゃないかしら。しかも探偵役がとんでもないぞ。話としては面白いが倫理としてどうなのと思う作品でした。
結局今週も休みの日以外はすべて終電だった。一昨日新人君に「今日も終電なんですか?」と訊かれた。他の人と「12時に会社出てよく間に合うね」とかいう話をしていたのを聞かれてしまったようだ。やべえ。目標は辞めさせないことなのにー。
だがしかし、本日久々に協力会社さん相手にぶち切れてしまったのは過労のせいではないと思いたい。非は断然向こうにあると思うが、切れたところで何の解決にもならないので次は切れないで笑顔で怒るように気をつけよう(結局怒る)。
行ってきたよールーブル展。混んでた。おそらくいちばん空いていると思われる曜日なのに。これは土日はすごそうだ……。古典主義の絵の肌の光具合がすごい。会場で売っている絵はがきやらポスターやらはあの光具合をまったく表していない。印刷技術を「最悪だ」と思ったのはこれが初めてです。肌だけがこちらに飛び出して見えるぐらいに、100年経っても輝いている。顔料はいったい何なんだろう。衣類の金や赤も素晴らしく美しい。油絵の細密画って近くで見ると筆のタッチとかも全部見えるのに、遠くから見ると透明感があるのがすごいよね。後の印象派とかになると透明感はあまりないように思うんだけど。あと、やはり人物像に対する人間の感覚は、風景に対するそれとは鋭敏さが違うのではないかと思われました。風景部分は何かが違うんだよ。背景であるとかそういうのとはまた別で。何だか無性にナポレオンの伝記が読みたくなりました。
展示は下手な気がする……と思いました。明るすぎないか? ライト反射してるところがあるんだけど。すみっこの方が明るすぎて見えなかったりしたし。壁の色がトリコロールなのはわかるけど合ってないし。ねえ。
ルーブルの後で通常展示の日本人作品を見ていると、「日本人は昔からマンガを描いていたのだなあ」とあらためて思いました。ほとんどの絵に輪郭線があり、写実という概念はあまり見かけず抽象的な形に表した絵が多い。ああ……屏風や掛軸もマンガだと言ってしまうと何てありがたみがないんだろう……。
9時には起きたので、ルーブル後に、WPのラメゾンデピスでランチ食べて、映画観る余裕があった。「ザ・インタープリター」。映画の時間がちょうどよかったのと、国連通訳の働きっぷりが観たかったという理由で選んだので、あまり期待していなかったけども、予想外に面白かった。緊迫感がある。やたら叫んだりやたら爆発したりしないところもいい。えっ、何が起きてるの!?ときょろきょろしているうちに静かに緊張感が高まっていくバスのシーンが秀逸。クライマックスは不覚にも感動してしまいました。どの独裁者も、別に、虐殺をしたいと思って権力を得るわけではないんだよな、と改めて変化の残酷さに思い至る。後から考えると「無理がある……」というシーンはあるのですが、それでも、流れとしては自然で、人物たちも地味さ加減が何とも言えず素敵です。SS同僚の女性がカッコイイ。唯一の誤算は同時通訳として働くシーンがほとんどなかったことだ(笑)。
今日は1時半にお帰りです。明日急遽振休になった。振休を休むためには前の日に倍働かなくてはならないという教訓を含んでいる。そんなフレーズが動物のお医者さんであったなあと思う。どうしてこういらんことばかり覚えているのだろう。
明日はルーブル展に行ってみたいのだが起きられるだろうか。徹夜のしわ寄せがそろりと忍び寄ってきています。
結局寝ないで仕事行きました。ホントは10時からだったのだが、それに必要な書類を作っていなかったので8時目指して。その後は電車でしか寝てないけど、ピークをすぎて麻痺した。そういえば先週は帰ってくると1時だったのだが、そうなると何だか危機感が麻痺してのんびり風呂入ったり飯食ってみたりしてしまっていた。今も寝ればいいのに台所磨いてしまった。でもこの状況で精神的には別に辛くないのが救いだなー。わりと最近精神的に安定してるのはにゃんこのおかげのような気がします。こいつらを膝に載せてでっぷりした腹を撫でていると、何かをイライラしたり明日を思い悩んだりするのが全く意味がなく思えてきます。つーか元々そんなことしないタチだけど。mteraは常に足元しか見てません!!
ぶり大根しようかと思って買ったぶりのあら、この季節にそれもうざいと思って野菜類と炒めてバルサミコで味付け。美味い。最近料理をするとレポートしてますね。今まで如何に料理してなかったかありありです。
ところでびろーな話で申し訳ないですが、大量の野菜食べ出して確実に不健康になった面がある。べんぴ。私はどうやら食物繊維を摂りすぎるのはよくないタイプのようだ。茶も大量に飲んでいるし(単に好きだから)、毎日カップヨーグルトを食べている(単に好きだから)。それでもべんぴ。げっぷとも関連があるのだろうけれど、救いは肉魚をほぼ食べてないのでげっぷが臭わないところでしょうか。イベントごとがなければ食べて日に30gくらいかなあ、ハム類かシーチキンで。肉、特に牛を食べると覿面にすべてが匂い出すような気がしませんか。重ねてびろーな話でスミマセンが。
ところでこんなサイトまである。便秘人口はどれぐらいいるのだろう……。