外面如菩薩内心如夜叉


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2004/07/09(金)

昨日、ガム噛んでたら、かたいものが。出して見てみたら茶渋がついたような元白い小さいかけらがあった。「プラスチックがとれたか?」と鏡を覗くが該当箇所が見あたらない。ほっといたが、どうも左下がしみるので、どこか見えない箇所がとれたのだろうと歯医者に行った。
「歯が欠けてますねー」
ええっ!? 金属との接合部分の歯が欠けたらしい。大丈夫か私の歯。すでに老化か? それとも金属疲労か?

明日も朝8時に会社なので、寝なくちゃ。早めに帰ってこられたのが幸い。っつっても家着22時半。ところで暑い暑いと言われているのですが、実感がわきません。一昨日だけ、朝起きて「寝坊したか!?」と間違えたぐらい、6時にはあり得ない気温だと思ったが。

一昨日読了:『消えた山高帽子』翔田寛 東京創元社ミステリ・フロンティア 1500円

地味なタイトルだなー。明治の横浜居留地を舞台に、外国人新聞記者が事件を解く。この外国人新聞記者が非常に地味だ。帯に名探偵と書いてあるが、全然そんな感じはしない、絵に描いたような一般人だ。相棒の医者の方が特徴があるほどだ。脇役たちの方に味がある。でもそれはプラスの落ち着いた雰囲気で、横浜異人館に抱くイメージそのまま。事件も人死にが出ている割にはほのぼのとした解決になっている。好感。

2004/07/06(火)

おやすみで、日がな一日本読んでました。活字中毒再来でしょうか。一応掃除洗濯もしたり。

本日読了:『ラスト・ホープ』浅暮三文 創元推理文庫 720円

題名は、フライフィッシングの仕掛けの名称らしい。章タイトルも全部フライの名前になっていて、写真付きで解説有り。結構これが芸術的で、実は物語の内容よりも感動した、というと作者はショックだろうか。メフィスト賞出身なのに、ずいぶんと古くさい文章を書くな、と思った。クライムノベルとして悪くないし、飄々としたコメディな部分も好きだが、如何せん、語り口が苦手だ。素直に書いてくれ。

本日読了:『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』米原真理 角川文庫 552円

実はハードカバーで出たとき小説なのかと思っていたんだが、ノンフィクションであった。そしてやはり米原さんはカッコいい、と思った。プラハ時代の友人を、三十年も経ってから訪ねる。それだけでどっち方向にぶれるにしろ冷静ではいられない気持ちだと思うんだけど、正直なところを、それでいて凛と何か貫かれた文章で友人の姿を綴る。たとえばアーニャの家族に対する怒り、それはきっと多分万人が共感する。でもそれをまっすぐ読者にぶつけるのではなく、アーニャの嘘に隠れた真実として、見せる。基本的にエッセイ嫌いな私だけど、米原さんは別格です。そして、年代的に言ってもそれ以外はありえないというのに、米原さんの出自を初めて知って腑に落ちた、政治事情に疎い私。東欧をもっと知らなくちゃと思いましたとも。

『猫はなぜ絞首台に登ったのか』777
別にあとでもいいやと思って1500円に満たない予約本と一緒に注文したら、先に来た。こんな本を送料無料の宅配便で送ってきて採算がとれるのか、六本木ヒルズにあるらしい楽天ブックス。
2004/07/04(日)

今日のアイスはパイナップルヨーグルト。うめー。しかも楽ちん。アイスクリーマー、Amazonで売り上げ13位に急浮上。7位にデロンギがいるけど、がんばれー。

ハリポタ観てきた。反転しなくてよい?






等身大+ダークな雰囲気が増していて、ちょっと驚いた。私はこっちの方が好きだし、どちらかというとホントは原作もこっちじゃないかという気がするが、清く正しい魔法生活ではなくなって、低年齢層のコやその親はどう感じるのだろうか。ナイトバスに干し首ぶらさがってるしさ。ルーピン先生いいね! いいんだけど、ある日ハリーが新しい家に帰ったら「やあ」とかいってお茶飲んでそうだ……とちょっと思った。オヤジ4人の大乱闘というのは映像で見ると実に大人げない。大人げなくて素敵だ。スネイプ先生、いじめられっこにしか見えないー。今回、映像の端っこで他の役がちょろちょろ動いている小ネタが多くなっていた。前の2作はそういうのあんまりなかったんだけど。シリウスは実はもっと熊タイプを想像して読んでいたので、ゲイリー・オールドマンは違和感があるが、相変わらずカッコつけない演技が素敵だ。しかしG.O.をピーター・ペティグリューと比べてどっちが信用できる外見ですか?と考えると五十歩百歩だ。まあ、あんなオヤジをなでさすっていたかと知ったときのロンのショックを想像すると厳罰に値するかもしれん。そしてハーマイオニーが美人さんに成長していてむっちゃ可愛かった……眼福。しかしいちばん可愛かったのはヒッポグリフです。小動物(どこが小か)の頭すり……に逆らえる者がいるだろうか!

バーゲン行ってしこたま買い込んだ。なんで今回に限りこんなに騒いでいるかっていうとだな、もうそれは明らかにサイズが変わったんですよ。スカートが回るー回るーよーってぐらい回るし、シャツだぼだぼだし。でもシャツは買ってない。アイロンかけるのがめんどい(ダメダメ)。エスカレーターで通りがかりにFENDIまでオフなのが見えたので、「同じ階にあるマイセンとかは!?」とちょっと期待したけどダメでした。帰りにおなかがすいたのでルミネの上で壺に中華のスープを入れて出す店に入ってみた。おいしかったー。スープ大好きー。

昨日、映画字幕フォントの無料配布先に行ってみたら、サンプル文章が、なんかどっかで見たよこの文章……超その場面作りたくなった……。


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