昨日傘買ってしまったので、ふと傘立てを作ってみた。全部家にあったもので。まあ、合板のある家というのがそもそも間違っている。釘がないので、コの字の電話線とか留めるアレで。釘より簡単だった。面倒なので切らずに、あった長さのでそのまま。口はぎざぎざで傘を傷めるとまずいので粘着シート。
テーブルも作ってみた。作業机だった板を再利用。表側がすごい汚れてたので、裏返し。これは足をジョイントするパーツ（実は棚受）だけ買った。なんちゃってで折りたためます。
寸法はからなかったわりにはうまくいった。ていうか寸法はかれよ。菓子を作るのにはかりを取り出さず、DIYするのに定規を取り出さない女。買った方が安くつくしきれいだけど、特に作業机は板目は気に入ってたし、なんかもったいないのよねー。
全身筋肉痛なのはDIYなんかやったからか、昨日大荷物運んだからか、それとも整体のせいか、さてどれだ。
6/11読了：『奇術師』クリストファー・プリースト／古沢嘉通訳 ハヤカワＦＴ文庫 940円
ライバルである二人の奇術師の生涯。最初はリアルものかと思わせといて、途中で「サイコ？」次が「ゴシック？」で最後に「げっっっ」ってなもんです。衝撃があります。二人とも手記の形でその生涯が語られるのですが、最初の一人の手記はわりと常識人っぽく穏やかな印象で、でも時折挟まれる別人格の手になるっぽい記述がサイコっぽいのです。で、彼の主観で語られていたライバルの方に語り手がバトンタッチすると、彼は奇術師であるのが不思議なぐらいな常識人であることがし知れる。その彼が手に入れたスチームパンクっぽいアイテム（でも動力は電気）で彼は奇術師の頂点に上り詰め……。流して読んでいると奇術師たちに騙される。特に後者の方、他の箇所はとても常識的で人間くさいだけに、ものすごい執着を感じてぞっとする。そこへ落とす手腕にブラボーです。
本日読了：『みんな誰かを殺したい』射逆裕二 角川書店 1500円
一気に読めてしまいました。１つ謎が解決すると新たな謎が提示される。うまいです。だいぶ本格っぽい。倒叙ものでありながら犯罪が犯罪者の手を離れ不可能事件へと化していく、そのあたりが面白い。登場人物はまさしくテレビドラマのようだが、数の多い人間をうまく配置してある感じがします。そう、テレビドラマになるんだそうですが、主演が三浦友和（52）って……主役って誰？