2002/06/22(土) |
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- メモ:10月25日聖石傳説DVD発売。
- 「V」見終わりました。昔ハム・タイラーが最も気に入りだったんだが、今見ると相棒の爆弾屋の方がいいな。どっちも一般受けするような容姿じゃないがな。ハムが加入してから、簡単に潜入とかできるようになっちゃって、物語のバランスとしてどうかという具合になっている。昔はそんなこと気付かず、「あの猪突猛進たちを教育・統率してくれてありがとう」てな感じだったのよ。爆弾屋の方が信条で動いてないっぽくていいや。プロはそうでなくちゃー。しかし最後牧歌的な映像が続くが、やってることは全然牧歌的じゃないな。いろいろと突っ込みたくなるところ満載だが、それはフィクションとして受け入れ勝手に自流の説明をつければ済むことなのでかまわない。しかし自己反省がまったくなくこのような番組を作れるというのもある意味すごいような。あなたたち普段は追っ払われる側ですがその結末でいいんですか、みたいな。それとも世界がいろいろと変わったってことかな。実際、昔は結構あの音楽とか忍び寄ってくる感じがして怖かったんだが、今何てことないんだよな……。
- 今日、本を読んでいて、私が菊地作品を好きなのは、「甘えてる奴は死ぬ」という素敵な原則があるからではなかろうかと思いました。
- 本日読了:『青空の卵』坂木司 創元クライムクラブ 1700円
創元だから安心して買ったのに……なぜWingsで絵だけの作家が描くような話を創元で読まされなくちゃならないんだくそう。よっぽど途中で投げ出そうかと思ったけど、値段見て我慢した。ほぼ全登場人物の思考が性に合わない。なぜ皆そうすらすらと心情を吐露しますか。ミステリ的に目を見張る物があるわけでなし、他愛がないしかもこじつけくさいのに探偵万歳な態度も何かベタベタしてるし、文章やストーリーが素晴らしいわけでもない。おまけの座談会も馴れ合いっぽくてイヤだ。覆面っつったって女だろこの作者はよー。いっそきっぱりホモ設定にしてBLレーベルで出せ。
2002/06/21(金) |
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- 健康診断で貧血判定が出たらしい。ああやっぱり真面目に検査したのね……。私は貧血傾向があること百も承知なので全然驚かなかったが、危うく内定取り消しにまでなりそうな勢いで人事担当者が驚いていた。そんなに全社員健康なのかあの会社!?
内定取り消しはともかく、「就業問題なし」の診断書を出してもらうまで就業出来ないそうです。げっ。7/1より遅れたりしたらどうしよう。しかも〆が7/10だったりして、7月分の給料がなかったりしたらどうしよう。かなりやばげ。自信がありますが、先日の検査のときより血が薄まっています。脳貧血(たちくらみ等)が頻繁に起こるから。3日で造血する手段はないものか。いっそ金払ったらやってくれるというのなら輸血でもいいとさえ思う今日この頃。実際のところは、貧血であっても再生不良性とか別の病気によるものでなければあっさり「就業問題なし」としてくれるのは経験済みです(それも……)。
- 「V」を見てます。今2巻まで。これまたなつかしー。ジュリーが好きでマイクが嫌いだったよ。全然変わってないよ。今見ると、宇宙人がちょっと可哀相。地球人が抵抗するのはまあ生物として当然だが、顔が爬虫類だというのは別に関係ないよな……。小ネタがよくわからない。誰それ?っていう固有名詞が出てくる。たぶん野球選手とかミュージシャンとかなんだろうけど。しかし、なぜ脇は好きなキャラから死んでいくのか……。最も好きなキャラはまだ出てきてないけどな!
- プリシラ出たー。チャプターと予告編か〜隠しコマンドの内容って関係あるのかしら。ああでも3980円なら買いかな。ビデオからの買い換えはともかく、DVDの買い換え……(しかも旧版は保持するつもり)。扱いがミニシアター系レーベルだって。さよけ。
- 本日読了:『大どろぼうホッツェンプロッツ』プロイスラー/中村浩三訳 偕成社文庫 600円
待ってたら装画が写真からハードカバーと同じ絵に変わってラッキー。この絵が味があります。しかし美人のはずの妖精アマリリスがまるで田舎娘なんですけど……。子供だとカスパールとゼッペルの活躍にドキドキするのかな? 想像力を駆使し、行間を読むと別のおもしろさがあります。二人の帽子の扱いの違いなんかもおもしろいけど、特にアマリリスが蛙にされた経緯などを想像してみると、ちょっとせつなげ。
2002/06/20(木) |
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- みかりんさんちにお邪魔してきた。すっかりくつろいでしまった。お世話になりました。
- 「雲のように風のように」を見た。なつかしー。『後宮小説』をうまくアレンジしているアニメでござるよ。しかし、佐野量子はともかく、コリューンの下手っぷりはどうにかならないものか。皇帝だから棒読みでもぎりぎりセーフだが……。おまけが全然入っていないと損したような気になる、昨今のDVD。
- 本格ミステリってなんですか? と訊かれているような気がするので、我的解説を。基本的にはお約束の集合体なので、本来経験則で知るモノのような。
本格ミステリとは
1.謎があり
2.論理的に
3.それを解決することを主眼とする
作品です。それぞれの条件に注釈を10以上つけることが可能です。重要なのは2。謎を解決するための事柄だけが論理的に結ばれてもダメ。レッドへリング(惑わす事物)が事件に関係ない場合、事件に関係ないということまでも論理的に解決しないと、「汚い」と罵られること必至です。さらに、解決までに手札はすべて明かさなくてはいけない(解決時に探偵役だけしか知り得ない事柄があってはだめ)とか、地の文で嘘を書いてはいけない、とか基本に分類される縛りはいろいろあります。かなりの量の暗黙的了解事項があって挙げていくと飽きられるような気がするのでやめておきます。まあ守っていない作品も勿論あります。ただ、多く遵守している方が本格としての評価が高い。1の謎もある程度発想の転換を必要とするものが多いですね。地取りで解決できるようなぐらいのは本格とは言わない。軽井沢の先生の作品とかな。
一応上記で合っていると思います。問いを発していた人が「宮部作品は?」と言っていたのですが、宮部さんは(私の読んだ限り)1も2も3もかなりの率で破っているので、ミステリではあっても本格ではないように思います。倉知『星降り山荘〜』が嵐の山荘物(本格の一種)の古典的プロットをわかりやすく解説しているのだけど……これを本格を知るためにと薦めるのは躊躇われるなあ。なぜならこれは解説を用いて謎としている事柄自体を読者に錯覚させることが最大のトリックだからな……。
ちなみに、2が重視されるあまり1や舞台が非現実的になっているが2がおもしろいのでイイや、と言うときによく使われるのがパズラー。代表は西澤さんですな。
- 本日読了:『スタイルズ荘の怪事件』アガサ・クリスティ/田村隆一訳 ハヤカワHM文庫 600円
ポアロ初登場作品。未読。ポアロの一人称が「わたくし」であるというだけで拙い訳文も許してしまおうかという気持ちになります。イメージって大事。なんだか、ベルギー人であるという点が強調されていて、いつになくポアロの過去に思いを馳せてしまう。本人特に何も語っていないのに。ヘイスティングスってこんなに妄想気質だったのか。ものすごく道化役ですな。トリックやらは発想がおもしろいと思うが、語り口が若書きっぽい印象。
2002/06/19(水) |
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▲本日購入:『大どろぼうホッツェンプロッツ』600『スタイルズ荘の怪事件』600『中欧・墓標をめぐる旅』840『$フルーツ・バスケット・9』390
- 図書館に行ったついでにふと思いついて『晴子情歌』の検索をかけてみたら、予約が437件。31冊あるとはいえ、順当に回ってきても28週後ですよ。おそろしい。
- 本日読了:『死人の鏡』アガサ・クリスティ/小倉多加志訳 ハヤカワHM文庫 640円
中編集。持ってました。読んだことあります。「たぶん」と思っていたが、表題作を読んで確信。それぐらい印象深いことが起こるのです。話自体は悪くない。女性にバラエティがあっていいしな。しかし、この訳者が好きじゃないなあ。単語の表記、一人称や喋り口調の選び方、色々とノリの悪い文章なんだが、何より「耳ざわりはいい」なんて出てきた時点でがっくしです。
2002/06/18(火) |
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- 「ジョン!」
ジョンーー!?
ものすごい衝撃を受けつつ、やっとBOX1を見終わりました。
- いろいろと荷物が届いて、現在家には猫入りダンボールが複数あります。猫ほど捨てやすい動物はないだろうな……。
- 本日読了:『青春鬼』菊地秀行 祥伝社NONNOVEL 838円
タイトルは「青春期」とかけているのかと変換して気がついたよ。まさか祥伝社でライトノベル(だったよ)が読めるとは時代も変わったもんだ、と感慨に耽りつつ読了。高一の春ってことは、せつらはもしかして15歳でしょうか。若っ。戦々兢々としていたんだが意外と幻十の性格が原型を留めていた。プライド高いところとか好戦的なところとか。研ぎ澄まされたところはなかったが、まあそれは青いってことで。留めていないのは紫庵のような……あの人ってモデル系美形って設定じゃないっけ? 幻十のお付き(名前忘れた)はどこにいるんだ、とか、メフィストとそんなに知己になってしまっていいのか、とか、2巻時点までは外谷さんじゃなくタバコ屋の婆ちゃんがNo.1情報屋だったような気がするんだがな、とか、そもそも年代設定が合っていなくないかとか、そんなことを気にしていては菊地作品は読めません! まあ『魔王伝』の密度は今じゃ超えられないだろうが、万能じゃないせつらが主役だと強さのインフレが起きなくて、敵役が無理なくていい感じ。とっても楽しんでしまいました。そのうち夜香も出てくるんだろうか。この頃はまだ若であるということを忘れられてそうな予感。
2002/06/17(月) |
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- この形容詞ばかり使っていると語彙が貧困だと言われるがそれでもレストレイドがかわいい……! ホームズが解決すると潔く誉めるが、でも二人のいないところでこっそりささやかに書類を覗き見ちゃうおちゃめな警部。ポイントは二人がいないのにこっそりささやかにってところ。「6つのナポレオン像」では冒頭の3人で茶飲んでいるむさくるしい図が素敵すぎる。「唇の曲がった男」のくすぐりホームズといい、怪しげな音楽といい、ああ魅惑のグラナダホームズ10巻。そして今「四つの署名」をかけつつ。メアリが目ぱちの現代美人だな〜。気合い入ってるんだな〜ってワトスン手早っ。何隣に座ってんだ!
- 図書館に行ったら閉まってたよ……。横浜市立図書館は月曜日も開館になったんだよねーと喜び勇んで行ったのに、月一の休館日にあたってしまったよ……。
- かわりに100円ショップに寄り、いろいろ購入し、玄関先の靴箱の上に本棚を作ってしまった。とうとう浸食。積読用本棚。なんかすごくいっぱいあったよ……。頑張らねば。
- スリーエフが白らら(銀のぶどう)をぱくったデザートを出していた。結構おいしかった。量的にはこちらの方がウケるかも。
2002/06/16(日) |
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- 人様の日記から、トルシエの噂の通訳の写真を見た。この奇天烈な人のためにテレビ中継を見たいと初めて思った。なんだあの靴。
- ナツメさんがビデオを取りに来てくれる。回転飲茶を食べた。店内はキレイすぎず汚すぎず薄暗くて雰囲気もありとてもおもしろい。値段的に2000円食べ放題にも満足だ。高い皿とらなければ食べ放題にしなくても全然大丈夫かもしれない。他の店より単価安いが味もそう悪くない。種類食べたいときには最適だ。点心を把握した後美味しいところを開拓すればいいと思う。たまに冷めているのが出ているが、そういうのを採らなければ大丈夫。今度わいわいと行きたいなあ。
- ナツメさんはデフォーの先輩。しかしシャドウ・オブ・ヴァンパイアを見ていないというので、鑑賞会をした。とってもウケてくれた。悪ノリでほー。ちなみにでほーはちっちゃいんです。175cmといっているが、ホントにそんなにあるのか?とナツメさんと意見が合う。この小ささがたまらんのです。でもナツメさんはプラトーンで「カッコいい〜」とハマったらしいので、私とは微妙に路線が違うかもしれない。そもそも悪役顔になってからのオヤジでほー笑顔に「なんて愛らしいの!」とハマった私の方が間違いなく少数派だろう。今更だがスパイダーマンのブルボンCD-ROMが見たいな……。