外面如菩薩内心如夜叉


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2004/09/25(日)

いくら寝ても寝足りない。今、ソファベッドをソファの状態にしっぱなしだからだろうか。起きると背中が痛く、疲れているのだ。ベッドの状態にすると狭苦しいのでこうしているのだが、どうもよろしくない気がしてきました。お店で見たところ、幅80cmでも囚人のベッドのようには見えないことがわかったし、ベッド買おうかな〜。

あ、まずい。明日は講習会の日だ。ちなみにテスト勉強の会社提出の計画はあっさり放棄、15日間でやろー(つまり10月から)という予定になっております。最近記憶力が衰えているんだけどもねえ。

今、「しょうじ」と打って変換しようとしたら、変換文候補に「正直者が馬鹿を見る」とあった。おいおい、Justよう。

昨日読了:『装幀列伝』臼田捷治 平凡社新書 820円

う、うるわしい……説明に出ている装幀全部カラー口絵で見たい。カバー買いをしてしまうことがある(というより多い)人間にとってはよだれが出そうな説明ばかり。装幀の歴史を編集装幀、版画家装幀、デザイナー装幀、自装などなど流れに沿って解説。長所短所歴史がわかりやすくなっています。自分の好きだったデザインが「杉浦イズム」と呼ばれる流れであることを初めて知った。この装幀が好きで一時期工作舎のノンフィクばっかり買ってたよ……。さらに、現在の装幀シーンを語る場面では知ってる本ばかり出てくる。やっぱり本のデザインは重要だよねえ。

2004/09/24(金)

三井住友から、「振込お知らせメール、今お申し込みなら半年間タダ!」っていうメールが来て「金取るのかよ!」と逆効果を発揮です。振込手数料も上がるし、足洗いたいわ〜。同一支店内のキャッシュカードATM振込に手数料かけたい気持ちはわかるのね、昔と全然違って意味ないからね。でもなんかイヤだよな〜。お金も貸してくれないくせになあ。

最近、夜勤務のJR女子社員をよく見かける。何か法が変わったのだろうか? 本日23時の新幹線改札周りなどすべて女子社員であった。最近は酔っぱらいも少ないからいけるのかもなー。

「少女に何が起こったか」とか「スチュワーデス物語」とか「乳姉妹」とかDVDになるんだねー……。「うぉっ、なつかしい!」と思う世代が最も使い道のない金が余っているのだろう。いや、私は買いませんよ。たたんたたん〜だだんだだん〜♪(さて何の曲でしょう) 買いませんてば。

2004/09/23(木)

調子よく泊まり勤務をしてきましたが、今日昼頃まで復活できず。

「アイ、ロボット」を観た。……そんな話、俺の生まれる前に手塚治虫が描いておるわ!!! は、恥ずかしくないのか、今時そんな。だいたいアシモフのロボットにおいて三原則しか持っていないロボットの陥るジレンマはそうではないのだ。そのジレンマ解決のために0条が呈示される。そして0条を持っているロボットの方ももっと巧妙で、二種類の方向性が示されている。アシモフが観たら泣くぞ。まだA.I.の方がマシ。全然マシ。だいたい何、あのNS-5の能力。家庭用ロボットにビルの窓を這い登る能力を与えて何かいいことあるのか。そんなずさんな生産計画であんなビルが建つものか。もっとさー、工業的なアプローチを持ってロボットを考えてよ。三原則って工業的なお約束なんだよ。そんなキャラだったらキャルヴィンの名前も使わないでほしかったなー。ロボット心理学博士でもなかったしー。

人型ロボットが出たとして、最初に深刻な問題になるのは、たぶん、『嘘つき!』の方向だと思う。いつだって、間違うのは人間なのだ。

「ヴァン・ヘルシング アニメーテッド」を見た。スピード感は実写の方がある。ってどういうことだ。声が本人たちなのが嬉しいですな。ハイドの声がハグリッドだ。そうだったの? アニメだけか? カールが女装していたよ。よかったね、映画でやらされなくてね。世紀末ロンドンにぞくぞくする人間の、もう一つ好きな話を絡めてきています。メイキング、伯爵は役の扮装の方がカッコいい。私が黒髪ストレートロン毛の役が好きなだけだが。女の子は赤毛が好きなんです……ノリノリな花嫁カワイイ。実は映画観たときから似ているとは思っていたのだが、あまりにも性格が異なるため「まあ違うだろう」と納得させていたところ、メイキングで言葉に出されて改めて思う。このキャラはDじゃないのか……?

ヴァンヘルで最も奇妙な設定は、感染の恐怖をもたらすのが吸血鬼ではないところではないか。

「薔薇の名前」を見た。やっぱり好きだ、この映画。中世ばりばり、師匠は書痴。火の中でのあの表情を見るたび、やっぱりコネリーはグレイトだ、と思います。火事の中に稀覯本が!なんてシチュエーション、絶対遭いたくありません。今見ると異端審問官も巧いなあ、ってサリエリの人なのか! 知らなかった。初めてメイキングを見て、修道院の外身がセットだと知る。あれがか!! 絶対ロケだと思っていた(よく考えると焼けてるんだからそんなわけはない)。うーん、修道院だから質素なんだが、ゴージャス。『薔薇の名前』、もう10年も積読のままだ。いつか……と思って引っ越しても持ち歩いています。

火曜日は予告通りいりこのとこへ遊びに行きました。おうちは赤ん坊色が出ていました。赤ちゃんはかなり大きかったです。きっと次に会うときはもっともっと大きくなっているのだ。子どもがいると年月が流れるのをこのうえなく実感するだろうなあ。

火曜日は部屋の掃除もちょっとした。文房具、と書いてある段ボールを開けてみた。高校時代の絵の具が入っている。使えませんよこんな絵の具!! またもや発掘作業と化して、段ボールは消え去りました。今日は今日とて賞味期限が2003年の海苔(未開封)を捨ててみたり。そんなんばっかし……。

プリンプリン物語のCDが届きました。「誰にだって取柄がある〜♪」のメロディが全然違っていることに愕然とする。いちばん好きな歌なのに!

いつだ?読了:『Q.E.D.鎌倉の闇』高田崇史 講談社ノベルス 798円

いっそ小気味いいぐらい、小説としての体裁を放棄しているこのシリーズ。祟の知識披露も人間離れしております。いったいどこの誰が年号を交えて喋るか。それは小説として許される範囲でも、だんだん歴史の謎もこじんまりとしてきてしまいましたが。ふと、昔のノベルスのイメージと似通ってきてしまっていることに気がつく。これ以上シリーズとして成り立たせるのは難しいんじゃないかなあ。

9/21読了:『レオナルドの沈黙』飛鳥部勝則 東京創元社クライムクラブ 1600円

この読者への挑戦をスルーするミステリマニアはいないと思う。これがなければわかんないかもしれないのに、コレが入ると当てずっぽうで当たっちゃうよ。タイトルは絶対ベストセラーを意識していると思うんですが、最後に言い訳が入っているのはよろしくない。一応ミステリとしては面白くできている。舞台装置とか定石な感じだが、安心して読める程度に普通な人たちだし。ただ、あんまし他の登場人物に特徴がないのは事実かも。それで犯人が当たっちゃう感じもなきにしもあらず。

2004/09/20(月)

「フランケンシュタイン」と「ジキル博士とハイド氏」を見た。フランケンシュタインはしょっちゅうテレビでやっているし、これ買ったときにも見たが、確認したいことがあったので。ヴァンヘルの、村人が追い出しにかかる城から怪物が逃げる場面ってオペラ座の怪人から取ってる気がするなあ。少なくともフランケンシュタインにはなかった。ジキル博士とハイド氏は初見。ストーカー映画だ。ていうかハイドに変わらなくても話通りそう。よくいるじゃん、そういう人。

ところでヴァンヘルの伯爵の元で働いていたちまちましたガスマスクつけたみたいなモンスターたちの出典って何だっけ……名前も思い出せないのでそのものズバリの検索がかけられない。とっても気になっています。

「巷説百物語」のアニメも見た。深夜枠だったから好き放題やっている。京極が超好きそう。ていうかまた出ているのかよ、あの御仁は。芝右衛門狸の話は原作やドラマの方が好きだが(あれは唯一和む話だからなあ)、雰囲気はおどろおどろしくてとてもよかった。アニメとして純粋に面白い。

私は今週変則的なお仕事予定で、明日は夕方〜明後日朝まで労働です。その後帰宅予定。4連休の後2連休と言われています。その通りだ。明日はいりこんち行ってから会社行って、明後日は「I,ROBOT」を観てから帰ってこようかなーという予定。

本日読了:『名探偵は最終局に謎を解く』戸松淳矩 創元推理文庫 540円

これでかつてソノラマで刊行された分はおしまいだそう。まとまりが良くてソノラマと聞くと改めてびっくりしますね。今回の探偵役はタイトルにも出ているとおり、棋士さんです。しかも若くて才能があり見栄えもする、っていうんじゃ、この人だけでシリーズにできそうなぐらいじゃないですか。事件は指物師の周りで起こり、細々としたところがお江戸ミステリって感じを踏襲。高校3年生にしては屈託のない主人公たちだが、昔はこういうキャラがいたんだよなあと、しみじみしてしまいました。動機も相変わらず読みにくい意外性を持っています。面白かった。新作書くそうだが、大丈夫かなー。

2004/09/19(日)

「ヴァン・ヘルシング」を観てきました。あはははははは!出てくるたびに笑いをこらえるのが大変でした、ドラキュラ伯爵。芝居がかった仕草で、常にポーズを研究している感じです。何であんなにノリノリなんでしょう。おまえが「喜びがない」とか言っても信じられない。超楽しそう。大好きだ。私は吸血鬼は悲劇も好きだが明るいのも好きだ。こういうナルッシーな方向に明るいのは歓迎する。最後は詰めの場面でまずい証拠が見つかった結婚詐欺師みたいにヘタレ。彼はヘルシングを常に昔の名前の「ガブリエル」と呼ぶ。いや、またもやたちの悪い男に過去握られてるよ、ヒュー。ヘルシングはアーサー王と同じ、「そこまで違うキャラにしたらヘルシングじゃねえだろ」って感じだし、ラストバトルは「それはありなのか!」ってツッコミを入れざるを得ない。かつ、主役なので動かしやすいよーに性格設定されている感があるが、愛すべきキャラクターにはなっていた。ああ、そうか「愛すべきキャラクター」というのがこの映画の本質のような気がする。皆そうだ。大将は大将と全然役作り違っていて(あたりまえだが)、顔を隠せば同じ人とは思えない。愉快な道化であった。怪物はいちばん理性ある常識的なキャラクターに思えました。しょっぱなからして、ユニバーサル映画のフランケンシュタインへのオマージュで「マニアか!!」と思わせつかみはオッケーだし。ドラキュラの花嫁たちの人間姿の方をもっと拝みたかったなあ。かわいいのにー。特に赤毛の子ー。アナは綺麗で逞しいが、猪突猛進なところがイマイチかな。もう少し考えようぜ。ヴェルカンといい、わりと馬鹿兄妹って感じ。それは悲願を成就できずお家断絶寸前でもしょうがないわね……。

ちょっとCGのツヤが目立ちますが、まあ愉しかった。三大怪物大決戦!って感じ。お祭りです、要するに。明日はそういえばまだ見てないユニバーサルモンスター映画DVDでも見て復習しようかなー。ていうか普通にそんなもの持ってる自分が一番問題だ。

観る前に、下のサティでリプトンリモーネの1.5リットルサイズを初めて見かけたのでつい買ってしまったのですが、……重い。最近では珍しくすでに本を買い込んでしまっており、こんな1.5kgもの荷物が増えるのはとてもイヤだ。飲めば飲んだだけ軽くなるわね、とプラカップ買って、映画始まる前に1/3程度、エンディングロールの間に残り、と全部飲んでしまいました。そしてけろっとしているあたり、我ながらすごいと思いました。

レイトで観たら終わったのは0時。思い出し笑いをしながら機嫌良くてくてくとみなとみらい駅に向かったところ、駅に通じる扉が閉まっている。パンパシフィックとの通路も、ランドマーク側からの通路も閉まっている。いったいどこから入るんだおい! 結局わからずじまいで、桜木町駅前経由で馬車道まで歩いて帰りました。30分かかった。WPから30分歩くとうちに着くのに……。

またデジカメの電源入らなくなった。どうもUSBケーブルをさしっぱ(PCにはつなげてない)で数時間経つと電源が死ぬような気がする。また修理出しに行かなくちゃ……。

本日購入:『レオナルドの沈黙』1600『人体常在菌のはなし』680『現代の戦争被害』700『装幀列伝』820『飛蝗の農場』1060


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