外面如菩薩内心如夜叉


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2004/12/25(土)

今日は荷物が3つも届きました。母親からも荷物が届いた。果物だらけ。年末〜正月仕事はなくなったのだが、食べ物がいっぱい来てしまったのでおせちを作るという選択肢はなくなりました。

か、かわいい。→全身タイツの格言

「インディ・ジョーンズ」3とおまけディスクを見た。3はやっぱりコネリーがらぶりーだよねえ。思いっきりヒトラー生きてるじゃないか。全然覚えていないのな。最後の遺跡は行ってみたい遺跡じゃないか。いやホントに覚えてないよ。トリより悪い頭だ。おまけディスク、なんだこのスピルバーグのかわいらしさは。心に半ズボンの少年がここにもいるよ。大人キー君がピンで出てきて「ふふふ……」と満足の笑みを浮かべました。成長すると身も心も腐りきった大人になり期待を裏切る子役が多い中、彼は苦労したのか、清楚な大人になってますよね。1で最初に死んじゃう案内人がモリーナ(Dr.オクトパス)だと知りびっくり。昔は精悍だったんじゃないか。ハリソン・フォードが今4をとるのは無理がありそうだなあ……。

今週読了:『セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴』島田荘司 講談社ノベルス 760円

奇想というほどのものではないな。御手洗シリーズは奇想とほのぼのの二つにわかれていて、短編はほのぼの狙いが多いのだが、1冊といっても中編分量のこれはほのぼの狙いなのか。島荘は意外と子どもを出してくるが、皆大人びた聞き分けのいい子だ。本編よりも枕部分の方が興味深いかもしれない。期せずしてクリスマスシーズンにクリスマス物を読みました。

23日読了:『新選組副長助勤 斎藤一』赤間倭子 学研M文庫 590円

今でこそ齋藤一は新選組で人気のあるキャラクターだと思うが、昔はそんなことなかったらしい。で、その人生を描いた本。彼は生き残り組で、実際のところ隊士でないときの人生の方が長いのだが、どうだろう、いくつも名前を持つ中で齋藤一という名が大きく残っているのはどんな人生だろう。三谷の新選組が脚色が大きいのは知っているのだが、それでも史実を推測して書いているこちらの斎藤視点の新選組に大きく違和感を覚える。一緒に寝起きし人を斬って切腹もさせて駆け上りそして墜ちた人間の視点として、納得いかない部分があるのだ。もしくはそれこそが齋藤は武家出身であるという証なのかしら。文章は淡々としていてすぐ読めます。

本日読了:『聖なる死の塔』黒崎緑 講談社文庫 580円(ブックオフ100円)

積読してあった。しゃべくりを書いた人とは思えない、流れの悪い文章だ。句読点の位置が普通の人の話し位置と違うのだ。話は昔の少女マンガホラーみたいな感じです。一応ミステリに収束しているけど、凡作にもならないかなあという印象。

2004/12/24(金)

会社に行ったら、昨日、私が帰った後に「障害発生!!」の一報があり、全チームにおいて呼び出しを食らった人間多数、と知った。私と一緒に働いていた同じ課の人は、昼間は余裕で「帰ったら娘(4歳)がケーキ作って待ってるんだー♪ 新車買うんだー♪」と浮かれていたのだが、2時にタクシーで帰ったそうだ。で、朝9時にはもういた。今日も早帰りと称してそれでも21時のお帰りでした。娘さんには会えたのだろうか。あと30分いれば確実に自分も午前様コースだっただろう。業務的に戦力というジャンルの障害ではないが申請や検証のすべての雑務が待っていた。危なかった!という気持ちと悪かったなーという気持ちと半々ですな。

で、今日は普通に23時に会社を後にしたところ、世間様がクリスマスだったということがわからないままクリスマスが終わってしまいました。猫にぐらいはごちそうを、と思って買ったハムが思いの外美味しくて一人と二匹で5枚食べ尽くしちゃいました。

この土日は買い物をしなくちゃいけないものもなく、引きこもるぞ!とウキウキしています。これで素でウキウキしているあたりが割と。何といっても寒いんです。会社に行く以外あまり外に出たくないんです。あたたかい部屋でだらだらとDVD見たり風呂入って本読んだり猫にまみれて昼寝したりする以上に幸せなことはなかなかありません。何だか年々寒さに弱くなっている気がします。未だに布団はアクリルマイヤー一枚で過ごしてるんだけども。

2004/12/23(木)

ムーカフェリベンジ。

主役なのにトナカイコスプレ。っていうところがムーミンらしいかもしれない。mioさん、みかりんさん、pepinoさんとムーミン納め。雛鳥とチーズフォンデュとクリスマスハムとオードブルとケーキ食べました。食べ放題のパンが付いてくるメニュー(今日は雛鳥がそれだろう)とオードブルを一緒に頼むとそれだけで結構なボリュームになる。ムーミンのような腹になって帰ってきました。みかりんさんにムーミンと署長さんをもらいました。わーい。あとハウスのみ。

美味しかったけど食べ過ぎて今気持ち悪いです。最近かなり胃弱っぽくて、食べる→気持ち悪い、という図式ができあがっており、だんだん食事が嫌いになってきています。学習ってコワい。

あー、中つ国のゲーム来ちゃったー(まるで天から降ってきたかのようないいっぷり)。

今日は午後から仕事でした。明日も本番立ち会い有りで確実に9時半を過ぎる予定。会社つとめのカレンダーは、テレビの中の世界とは別に動いております。

2004/12/19(日)

いりこに教えてもらった楽天のドラッグストアでトイレ用漂白剤タイプ洗浄剤を購入。3000円で送料無料、いいなあ。他にもいろいろ買ったので3000円なんかすぐだ。日用雑貨もネット購入、決まりです。→小林製薬創快ドラッグストア

「インディ・ジョーンズ」の1と2を見た。……ヒトラー?? ナチネタということは覚えていたけど、ヒトラーが生きてる頃?? そういう時代設定だったのか。知らなかった(をい)。よく考えると1なんか字幕で見たの初めてかもしれない。テレビでよくやってたからわざわざ借りないよねえ。ホントにジョンRD出てるや。いい人だ。1も2も結構人死にまくり、1なんかスピルバーグっぽくないグロもある。今見ると誤解に充ち満ちているとつくづく思う。ドイツ人やインド人は怒らないのかしら……。日本人がキルビル見てわはははと笑っているのとは違うような。1の女の子が可愛い。と思ったが、imdbで調べると映画の時点で30じゃないか。化けるなあ。

NHK教育で第9やってた。指揮者がちょっとホプキンスに似ててカッコイイ!

12/16読了:『悩み多き哲学者の災難』ジョージ・ハラ/対馬妙訳 ハヤカワNV文庫 940円

騙された! 帯に「少女失踪事件を、皮肉とユーモアで描いた思索的サスペンス」とあるのだが、話は中年の危機に終始している。ネタばらしますが、少女失踪事件の真相はわからずじまい、ユーモアはなく、同僚や学生だけでなく妻や子どもからも疑われる主人公の状態を描くので(しかし彼は積極的な行動を見せない)通勤時に読んでいると大変ツラかったです。最初からこういうタイプの本だとわかっていて読むのならかまわない質だったとは思うんだけども。

12/18読了:『飛蝗の農場』ジェレミー・ドロンフィールド/越前敏弥訳 創元推理文庫 1060円

あ、この人『ダ・ヴィンチ・コード』の訳者さんだ。サイコもので、テンポ良く読めました。解説の難しい本だけど、依存的な女性の姿を自然に書いてますね。迷いと決断に無理なくついていける。実は途中までサイコものだということもわからないのだけど、そういう状態でまるでロマンス小説ばりの展開でも飽きなかった。サイコ全開になったときは驚いたぐらいです。一つもっと驚いたのは、すいません、と民家を訪ねて撃たれても悪いのは訪ねていった方なのが全員の常識として問題にもされないところです。それがある意味サイコよりコワい。

12/19読了:『生贄を抱く夜』西澤保彦 講談社ノベルス 840円

西澤氏は変な設定と変な名前を作り出すのには日本で五指に入ると思われるパズラーですが。そのかわり、推測に終始する話が多い。このシリーズ、本編は何だかスゴイことになっていたかと思うのだが、今回はサイドストーリー的。その本編に較べればよっぽど素直な設定だなあと思う。ただし悪意に関してもやっぱり「人間嫌い?」って言いたくなるぐらい、救えない感じだが、最後に読後感のいい話を書き下ろしてきたあたり、憎めない。


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