2002/11/30(土) |
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- シティリビング(タウン広告無料冊子)をぱらぱらとめくっていたら、「人気若手ジョッキーと美食の一夜を」という見出しがあった。ジョッキーのディナーショー……世の中まだまだ私の知らない世界がいっぱいある。
- 「X-MEN」を買ってしまった。スーツ姿のサー・イアンが無性に見たくなったから(間違った動機)。以前借りて見たし劇場でも見たが、今見るとさらに「おまえら馴れ合いの喧嘩は代理を立てずにやりなさい」とじさま2人に指導を入れたくなりました。んでもってジーンは実はプロフェッサーが好きというふうにしか見えませんでした。
- 本日読了:『さよならダイノサウルス』ロバート・J・ソウヤー/内田昌之訳 ハヤカワSF文庫 640円
恐竜がなぜ滅んだかを探りにタイムマシン(!)で古代に行くというだけでもイヤンなのに、着いた先にで出会ったのは***だった!って、もう恥ずかしくて恥ずかしくて帰って報告なんかできないよ、ってあたりを笑いのネタにしているあたりが性が合うところだ。おまけに何だ、このへたれカワイコちゃんっぷりを振りまくヒゲオヤジ(44才)は。大好きだ。同僚クリックスに某所に一緒に行くか?と問われて「危ないから嫌だ」と断っておきながら、寸前になって「いっしょに行く!待ってよう!」(原文ママ)。クリックスは一人称語り主人公の妻を寝取ったということでくそみそな描かれっぷりだったが、この男の面倒を見ているのだからとてもいい人なのかもしくは主人公狙いではないのかとマジで思ったぐらいのカワイコちゃんぶりであった。そんな笑い(?)の視点中心で読んでいたらば、クライマックスの事の大きさに驚かされたうえ、最後にほろりとやられてしまった。可哀相で、哀しい。でも分岐はない方がよかったかな。この話ネタバレせずに感想書くの難しい〜。
2002/11/29(金) |
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本日購入:『$アーシアン・3/別巻』1300/900『$ちょびっツ・8』460
- 昨日の日記はプロバイダ→レンタルサーバーで。ドメインだけは継続という動きもあるみたいだ。IMASYのドメインは気に入っていたが、3月間近になって「ダメでした」とか「アドレスかわります」とか言われても困るので引っ越し先を探している。とりあえず独自ドメインは取ってみようかと思う。
- 本にICチップがつくらしい。その分だけ値が上がるのだろうか。ヤだなあ。ハードカバー以外の本はどうするんだろう。自宅にICチップ読み取り機が持てるんだったら整理整頓に便利かもしれないけどさあ。しかし自慢じゃないがていうか自慢だが、私は意図しないダブり買いをしたことはないぜ。記憶力の浪費。
2002/11/28(木) |
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本日購入:『フレーム・シフト』880『さよならダイノサウルス』640『フラッシュフォワード』840『スタープレックス』800『ターミナル・エクスペリメント』800
- げっっっっ!
IMASY来年3月をもって解散しませんかというアナウンスが来た。どうするよ。まだ本決まりではないけど、通ってしまうだろう、この状況では。HPの引越、メールアドレス移行のアナウンス、ああ頭が痛い……今までお客様をしてきた罰か。
いやでもマジでHPどうしよう。こんな野放図にやらせてくれるプロバイダがあるんだろうか。とりあえず、容量50MB以上、CGI利用無制限可、広告なし、のとこを探さなくては。NIFTYはアカウント持っているが、確かCGIがめんどっちいんだよな〜。
- 昨夜、おにぎりを作って深皿に入れてコンロの横に置いておいた。今朝起きたら、皿がぱっくり割れていた。おにぎりと皿の位置はそのままで。いったい何やってるんだ、おまえら。
- 今日届いた本が本命の注文の方でした。だってふさふさの訳者さんのページ見てたら、売れないとソウヤーの次が出るかどうかわからないっていうから、すわ絶版間近か!?と慌てて。でもいまどきこのタイトルでは無理もないと思うなあ。80年代サイバーパンクかよ、って感じ。
- 本日読了:『ツール&スツール』大倉崇裕 双葉社 1800円
うーんほのぼの。巻き込まれ型探偵の多くがシチュエーションに説得力がなくなっていくところを、「お人好し」という性格設定をすることで、見事なまでにフォローしている。いや無理はあるんだけど、人柄に騙されるというか。イヤイヤじゃないあたりが、清々しいのかもしれない。おまけに読後感も爽やかというおまけつきだ。これだけ場が違う素材も、きちんと調べているという印象も受ける。実体はどうあれ机上じゃないという印象を受けるのは大事なことだ。落語家の話よりこっちの方が好きだな。装幀がおもしろい。有栖川さんの帯はかえって読者層を狭めているような。
2002/11/27(水) |
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- バスの定期券を買ってみた。横浜←→中華街間はバスではなく電車を使えという交通費しかもらってないので、余裕があったら電車で、というつもりでバスカードを使ってきた。しかし、ほとんど電車乗らない。スーパー行きたいときとバスがなくなったときだけ。それも滅多にない。23日乗ればペイで、平日毎日と日曜2回横浜に出ればOK。なーんだ、ということでバス毎日決定です。運動不足も決定。
で、買いに行ったのです。おばさんが一人窓口にいました。持参人式(誰でも使える)、210円区間ならどこでも何度でも乗れる、という定期にも関わらず申請用紙に記入せよというので記入しました。路線はいろいろあるので、中華街入り口←→横浜として出してみました。おばさんは機械に向かい、停留所を検索しようとして「ツウ」と入れました。
……拗音が使えないとはまた古い機械だな。
しかし出てきたバス停は「都筑」とか。次におばさんはキーボードをじっと見つめた後、自信なさそうに「TYUKA」と打ち込みました。「チュカ」。検索。出ねえよ!
「あー、8か58か20かどれでもいいです」と最後には助け船を出しましたが、窓口に座らせる前に研修してあげてください。
- この日記、我が家をばりばりに特定できる記述がいっぱいあるよな。よかった、ストーカーがつくような性格じゃなくて。
- 本日読了:『白昼の悪魔』アガサ・クリスティ/鳴海四郎訳 ハヤカワHM文庫 640円
こーいうカタルシスがほしくてミステリを読んでいるのよ! 私はいい人が悪人だったことがバレる話より、悪人らしいふるまいをしていた人が実は別の考えを持っていた、とぴたりとはまる話が好きだ。しかもそれが謎解きの主眼であってはいけない。あくまでも副産物としてそういう、目の覚めるような思考の転換が起きる、そんな話。まさにこの話がそれだと思う。短編で似たような話があったが、クリスティは長編の方がうまいよな、とも思わせる。奇を衒った人物やらはいないしトリックに派手さもないが、堅実で優しい視線。
- 本日読了:『少年名探偵虹北恭助の新冒険』はやみねかおる 講談社ノベルス 700円
ちょっと待て。恭助20ページぐらいしか出てないんですけど。別にキャラで読んでるわけではないんだが、さすがに看板に問題ありなような気がする。字がでかいとかマンガが入っててびっくりしたとかは、子供向けというコンセプトがあるらしいから別にかまわない。そういう本を選んで読んでいるのは私だし。でも実は、はやみねかおるは私的に子供に読ませたくない本ベスト10に入ります。大人がシャレとして読むのはいいんだけど、子供が読むと大人をバカにしないだろうか。文章に出てるよりもっとずっと真剣に大人だって物を考えてるし、大事にしてる物もあって、子供と同じぐらい実は感情に溢れているんだよ、ということを、信じてくれなくなりそう、というあたりが薦められない理由だ。そういうことで、映画の話はちょっと悪のりがすぎるような気も。
2002/11/26(火) |
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- スクウェアとエニックスが合併って……ゲームが保守に入ってどうするよ。つまんねえな!!!
- お金おろしてきました。4万円。
それがね、きいてくださる? 10年前の定額預金なんですけど、10万円の元本が14万円になっていましたの。おそるべし利率3.64%! 昔は1億あたれば利子で暮らしていけると思っていたことすら幻のように感じていたがそれは本当にあったことだったのね! 1億の3%は300万よ! 今は0.03%ないから3万円いかないわ!
ずどーん(マントルにめりこみながら)。
なんか、ジャンボ購入に対する夢が。
- 今日は声が半分潰れていました。たとえていうならおすもうさんかしら。猫の声域は全然出ません。猫の声域って。
2002/11/25(月) |
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本日購入:『少年名探偵虹北恭助の新冒険』700『少年名探偵虹北恭助の新新冒険』740『ツール&ストール』1800『シルヴィバン』800『$ひとりで生きるモン!』657
- 咳をし続けた結果、ハスキーボイスになってしまった。というよりはダミ声。ではそのドスの利いた声で、一言。こほん。
表側の掲示板の自HPアドレスを入れるような場所に2ちゃんのスレへのリンクを書くなゴルァ。
住み分けがなってないね。
- ピンチです。先月ほとんど残業をしなかったため、家賃を払うと、カード代金が落ちません! ボーナスが間に合いません! ただでさえ半分しか出ないというのに(9月締め)。25日にして貧乏気分とはどういうことだ。独身貴族は没落貴族か。虎の子の定額預金通帳を出してみました。問題は、解約してない金額がどれぐらいあるのかよくわからないということだ。見た感じ10万円ありそうなんだが、あまりにも馴染みがないので確信が持てない……。
でもたったいまは、咳があまりにもひどいので、金がないことすらどうでもよくなっている。他に何も出来ないから。
2002/11/24(日) |
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- 今日はホプキンス・デイ。
- 「チャリング・クロス街84番地」を見た。タイトルは「チャーリング」になってるけど、個人的に「チャリング」でないとおさまりが悪いの。なんっにも起こらない映画。古本屋と客が手紙をやりとりするというだけの。でもすごくよかった。映画では、こーゆーちょっとした心の交感の話が大好き。アン・バンクロフトの、はっちゃけてて迷いの部分を巧妙に隠してる作家の演技もいいし、ホプキンスの穏やかな紳士も名演技。「来ない」の場面の表情の無防備さは危険すぎる。アメリカ女性が店にやってきて「まさか彼女?」住所が違うので「違った……」と落胆する場面なんか科白一つもないどころか眉さえほとんど動かさないのに、どうしてそんなに心理が手に取るようにわかるのか尋ねたいぐらいだ。アンの方は最後の最後の表情が、人生というものの肯定のようです。後悔とかいろんなことがあっても、幸せが確かにあったことを知っている人の微笑み。ああいい映画だ。
ところで50年頃のイギリスで何で配給制なのかさっぱりわからない。今までいろんな本や映画見たがそんなこと全然知らなかった。アンは1本指ですさまじい速さでタイプライターを打ってるなあ。関連作品予告編がすべてホプキンスの出てる映画だ。読まれている。
- では期待通りに。「日の名残り」を見た。映画館でも見た。そのときちょうど「エイジ・オブ・イノセンス」もやっていて、アメリカ貴族と較べたときのイギリス貴族の本物っぷりにすさまじく感心したことを覚えている。それが害だろうが旧態だろうが、制度というか形というかに、逆らえないほどの説得力がある。壁の奥の使用人専用通路とか、新聞にアイロンをかけてるところとか、お茶の給仕とか、そういうものが個人の財布から出ているかと思うと現代人は圧倒されます。でも回想シーンも好きなんだけど、50年代の、ダーリントン卿がいなくなってからの現在進行形の話が私はとても好きなの。2ばんめのご主人様はとてもいい人で、心の余裕が出来た今、青臭かった昔の自分の間違いを間違いとして肯定できる、でもそれがちょっと哀しいという微妙な。微妙ですよポイントは。ホプキンスはこういう語りたいことを語らない役がカッコいいわよねー。この話も好きな映画。
- ゴミ捨て場に、ディスクが1枚落ちていた。いったん通り過ぎたんだが、「なんか気になる」と側によって見てみた。DVDらしいがプリントがうさんくさい。「魔戒首部曲―魔戒現身」そして「又名:指環王」。LOTR海賊版かー! だいたいA面ってなんだ。とりあえず拾ってみた。洗って再生してみたが、ディスクに傷が多くて読みとれなかった。残念。しかしタイトルの方、なんだべこれ。主役はサウロンですか?