2002/06/15(土) |
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- 「最後の誘惑」を見た。キリストの話。でほーが美形でびっくりだ……。でも、年とってからのしわしわに笑う怪物顔の方が好きだな(末期)。問題作という評をいくつも見たのだが、いったいどこが? 確かにちょっと原始宗教っぽいがそんなの普通〜と思いつつ見てたら、なるほど、一回死んでからの部分か。タイトルも最後の誘惑だしな。最初の方の深みのない瞳と最後の必死な瞳の違いが出てます。でほー! 俺的注目はやはりユダ。最後の会見での地団駄踏みたいような気持ちが、琴線に触れた。彼の思想はあまり宗教くさくなく素朴なところも入れ込みやすい。しかし、途中はすごく雰囲気あるオリエンタルな音楽で攻めていたのに、最後の曲はいったい何なんだ。拍子抜ける。モザイクかかりまくりという話も聞いていたんだが、そんなことなかったような……なんか最初にR設定させられたような気がするけど。しかもモザイク関係ない部分の方がヤバかったで。てか今度こそノーマルオンリーな映画買ったつもりだったのに……なんで……っ(敗北感)。
- 美容院に行ってきたよ。店的には悪くないんだけど、やたらシャンプー類を薦めるのに閉口〜。でも買わない。高いって。
- 最近猫餌変えたんです。んでもって楽天でキャットフード/猫砂見てたら、ドンキやらで買って重い思いして持って帰ってくるのがばからしくなったわ! 通販しちゃえ!
- 本日読了:『野鳥の会、死体の怪』ドナ・アンドリュース/島村浩子訳 ハヤカワHM文庫 840円
しまった、マイクルの魅力は(というか私の嗜好が)むくわれないところにあったと気付いてしまったよ。マイクルの魅力もメグのパワーも半減でかなり残念。ミステリはやっぱり他愛ない。いっそメグは気を遣わずに傍若無人にマイクルを振り回してくれた方が楽しかったかも……。
2002/06/14(金) |
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▲本日購入:『青春鬼』838
- 実のところサッカーはどうでもいいっていうか、今日の最終面談&打ち合わせでも「サッカーの日にすみません。自分興味ないから気がつかなくてー」「あははは、全然平気です」と、お互い関心の薄さをネタにしてきました。この会社に決めた理由の一つはこれかもしれない。「ふーん、阪神連勝かー」とかいってたのと同じ感じ。現象にはちょっとだけ注目するけど、というか。日本が勝ったというニュースには特に心動かないが(これはオリンピックでも他の競技でもそう)、マナーがよいって誉められたってニュースは素直に嬉しいかも。しかも、ふとテレビ見かけた感想が「トルシエがかわいい……」だった私は一体どうすれば。
- 健康診断で血を3本も取られたわ……結果教えてくれるのかしら。とても知りたい。ラベルを確認したが、知らない臨床検査センターでした。
ちなみに労働は7/1からに。3ヶ月リミットを過ぎてしまった。失敗。しかしこんなに余裕があると勉強しないわけには。
- 太秦とか日光江戸村とかみたく、イギリスにはビクトリア女王時代のセットを常設している映画村みたいなところがあるのかしら……あるんだったらすごく訪れたいわ……。
- 本日読了:『殺意は幽霊館から』柄刀一 祥伝社文庫 381円
これはバランスがうまかったねえ。無理に短くしたとか長くしたとかいう感じではない。普段のカラーである科学的トリックというのもはずしてないし。犯人側の踏み込みが足りない気もするが、中編ならこんなものでしょう。でも探偵側もシリーズ読んでない人には唐突かもしれないな。
2002/06/13(木) |
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- ここのところ金魚病が復活していまして。Windowsから電磁波とか電車から電磁波とか言語から電磁波とか理由をいろいろ考えてみたのだけど(本気にとってはいけません)、睡眠不足ではないか。早起きしだしてからのような気がするし、実際眠いし。夜早く床につくことにしなくては。ああでも太陽から電磁波が原因だったらどうしよー、ってそれは浴びてあたりまえです。
ってことで早く寝ます。明日は健康診断だし。
- 映画「青の炎」って貴志祐介の本のことかなあ、と思って検索。ファンページに辿り着いて見てみるとそれはあたりだったのだが、映画化キャスティング発表後、掲示板がみるみるうちに荒れているのが手に取るようにわかった。ファンというと友人共しか知らない私は驚いたが、冷静に考えればそっちが当然なのか。友人たちは苦労しているに違いない。ジャニーズ導入は危険だなあ……。
- 本日読了:『まほろ市殺人事件・春』倉知淳 祥伝社文庫 381円
4作いっぺんに読むべきか、と一気読み。うーん、これはダメだなあ。得意の文体模写のレベルも全然ダメだ。ネットを使い慣れていないのもありありとわかる不自然さだ。全然関係ないが、作家はネットをドラえもんのポケットか何かと勘違いしてやしないか。ミステリ的部分もすぐわかるし。いっそのこと猫丸先輩出して茶化しておけばよかったのにー。
- 本日読了:『まほろ市殺人事件・夏』我孫子武丸 祥伝社文庫 381円
これも何だかなあ。みずきについては、顔合わせの時点ですぐにわかるんだから、それで引っ張られても困るし、みずきの行動もなんか根っこがない気がするし、オチの付け方も気に入らないなー。でも春よりはまだマシかも……と思ってしまって倉知ファンとしては哀しいよ。
- 本日読了:『まほろ市殺人事件・秋』摩耶雄嵩 祥伝社文庫 381円
最も読んだことが少ない作家なのだが、この古典パロ的なキャラクターの装飾方法はこの人のクセなのだろうか。1つ読んだことがあるやつでも古典的装飾だったからなあ。茶化してるのか本気なのかイマイチ掴めなくてそこだけは不安定な気分。ミステリ部分は結構満足、かな。しかし半分しか解決されていないよ。とってもおさまりが悪いよ。長編の1/3で終わってしまったような感じだ。
- 本日読了:『まほろ市殺人事件・冬』有栖川有栖 祥伝社文庫 381円
ああしまった、全然期待していなかったのだが、うーむやっぱりベテランなだけはあるかと思ってしまった。これもミステリ的には他愛ないのだけども、謎解きを主眼にしなかったのがよいのかも。心理的変化に結構共感してしまった。最後の謎解きがなくても満足していたかもしれない。いやない方がよかったかも。地名のネタでわからないものがある……。
2002/06/12(水) |
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▲本日購入:『まほろ市の殺人・春/夏/秋/冬』各381『殺意は幽霊館から』381『エーテル・デイ』686『青空の卵』1700
- 「プラトーン」を見た。でほー。実は今まで一度も見たことがなかった。戦争映画好きじゃないので。なのに買ってまで見た。でほー効果。一応「善なる」役でちょっと意外。あのジャケットがデフォーだなんて知らなかったよ。映画の内容はなんとも言い難いのだが(ましてや古処を読んだ後で)。まず、あの作戦展開の戦略・戦術的意味がさっぱりわかりません。さらに、戦争は悲惨ですと小学生の頃から叩き込まれている身としては、まだ生ぬるい、というか、ベトナム人の方がよっぽど大変じゃねーかという意識が先にのぼってしまいます。何か、第二次世界大戦で私たちが手ひどく負けた意味がまったくなくて虚しい。二度と敵に回さないためのご都合的手段であったとしても、日本に戦争放棄をさせた以上はその意義をとっくりおまえらも考えとけやと。翻って現在、さらに全然考えてないみたいだけど。いや学習して間接的物量作戦に移行したのか。でもでほーがとても愛らしく、笑うたびにどうしてくれようかと思ったり特にメイキングでの無邪気げな顔がたまらんと萌えてたりする自分に平和を実感しました。
- レピシエの新作の、アルコールの香りのついた紅茶がとても旨いです。ヒット。あと横浜高島屋に新しく入ったケーキ屋も旨い……と思う。
2002/06/11(火) |
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- 卒業証明書がいると言われた。証明書申請用紙をDLしたはいいものの、学籍番号がわからない。卒業証書も見あたらず、学生証なんか捨てたに決まっている。仕方がないので学籍課に電話してみた。そしたら学籍番号はなくてもいいと言われたんだが、電話に出た係、おまえホントに社会人か……? もう少し電話の応対をきちっとしろやー。いかにも蛙っぽくて恥ずかしいわ!
- ルパンを見ていると、不二子さんの漢前っぷりがすごいです。結婚を迫り一人に縛られたがるのは女の方の役割にされがちですが、奴ら完璧にそういうジェンダーを超越。次元はきっと、あの文句のつけようがないグラマーっぷりでありながら中身が男に近いというのが苦手なんですね、たぶん。
ホームズは行間の想像をかき立ててくれます。赤毛でモリアーティが出てくるとは。邪魔された3つの事件ってどれ!? 原作に詳細な描写などない起き抜けのホームズや起こされるワトスンに悶死しています。白パジャマ。ワトスンに行動を読まれ、意固地に屁理屈こねるけど、最後には「……少しはあたってるが」と視線を合わせずに言うホームズがめちゃ可愛いです。Vの字に撃たれても悔いはありません。
おまけにBBCラジオドラマでも悶絶。最高だ……完璧に聴き取れるようになりたい。煩悩というのはきっと1つの指輪よりパワーがあるに違いない。
- COBOLをちょっと読む。ああ何だか気持ち悪い言語だー。文字の位置も意味有り、入出力前提。空白文字を無視することに慣れていると罠にはまりそう。本の版が古いせいかと邪推してしまうぐらい違和感ありなんですが、そういうもんなのかしら。JAVAもちょっと復習。復習がてらアプレット作ろうかなと思ったんですが、首疲れて挫折。床にディスプレイを置くのはやはりキツイわね。
課題がいっぱいあるというのは、ある意味、楽しいです。割り切ってしまえば、限られたリソース(時間)を使って最小限の努力で最大限の成果をあげるというゲームは、昔から好きなんです。テスト勉強の予定を立てるのなんか大好きでしたよ。ダラダラするのはもっと好きだけども。
2002/06/10(月) |
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- 携帯を買いました。カラー液晶バックライト付きって電池すぐなくなんのな! 遊べるのかこれホントに。お知らせはちょっと待って下さい。機種変更じゃないのでちと面倒です。でも機種変でももしかすると面倒くさかったかもしれないぐらいマイナーな、私の古い携帯……。まだそっちも使えます。
- 下敷きに水性ペンで色を塗り、上に木工用ボンドをポトンと落として乾くまで待ちます。ときには、最初に木工用ボンドを落としてから、サインペンの芯を抜き取り、絞って上からインクを落とします。どちらかというと後者の方がキレイですが手が汚れるのとボンドの形を崩さないようにするのにコツが必要です。そうやって乾かすと、グミのような感触の、半透明に色の透けて見える、やわらかいおはじきのようなものができあがります。小学生の頃、そんなものが大流行して、皆が名札のビニールカバーにぺたぺたと貼り付けていました。ボンドでさえプチおしゃれ(?)にしてしまうパワーを持つが、後から外部の人間として考えると奇矯な、そんな、女の子社会。
- 本日読了:『日本経済図説第三版』宮崎勇/本庄真 岩波新書 780円
準備体操。経済の基礎知識がないんですよ……。何しろ高校一年を過ぎてから政治経済避けて通ってきました。日本史も履修してません。しかし読んでみたら、結構知ってることばかり。地理とかと密接に絡み合っているためと、意外と中学までの知識が役に立っています。ただし金融・証券系はダメ。教科書並にわかりやすいが、著者の意見みたいなものもこっそり顔を出しています。それは好感の要素になっています。京極よりもテクニシャンで、一ページに一項ですべてまとめているのに驚嘆。
- 本日読了:『樒/榁』殊能将之 講談社ノベルス 700円
構成が変格。この構成でないと後半の謎解きは成り立たない。しかし前半の作中作に近い作品の下手っぷりはどうよ。そういうカラーなんだけど、作中作と分かっていなかったら、ぶっ飛ばすというぐらいのヘボ文章構成でござるね。そういうのが書けるあたりも才能なのか。しかし著者自ら前作のネタを割っている。いいのか?
2002/06/09(日) |
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- さっきから外で歓声が上がっている(21:00)。この辺にビジョンはないと思うんだが……。
- ムーミンのお皿のおもちゃがつくっていうんでね、ビスコを買っているのです。昨日チャット中に計算したら、16枚のお皿をダブりなしで集めても450個ものビスコを消費せねばならんということに。食玩のお菓子はアメ2個とかである方がよい理由がわかりました。
- 一生懸命ホームズDVDを見ています。でもまだ6巻なの(問題あり)。ワトスンに注目。台詞があんまりないんだけど、表情がいかにもワトスンー。そんでもって、倒れている通訳を見たときの医者としての行動が凛々しい。珍しくいいところを見せた。マイクロフトの姿にちょっとショック。もっとどっしりした油断のならない人だと思っていた。なんか落ち着きがないよ。
- 明日から早起きの練習だー。
- 6/7読了:『試験に敗けない密室』高田崇史 講談社ノベルス 740円
物足りない。はっきりいってこのシリーズはミステリよりもパズルを求めて読んでいるので、長編には向かない。そういう性格のシリーズなので、オチは別にこれでも全然かまわないけど、筋がパズルと完全に分離しているのが気になります。あとがきがある意味最もショックだったよ。この人そんな年齢だったのかー。