若い子が「観てみたい!」と言っているのを読むと、初演を劇場で観てパンフも持ってる、DVDも購入しておりしかも2本(1本は友達にあげた。クリスマス版といって発売された特典の多い方を保有)、監督の描いた絵本も持ってる、ゲーセンで取ったアイテムもいろいろ持ってた、などという経歴の私はすごく歳を取った気がする「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」。ちょっとうらやましい。今度のリマスターはパンフ買おうかどうしようか悩んでいるところ。観ないけど。DVD買うかも。
コンピュータ本売り場に行ったら京ぽんの本が平積みされていたのでうっかり買ってしまった。ネット上の情報は見ているので必要ないのに。しかし読んでみて思う、これは在りし日のMacユーザーと姿がダブる。イイ!と思ったツールに入れ込み、足りないところは自給自足。その自給自足っぷりがまた愛着を促進する。自分のスタイルに合ったツールを選ぶのではなく、ツール至上主義。自分が何故京ぽんに走ってしまったのかすっかり腑に落ちました。ということで昔を思い出し、高速化だけでなく京ぽんカスタマイズに励もうかと思います。
11/5にネイビー発売してたんだー。ていうかアレ、ネイビーだったのか。
おなかがすいて動けなくなり、慌ててごはん食べて満腹になりすぎて失神するように寝てしまう。そんな欠食児童みたいなお休みの日のごはんの食べ方。
本日読了:『アイオーン』高野史緒 ハヤカワSFシリーズJコレクション 1900円
年代記かな。古代に超絶文明があったという設定で中世以前の魂の放浪者を描く。『ムジカ・マキーナ』等、作者はオーパーツが好きなのだなあと思います。この信仰の放浪はどちらかというと科学文明ありきの意識のような気がする。真実こそが貴いというのは科学主義ではないのだろうか。信仰と「それが真実だと信じる」ことは全然違う。信仰を描いているはずなのに、感覚的にそれは信仰とは違うのではないか?という気持ちが離れませんでした。S.P.Q.R.が現代ネット掲示板のわかりやすすぎるパロディ。全体的にもう少し消化が欲しいところ。
初むーびー。
はたしてこれで見えているんでしょうか。一応自分は見えます。非常に重たい週となってしまいましたが玩具を手に入れて遊んでいる子どもだと思って勘弁して下さい。
昨日読了:『ゆめつげ』畠中恵 角川書店 1400円
時代物のほほん路線で行くことに決めたのだろうか。味のある世界を作っているのでいいけど。最後の夢告の能力に対してどうしても書きたくなるのだろうがそれはやらない方がよかったのにと思わずにはいられない。中途は人情物に世相を絡めてうまくほろりとさせているのにどうにも通俗的な色気を出してしまったようだ。弟くんの存在意義が見いだせないのでシリーズ物にするのかと思ったが、この色気を出したがためにそれも難しい感じがする。売れ行きからすると結局シリーズ化するだろうなと思うけど(ネット書店でことごとく速攻品切取寄となった)。
「笑の大学」を観た。舞台版は再演のときのをテレビで見ている。もちろん近藤芳正/西村雅彦だ。あの完成度は上回れないのでそれは期待していない。意外だったのは違和感というのなら稲垣よりも役所広司の方が大きかったこと。今回映画のために脚本を書き直したそうだが、それでも「ちゃんと数えているんだ。83回も笑ってしまった」「実にくだらない。くだらないけど面白い!」などの台詞回しは西村雅彦のための台詞に聞こえる。役所広司もうまいけど彼の演じる向坂は普通の人だ。笑わない人には見えない。パンフを見ると映画なので向坂視点のシリアス方向に修正したらしい。「椿は神様、劇中で何も成長しない」からだそうだ。そのせいか椿一の方がはるかに精神的優位に立っている。たとえば舞台を訪れたとき、仮に楽屋に顔を出してしまったとして椿は大変嬉しそうに愛想を振りまくだろうが、向坂は他に仲間がいっぱいいる椿を見てショック受けて不許可出しそうな、それでも椿は挑戦するだろう、そういう感じ。友情が対等ではない。最後も舞台版と違うね。後は監督特有の演出なのか、差し挟まれる回想映像みたいなのはない方が良かったなあ。笑えるししんみり感もあるし、映画の出来はよいと思います。舞台版見てなければ出ない文句ばかりだけど、どうしてもアレはなあ、越えられないよなあ。
昨日読了:『アルファベット・パズラーズ』大山誠一郎 東京創元社ミステリ・フロンティア 1500円
ううううううん。文章および設定はちょっと昔っぽいが端正で悪くはない。ただし本格なのに設定が荒い印象がある。荒くても力強いと気にならないで読めるんだけどねえ。まず最初の2編だが、あり得ない。イギリスの時代物ならありだが、現代日本警察がそんなものを見逃すはずはない。最後の中編もまずあり得ない。何があり得ないってまず銀行のお金の用意の仕方。ないんじゃないか、これは。そして1億円の使い道。心理的にそれはどうかな。その立地では1億円では無理、さらに借金が必要になるだろう。まさか作者もキャッシュでそれができるとは思っていまい? アイデア自体は悪くないがそれが走っちゃってる。世間を知らない青二才が書くとこんな感じの推理小説になるような気がする。
オークションで切手可にしていたら、60円、62円、41円切手で送ってきやがったわ!! 高額だから職場からぱちってくるのかと思っていた(それも問題)のに!!
郵便局でお金おろしたら、新しい1万円札が入っていました。裏側殺風景だ。鳥が1匹になってしまいました。この秘密のありそうな空間には何があるのだろう。絶対何か偽造防止技術があるよね。そう思って見に行ったらやっぱりそうでした。そういえば、1世代前のお札には目の不自由な人のためのでこぼこがあるというふれこみだったが、今回はどうなったのだろう。それにも回答あり。ところでお札の模様を見ると、昔子どもの頃にあったお絵かき用の玩具を思い出す。菊の花みたいな形で、花びらの部分に穴が空いており、そこにエンピツを差してぐりぐり回して描いていくと幾何学模様ができあがる道具。一度も巧く描けた例はない。お札描く人はアレのプロだな……。
お札って、今まで見たことのある中ではその国を代表とする建築物とか動物とか載せてることが多いんですよね。そう考えると1ドル札って気持ち悪い意匠。未来にヲタク立国となった日本のお札の肖像画は手塚治虫ですか。
はじめてY!の動画を見たいと思いました。くそう、この条件ならホントは難なく見られるはずだ。環境チェックするなよ。チェック抜けるように設定し直さないと!!
小田原さかなまつりに行ってきました。
トップの写真はもちろんマンボウ。さわるなと書いてあったけど、ぽちっとこっそりさわってしまいました。もう一生マンボウに触ることなどないと思います。
左から
1.オオワニザメ。顔が人間くさい。
2.マンタ。悪役くさい。
3.見えてるトコ全部あたま。
4.サメー。こわいです。大きい写真も用意してみました。こわいですよ。
氷の彫刻とかやってました。普段魚冷蔵するのに氷使ってるからって彫刻ができるようになるのかどうかは謎です。
これが→
こうなる。
マグロの解体ショーや太鼓とかもやってました。太鼓カッコいい。そして魚や練り物が安い。いっぱい買ってしまいました。一人暮らしのくせに。宗田鰹ビニール詰め放題200円。重い。死ぬほど。3匹友達に押しつけたがまだ手元に3匹。市場でもらったレシピ通り、シーチキンみたくしてみたが、どんぶり山盛りいっぱいできた。久々に魚の三枚おろしなんかやったよ。包丁があまりに切れないので出刃出してきました。骨の痛い魚でした。あと、鯛やアジの干物6枚で500円。全部冷凍した。なんか生っぽい干物だったので、冷凍するのがすごくもったいない気もしたが。練り物ができたてで超うまそうだったのでこれも5コで200円とか購入。さらに、野菜やみかんも格安で売っている。里芋1袋100円、みかんS1袋200円。里芋は鰹半身とレンジでチン料理してしまいました。
その場で婦人会が料理してる焼サンマとかイワシの天ぷらとかが超おいしそうなんですよ。実際イワシ美味でした。タコ団子とかも食べました。なんか手作りっぽい小さいおまつりなところが素敵でした。むちゃくちゃ楽しかったです。久々にレジャー!!って感じでした。町はとっても閑静です。
予定通り帰ってきて、マンションの定期総会へ。理事会と勘違いしていたが、定期総会。区分所有者に議決権があるやつ。出席は15人。これもすっごく面白かった。一人やばげな雰囲気の方がいらっしゃり、最初お名前が「今○」と聞こえたのです。……あの一躍有名になった上目遣いの未成年の彼と親戚でも私は驚かない。と思った雰囲気の方だが(実際顔も似てたんだよ)、名字は実は違っていた。彼が管理費を払う払わないでもめてて裁判沙汰にもなって判決が出たにも関わらずまだごねている。すっげー面白い。そんなこと自分と全く縁がなかった世界で、周りの年配の役員たちや管理会社の人がすごく持て余してるのがわかる。にもかかわらず雰囲気がのどか。まるで三谷の喜劇だ。会社にいると大体同じような反応をする人しかいないのだが、世の中いろんな人がいるねえ。