外面如菩薩内心如夜叉


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2004/07/03(土)

今日はうってかわってわりと順調に進んだため、6時には解放してもらえた。帰り道にプレバーゲン。先月は100時間残業目前だったので無敵。貯めろよ。ていうかホントに無敵ならバーゲンじゃなく定価で買うよね。明日は本格的に巡るぜー。

加えて、明日は朝からハリポタを観に行く。眠いから8時前にWP行くのやだな……と思ってやめとこうかと思ったのだが、ためしにe席リザーブを覗いたら9時に座席があったので。私信:「ヴァンなんとか」は「ヴァン・ヘルシング」でございます。ヘルシング教授は元祖の「ドラキュラ」で伯爵を倒したアヤしい医者です。と、今書いていて思ったのだが、ヴァンってつくからには教授って貴族か? それとも名前か? ←調べた。オランダ人らしいので、名字の一部のようだ。もうホントにどうでもいい情報だよね……。

ドライバ落としてきて、iBookにもペンタブ導入しました。これで一応サイト巡りとかは早くなるに違いない……。

『ダ・ヴィンチ・コード』上・下 ダン・ブラウン/越前敏弥訳 角川書店 各1800円

評判に違わず面白かったのだが、「高橋克彦がアメリカにもいる……」とちょっと思った。謎(ミステリ的なではない。歴史的な謎)を解くという過程で反論者が出てこないのだ。「その謎解きは間違っているのでは」とツッコミを入れる役どころがいない。小説なのでそれでも全然かまわないが、単純に信じちゃう読者は注意しよう。キリスト教の謎と言われるものについて、私に限らず日本人一般は疎いと思う。疎いからこそ新しい見方を呈示してくれる本として、面白い。この話の中心となっている聖杯とその起源をふまえて、キリストの真実の姿を想像してみると、結構ロマンチックなところもいける。ミステリ的には甘い。暗号も甘い。キャラクターが解説役と驚く役に決まってしまっていて記号のようだ。ソフィーの人格がころころ変わるし。けど歴史の解読はすこぶる面白い。人気のダ・ヴィンチが中心なわけだし。一気読みしました。一昔前なら『ダ・ヴィンチの暗号』というタイトルになっていて、今の半分も売れてなかったのではないだろうか。

ところで出版角川なのに、シリーズ第一作は品切れ中。珍しく商売下手。

本日購入:『消えた山高帽子』1500『ラスト・ホープ』720
2004/07/02(金)

今1時50分。メール読み終わったところ。1時半ぐらいに帰ってきた。これから風呂入って本を梱包して明日朝5時には出かけないといけない。もう寝るのは諦めました。明日も仕事です。猫に餌やるために帰ってきたんです。

ところで猫の餌とかって「愛猫用」と必ず書いてある。「猫用」ではないのだ。離乳食とかには「愛娘・愛息子用」とでも書いてあるのだろうか(まなむすこは一発変換できず)。

キャラメルコーンXを食べた。予想以上に、これはカールだ……!!

2004/06/30(水)

なんと10時前に帰ってこられたので、またアイス作っている。今日は真面目に牛乳あたためたりしたのでいつもと同じような時間になっていたり。でも昨日はこの時間に横浜だったことを考えると、雲泥の差だ。今週末はお仕事なので、ちょっと休憩の日なのです。

ところで、何か液体を冷やしなさい、というとき、保冷剤は重宝だ。どうせ私しか食わないんだし、と軽く水洗いしてキッチンペーパーでふいて中に入れちゃう。すぐ冷える。今日もまた1こ保冷剤が増えました(ケーキも買った)。

6/27読了:『ラー』高野史緒 ハヤカワSFJコレクション 1500円

裏面の粗筋が全然主筋をとらえていないのは何事か。ピラミッドを造っている年代にタイムスリップした学者が見たものは、ピラミッドを発掘しているところだった……という感じで書いてあるけど、掘り出している人はちゃんと「作っている過程の1工程」と認識しているのがすぐわかるんですが。時間旅行ものでありながらわりと淡々と進む。主人公が鈍すぎるのが気になる。ときどき変な比喩が入るのもいただけない。浮いた比喩は使わない方がマシである。そしてこのピラミッドの解釈も歴史ミステリとしては根拠に欠けるしSFとしてはご都合過ぎるので知的冒険ではない。悪いところしか思いつかないのに、面白かった。

6/29読了:『名探偵は千秋楽に謎を解く』戸松敦矩 創元推理文庫 640円

解説によるとその昔ソノラマから出ていたそうだが、さぞや売れなかっただろうなと思う。創元で読むから粋なのであって、ソノラマのコンセプトではない。下町で起こる怪事件、語り手こそ高校生だが、出てくるのは相撲部屋、植木屋、寿司屋、芸者、ともう江戸ノがいどぶっくデスカー、というぐらいだ。かといってノリは昔風すぎでもなく、いい感じの情緒。動機こそ強引な気もするが、読後感はさわやかだった。ところで途中で○○との要求が出るのだが(カバー裏に書いてあるからネタバレではないだろう)、私は絶対それは花火をするんだろうと思ったんだが、「は」の字も出てこなかった。それはちょっと不自然な気がするなあ。

2004/06/27(日)

アイス作ってみましたー。

実は砂糖を2.5倍も入れてしまったので(「ふーん全部100gかー」と思って混ぜ合わせた後に確認したらレシピには砂糖40gってなっていたんだ……)、どうなることやらと思ったが、全然おいしくいただけました。冷凍庫入れた後寝ちゃったので、できたては食べられなかったが、総重量500gはあるだろうと思われるアイスをぺろりといただいてしまいました。レシピは卵黄+砂糖+牛乳+泡立てた生クリーム、ですが、慣れれば5分で下ごしらえは終わる。生クリームは泡立てるの簡単なので機械出すほどじゃないし。できあがりは写真の通り黄色っぽい。卵入れすぎじゃないのかとちょっと思ったので、ダッツでいちばん好きなアイスはリッチミルクというワタクシは、卵黄2コに減らして、牛乳も増やして再作成しているのですが、5時間経った今もまだできあがっていません。卵に熱を入れる部分をかなり早くあげたのが敗因か。うちの冷凍庫、アイス(買った方)が妙に柔らかくなっていたり、最近温度高いと思っていたので、もうちょっときちんと整理しないとダメかもしれない……。

今見たらできあがっていたので食べてます。うまー! バニラエッセンスのかわりにホワイトキュラソーをたんまり入れて正解でした。卵黄は2コでいいや。でもやっぱしちょっと柔らかいので落ち着かせないと。次はラムレーズン作ってみようっと。しかし、作るたびに卵白捨てるのもったいないなー。何か使い道考えないと。

プリンプリンのDVDBOXが届いたので、アクタ共和国総集編を見た。……もの足りねええ! プリンプリンで最も大事な、「どうでもいい小ネタ」がほとんど入っていないでストーリーを追うばかり。たとえば「なんで途中からプリンプリンの服がふりふりなのか」とか「マノンが男装の麗人だという設定」とか抜かされている〜〜。あと、洗脳かと思うぐらい繰り返される歌がないと、やっぱしプリンプリンとは言えない! 鼻が動く大佐にはびっくり……しかもへたれ。ああ、でもこの調子でバルンバ編出してくれないかな……。ファンサイトではアクタに匹敵するぐらい、インコちゃん単体で大人気なんですのよ。

6/24読了:『ぼくは怖くない』ニコロ・アンマニーティ/荒瀬ゆみこ訳 ハヤカワepi文庫 760円

日本語になると、怖いのはぼくなのか、自分の恐怖を紛らわせているのかわかんない題名ですが、後者ですな。貧乏な小さすぎる町の閉塞しきった人間関係がすっごくよく感じられます。わりとネタはすぐ割れるのですが、その葛藤も不自然ではなく。そうだよな、普通この歳だとお父さんは友達と同じぐらい大事だよな。流してしまいがちですが、この主人公の男の子の見つけたものに対する思い入れってのは、わりと危険な方向の思い入れなんだよね。でも最後には、それでは説明できない無私の方向にいき、彼のささやかな生活は壊れる。息が詰まるような町から逃げ出すというのは必ずどこかが壊れるということなんだろう。


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