外面如菩薩内心如夜叉


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2005/02/05(土)

終わらねえ!! 猫を予防接種に連れて行った後掃除して準備整え15時からひたすら見てるのにようやく3枚目が終わったところです(24時)。そもそも映画本編だけで20時になった時点で何かがおかしい。こんな映画を3編連続で劇場で観たいと思うなんて間違っている。さらに観たくなってる激しい間違いっぷりだがな!




はい、ネタバレ5行前〜。




その原因の第一はサルマン様だ。このシーンはなくちゃだろう、やっぱし。映画館でアオリ&サラウンドボイスで観たいなあ。敗者のくせに威厳たっぷり。やっぱりこの手のサーガには不吉な予言者がいる方がいい。というかこのシーンがあるかないかでその後のセオデン王の呟きとかガンダルフの呟きとか全然意味が違っちゃうじゃん。サルマンの毒が染み込んでいる。このときのガンダルフと馬王の表情が頼りなさげでかわいい〜〜。セオデン王の見せ場が増えていて萌え萌えですよ! グリマにかけるお言葉の優しいこと! そりゃ刺しますよ、ずっぷりとな! セオデン王萌え〜とか騒いでいるのがお見通しなのでしょうか、住民手帳はローハンでした。

ギムリの追加も多くてふふふだ。全体的にかわいげが増幅されてたギムリ。えっ、ちょっと、エルフの背中に隠れていいの!?みたいな。あの両手飲みはどうなの?ドワーフとしてそれは普通なの?人間のジョッキだからでっかいのかしら。そういえばこの飲み比べで「意外な結末」といってる紹介をどっかで読んだが、全然意外じゃなかった。アレがスランドゥイルの息子でさらにスランドゥイルがどんな王だか知っていると「絶対ザル。むしろ酒と聞いて陽気にならないところが違和感だ」と思うが、普通は意外な結末なのか? その後の寝顔がかわいー。倒れてるピピンのそばでぐっすり寝ているのを見つけてしまいました。mteraのピントは間違ってます。しかしあの酒、多分馬乳酒だろうな。くさそー。死者の道もギムリ追加多いな。お化け屋敷に連れて行ったらさぞや楽しいことだろう! 頭蓋骨の海は絶対にPJが考えたに違いないと思ったらその通りだった。悪趣味〜後でギムリの夢に出てきただろうな。お化け屋敷でやりたいことを超越です。死者の道前後でサービスショットがいくつかあったな。どこだかはそれぞれの嗜好に合わせて胸の裡にしまっとけ。

夢といえばエオウィンが大波の夢を見るのは変じゃないか? 彼女は海を見たことがあるのか? エオウィンの追加はかわいらしいけど説得力はない。そんなあっさりと。ファラミアも立ち直り早っ。エオメル号泣がエオウィンに対してだとわかってびっくりしました。考えてみればエオメルは損してるなー。小説ではかなり出番の多いいい役どころなのに、映画は渋面ばっかし。戴冠式まで渋い顔してるもんな。
前半ディスクは未公開が入ることで流れが良くなってました。後半のフロドルートの追加はバランスが悪いなー。喧嘩を装うシーンでは「元気だな」と思ってしまいました。ファラミアがらみの追加がかなりいい。あ、あとサウロンの口。不気味。このビジュアルでサウロンの口。サウロンの腕とかサウロンの足とかいたりして。サウロンが肉体を取り戻す暁にはナズグルが合体したりして。

特典ディスクその1の感想。ミナスティリスに住みてえええ! 中つ国でもあそこなら住めそうな気がする。あらゆる悪徳を抱えていそうな大都市。退廃が支配する喧噪の街で、仕事後の一杯のお茶とかささやかな幸せを守りつつ暮らしたい。あとすごーく印象に残るのは、リチャード・テイラーがすごく出世しているようだ、ということ。1の特典では出ずっぱりで嬉々としてWetaの仕事の解説をしてたのに、ほとんど出てこない。実際そういう話が出てくるんだけど、それよりも仕事の中身を語る場にいないのが印象的。職人的でまるで外国人みたいなわかりやすい英語を話していた彼。不在による強調。衣装のナイラとかはずっと出てくるのにねえ。というか一般人が裏方の名前を普通に覚えてる変な映画。評論家ってのは反対意見を述べたくなるように喋るのが仕事に違いないと思いました。ジョン・ノーブルは何処の小父様ですか!超萌え! あとびごの馬えぴ。馬をプレゼント? セレブって……。そして叫びましたよ。旅の仲間その後映像があるなら特典に入れとけよ!! 働くドワーフと遊んでるエルフ! ローハン王になったエオメルとかバカップルくさいファラエオウィン夫妻とか出ないのか!

あと1枚の特典はまた今度。しかし音声解説コンプリには20時間かかるのか……。

ロンドンキャストの「オペラ座の怪人」サントラを借りました。おんなじだ! こんな細部までおんなじ筋だとは。Think of Me以外はエミーの方が好きかなー。低音がエミーの方が澄んできこえる。あと怪人。映画は賛否が分かれるだろうと言われていたが、なるほど。かなり違うが、映画の方がワイルドで好きだな。そして最大の収穫、英語スクリプト(フル歌詞含)がついている! 日本語版には日本語歌詞しかついてなくて悔しかったのよ。何のために11年も英語を習ったかというとこういう国境を越えた萌えを適切に処理するためだ!(断言)

2005/02/03(木)

昨日の振替で本日早帰り。携帯でアカウント調べたところ、SEEはやっと今日発送になっていた。今日ならまだ届いていないということで街へ。新星堂にサントラ通常版が入荷されていたので購入。で、高島町109シネマズのレイトショーでリピーターしてきました。……いいなあ。109シネマズ、寄るにはすばらしい立地だ。終わった後15分で帰れる。すいてるし。今回はぼけてなかった。音は悪くないけどおとなしい優等生な感じだ。前回新百合で見たけど、ワーナーマイカルは全体的に音がでかすぎるぐらいでかいんだよね。音圧を感じるぐらい。スクリーンも見上げる席が多いので圧力を感じる。むしろそのぐらいの方が映画観た!って感じがする。後ろ目のいい席だったせいもあるかもしれないので、次に行くときは見上げる席を希望してみましょう。会員カード作ったのでタダ券1枚もらった。アメリカでこけた「アレキサンダー」を観るかなー。

怪人はクリスティーヌの腹をなで回しているが、見かけのエロさの割になでている本人はそれほど楽しくないのではないだろうか。あの下は鎧のようなコルセットに違いない。

ロイズの生チョコ食べながら観てたら半分以上残っている箱を落っことしました。拾ったけども床はココアまみれだろうなー。……ごめんなさい。

昨日受取:『狐罠』743(120)『狂笑面』514(100)

2005/02/01(火)

チョコばっかし食ってます。やっぱ1個200円もするチョコは美味いなあ。あの1個ずつ選ぶチョコ、最近好きです。ケーキの量が食べられなくなってきたので、紅茶のお供はもっぱら高いチョコで。

Amazonから発送通知がきませんー。新星堂で売ってるのを横目に眺めてきました。くそう、早く(っつっても22時)に横浜に帰ってこられるとわかっていたら注文するんじゃなかった。3月が次の山場の本番なので絶対早く帰れないと思っていたのにー。

2005/01/31(月)

公式サイトのBGMを流していますが、クリスティーヌは顔が見えない方がいいですね。いや、顔は大好きなタイプの顔なんだけども、幼げでやさしげすぎるような。声だけだと若さが見えなくなるので、何となく安心して聞いていられます。最後の舞台は結構迫力なんですけども。てかあの舞台はいいのか。ヴィクトリア時代(フランスだと何時代になるんだ?)なら大いにありそうだとは思うんだが、脱がずにエロエロ。あの舞台、最後までかかったらきっと大ヒット間違いなしだっただろうなーと思います。

朝のお目覚め曲にするなら1枚組CDも買っていいな、と思うんですが、売ってません。ネットでさえ最低3日待ちです。2枚組の方なんかオク統計で足元見やがって!というお値段になってます。明後日の早帰り、さてどこに行くかと映画館のページを回ってスケジュールを洗ってます。高島町で見るかなー。カンフーハッスルのときにピントがぼけてたのが気になるんだけども。フィルムじゃないくせに何でピントがぼけるんだろう。

2005/01/30(日)

以下、話は有名なので公開直後ですがネタバレです。


「オペラ座の怪人」を観ました。……震える! 凄い。素敵すぎます。冒頭の、シャンデリアが過去へ誘う場面でもう魔法をかけられる。テーマと共に蘇る過去の鮮烈なこと! 美術技術音楽の粋を集めた画です。あそこ観るためだけに3回ぐらい通ってもいい。そんな目玉場面を予告に流すなよ! 行く前に見なくてよかったとつくづく思いました。地底湖での音楽と美術もマスカレードの音楽と美術もPoint of No Returnの音楽と美術も繰り返し観たい。私としては前半の地底湖に行く場面の、音楽と声に魅せられているとこが好きです。魂を持っていかれる美が存在する。「アマデウス」とか「薔薇の名前」とか同系統だと思うんですが、世界中全部を裏切ってでも才能や知識が欲しいと思うエゴイズム、それが怪人であり天使であり、音楽を愛する人(やその他芸術学問を愛する人)すべての心に存在する、いう解釈が好きなんです。だから恋〜前面に押し出した後半よりも前半が好き。それで行くと雪降る中のラウルとのシーンはもう少し葛藤が欲しいところ。でもいい。最後怪人への愛をクリスティーヌが認めてるところが良かったので。ラウルが完璧に怪人に負けている。ドン・ファンでのラウルは寝盗られ男そのものって感じ。ちょっとあまりにも可哀想です。でもまあ怪人を選ぶよね、やっぱしね。客観的に描写すると現代ではアレはアイドルオタクのヒッキーと呼ばれる人種じゃないかって気がするけども。でもタイトルのあの字にも惚れます……。

横浜のすべてのCD屋を回りましたがサントラが売ってません。皆考えることは同じか。初回限定版が欲しい。負け犬と呼ばれる人間の経済力と理性に欠ける豪快さでオークションで落としてやろうかと思いましたが(軒並2倍値超えてます)、とりあえず三大都市圏外の人に探してくれと頼む。どれぐらい興奮したかというとですね、「英国に行って生演で観てえ!」と本気で思ったぐらいです。着メロも落としました。迷ってる人は是非映画館で観てください。映画館じゃないとダメです。音がいいところでどうぞ。

本日読了:『五人姉妹』菅浩江 ハヤカワJA文庫 700円

うーん、連作短編に較べるとイマイチ質が落ちる気がします。説明くさい。心理を語らせる以外の方法で描写してこそ小説だと思うけど、短編一本ではそれが難しいタイプの人なのかも。でも博物館惑星シリーズが入ってるし、AIターミナルの話が入ってるし、連作短編の番外編として結構買いかなー。

本日読了:『TVJ』五十嵐貴久 文藝春秋 1800円

ダイハード。すべての意味で。ぱくりと言ってもいいぐらいだ。主人公が経理OLってことで変に体力使わせたりはしてないので不自然ではないんだけども。設定がイマイチという気がするんだよなー。もっと深みを持たせることは可能だったのに、そうしてない。たとえばOLを結婚迷ってる人にするとか、もっと軽い若いOLにするとか。まして29歳ならば賭けてもいいが洋服の破損よりも肉体の破損に腹を立てる。元に戻らないからな。ジムでも行ってない限り、1時間もじっとしてれば体力の衰えを痛感するのでは。そういう肉体的感覚が全くないのであまりリアルさを感じない。警察が情報の裏を取らないのも気になる。すらすら読めて面白かったけども。


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