2002/06/08(土) |
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- 携帯が壊れたっぽい。操作中にいきなりロックがかかりやがります。まともに打てません。打つが第一頻出動作の端末を電話と呼んでいいのだろうか。
- 「スコーピオン・キング」を見た。友達の趣味です。ロック様(様付けがデフォルト)を見る映画です。彼の扮装と活躍を見て「……あの髪型と弓が強いというのは流行りなのか?」と疑問に思いました。ラクダと子供が可愛かった。ソーサレス(邦訳は予言者だったかな?)が東洋人なのですが、あの肢体、俺から見るとコンパクトで肌キレイでたいへんよろしいが、西洋人からするとグラマー度が足りなかったりしないのか。男女ともに露出度がたいへん高い映画ですが、不思議なぐらいエロくささがないな。そういえばかつて「どうして筋肉ばりばりで男性ホルモンが過剰そうな人間がお肌つるつるなのか」という問いかけをしたら「訓練器具でスれるから。でも手入れもしている」と教えてくれたのはこの友人だ。
2002/06/07(金) |
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▲本日購入:『死人の鏡』640『野鳥の会、死体の怪』840『日本経済図説第三版』780『TOEFL・TOEICと日本人の英語力』660
- 図書館に行ったり、横浜まで結局歩いたり。歩いたのさ……暑かったさ……桜木町の高架下が無限に続く蜃気楼のように思えたさ……。
- 猫が飯を食わんのよ。朝起きて真っ先にねだるのは水。ああホントにあたしの飼い猫だねえ。
- 「太陽がいっぱい」を見た。何より驚いたのはアラン・ドロンの綴りが「DELON」だったことだ。でろん……。筋知ってるのでダレました。何しろ美形に興味がないんだよ(致命的)。まさかリプリーとこんなに一緒だとは思わず。でも、映像的にもラストもこっちの方がいい、と思う。向こうの方がセットや景色類が豪華だが。でも両方見るほどどうってこともないような気がしたのは事実。なんでだろう、筋的にはむしろ好みのはずなんだが……。
「ベオウルフ」(借り物)を見た。あまりにも昔に借りたので、どこに注目しろと言われたのかもう忘れてしまった……。ありがちなSFアクション。1度しか見たことがないベルセルクを思い出した。怪物がRPGのラスボスのような変形をする……。
「真夜中のサバナ」(借り物)を見た。終始疑問、サバナってどこ? クリスマス時期だが暑そう。だいたいサバナってアフリカ中心に分布する気候・風土を指すんじゃないのか。そうは見えないが南アフリカかな……と思っていたらいきなり「ヴードゥー教」とか言い出すし。特典見たらジョージア州。てアメリカかよ。一般的日本人なら誤解した私に賛同してくれるよねえ? なんか焦点ぼけてない? ノアールにしたいのか超自然にしたいのか法廷にしたいのか。実話原作なのか。じゃあ町と人を見せたかったのか。解説を読んでるとサバナという町を知らん方が悪いみたいな。特典から見ればよかった。ジュード・ロウが細い……という印象。
やった洋画のストック見終わったよ! あと残りはアジア映画とホームズドラマとルパンのストックだけだ(ありすぎ)。
2002/06/06(木) |
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▲本日購入:『樒榁』700『試験に敗けない密室』740
- ふと大丸のサイトに行ったら、「年内は休まず営業いたします」とあった。今から年内休みがないなんて宣言されると気が重たくならないだろうか(交代制で休みはあるにしろ)。なんか気の毒。
- 時間が空いたので、プラド美術館展に行ってきた。人が多かったよ……。平日真っ昼間でこれだと土日なんかおそろしいな。説明書きが全然なくて哀しかったです。素人なんだよー、説明してよー。仮にお金払って説明聞ける機器借りたとしても、全部に説明ついてるわけじゃないしな〜。聖人の行跡どころか名前すらようわからん素人には、「悔悛するマグダラのマリア」の表情がいちばん心に訴えられるものがありました。悔悛といいつつ、あれは絶対キリスト教的にはまだ罪深い感情なのではないかと推測する。
- 本日読了:『庭に孔雀、裏には死体』ドナ・アンドリュース/島村浩子訳 ハヤカワHM文庫 900円
コージーミステリらしいので買ったのですが、ミステリとしてはとても他愛なかった。文章も全部が持って回った言い方をしているので、どこを強調したいのかわかりにくい節がある。ウィットは利いていると思うけど、会話だけではなく地の文がほとんどすべてそれだからちょっとくどい。それでも、満足度を表せと言われたら、高い点をつけます。なぜならゴージャス・マイクルがカッコいいので眼福なのです。活字で眼福というのも妙だが、彼が主人公を助けに来てくれるたびに幸せになります。あ、この話のノリって、今市子さんのコメディに似ているような気がする。彼女のマンガで想像するとぴったりハマる。
2002/06/05(水) |
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▲本日購入:『$火宵の月・10』390
- 市営地下鉄に乗ったら、駅ごとに国を応援しているらしくそれぞれの駅にそれぞれの旗が貼ってあった。しかし片倉町とかに応援されて何を喜べというのか(片倉町の人ゴメンナサイ)。
私をよく知る人なら察しがつくと思いますが、そろそろ活動が面倒になってきました。とっとと決めてとっとと働いてしまいたいわー。
- 「リトル・ダンサー」を見た。覗いてた少年に何も質問もしないでトゥシューズを渡す先生かっこいい。しかしすげえ閉塞感のある話だ。閉鎖しかけの炭坑の町で、皆がストレス抱えている。男の子なのにバレエというのが最大の障害なのかと思ってたら、全然そんなことねえのよ。兄貴が逮捕されたり、父親が荒れてたり、先生の旦那はアル中だったり、親友はカマっ気を隠していたり、町全体がストで貧乏だったり。殺伐としてる周囲が、夢を持つ/支えるという大変さの中で、変わっていくんじゃなくて、底にあった純粋なものが見えていくのがわかるのよ。「男の子がバレエをする話」と認識されているのがもったいない。いい映画だ……。
- 中華街入口のバス停のとこに、「ゴミを捨てるな」という貼り紙がしてある。それだけではなく「おもしろ千流(川柳?)」とかいって
「一人が捨てればみんな真似する ゴミの散乱君のせい!!」
「ゴミ捨てをみんなやってる言いわけするな みんなが死んだら君も死ぬのか」
いかにキレているかはよく伝わってくるが、最初のにいたっては全然五七五七七じゃないぞ……。
2002/06/04(火) |
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▲本日購入:『$ヒカルの碁・17』390『$ちょびっツ・5』505
- 内定が1社出ました。しかし一次面接もまだこれからのところがあと3社もあるよ……。
- 「ノートルダムの鐘」を見た。結局容姿で恋愛対象からはずされるのだ!という結論になってしまわないか。エスメラルダは美人なので好きだが、カジモドが気の毒すぎる……。フロローの内面が興味深い。奴はカジモドと昼飯を食いにわざわざ塔まで毎日来ていたのか? 他にいたぶる人がいっぱいいるようなのに、20年も自ら面倒を見ていたのか。エスメラルダに対しても愛情表現を間違えているが、感情的には奴は激しい情熱をお持ちのようだ。間違えていることに気付くのも嫌がっていそうな内面が興味深いのだ。映像は結構好き。暖炉のとことか。でも特典のコンテ見て、もっと薄暗く恐怖っぽい演出の方がよかったと思った。ディズニーだからそれはないんだろうな……。
- 本日読了:『メソポタミアの殺人』アガサ・クリスティ/高橋豊訳 ハヤカワHM文庫 641円(古100円)
昔持っていたが、途中で挫折してた本。てか売っ払った俺のあの蔵書を返せ>昔の俺! 典型的なクリスティ犯人なので、火サスの犯人をあてるように犯人はわかる。被害者の人間性を掘り下げていくことで犯人に到達しようとしているようでありながら、実はきっちり検証プロセスは本格ではないか。主人公の看護婦の看護婦としての書き方が妙にハマっていて、さすがと思いました。
2002/06/03(月) |
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- 「アンナと王様」を見た。……非常にバカにされている気がするのは私だけですか? 英国万歳というか、なんというか。メイキングで「アンナには批判も多い」さもありなん。「特にタイでは『ただの自慢話だ』とか」……いや、批判したい点はそこではないと思うよ……。西欧だけが文化なのかコラ。おまえはビクトリア女王にも同じように接するのか。タイ国王がそんなにも譲歩しているのにおまえの方は一歩も譲歩なしかよ。郷に入っては郷に従え、という諺はないのか。などと不満がたらたらと流れ出してしまいました。タイでは撮影が許されなかったのも納得する。セットと景色と衣装はとても美しいのに、ああ……。
しかし、仮にも名作扱い。それだけってことはないだろうと思って、「王様と私」買ってきました。見ました。ハーレクインだった(読んだことないけど)。王様がバカになっていた……。チョウ・ユンファの王様は私の考える王様像――常に笑みを浮かべて泰然とし得体が知れない――に合致していたのだが、ユル・ブリンナーは顔こそまさに美男子だが単細胞に描かれている。しかし筋全体がロマンス主眼なので、むしろこっちの方がバカにされている感は少ない。架空のおとぎの国の出来事に思えるので。タプティムの扱いがまさにロマンス以外の何物でもない。ビルマから贈られた妻が使者風情と駆け落ちしたら、それは国際問題だよ!むしろ許す方がマズイよ!と突っ込んではいけない。しかし劇中劇がとても面白かったので費用対効果問題なし。
アジアと西洋が出会う話は難しいね。
- らぽっぽのアップルポテトパイを初めて食べてみた。おいしいか、これ? どうしてあんなに並ぶのか謎。
2002/06/02(日) |
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- 涼むために風呂に入ってしまった……。かき氷も食べたし、夏満喫。猫は早速夏バテくさいです。
- 鮎の塩焼きとお吸い物作って食べた。鮎をパックから取り出そうとしたら、ラップに貼ってあるシールに焼き方が書いてありました。それってあまりにも……。
- 開港祭で花火が上がっていました。音が鳴り出すと、見えやしないのに、うちのマンションと向かいのマンションから人がぼろぼろ顔を出していました。俺もな。花火見えるマンションに入居してみたいな……。
- 本日読了:『ポアロ登場』アガサ・クリスティ/小倉多加志訳 ハヤカワHM文庫 640円(古300円)
ポアロ短編集。読むのは初めて。ポアロの魅力に降参です。昔はポアロ苦手だったのが嘘のようだ。どうしてこんなに可愛らしいのでしょうか。登場といっているわりには何の前置きもないので、どうしてヘイスティングス「大尉」と組んでいるのかさっぱりわからない。でもいいコンビです。内容もさすが女王、と思わせてくれました。古典なのに全然飽きないし、まんまとひっかかってしまった作品もあったよ。温故知新という諺を思い出しました。トレビアン、ムシュー。