2002/05/11(土) |
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- そういえば昨日本屋行ったとき、鈴木直人のゲームブックが妙に立派になって再発行されていて驚きました。なつかしー。ゲームブックの中ではこの人のがいちばん好きだったなぁ。でも何で今頃復刊なの?
- 近頃中華街は修学旅行生だらけです。ホリデイ・インで茶してる大量の制服の群に「10年早いわ!」とちょっとご立腹♪
- 最近、奇妙なことに朝5時〜8時の間に必ず目が覚めるんです。目覚まし時計もかけてないのに。何時に寝てもです。4時に寝てもちゃんとゴミ出しが出来ました。いったいどうしたんでしょうか。……昼寝してるからじゃないのか。
- ムーミンがフロド……スナがレゴラス……ピピンは絶対スニフ、メリーはミイだな……ガン爺は誰が合うかな……なんてことを真剣に考えている自分にはたと気がついて、ちょっと憂鬱になりました。
- 本日読了:『マレー鉄道の謎』有栖川有栖 講談社ノベルス 940円
読んでるときはそれなりに楽しかったんだけど、振り返ってみるとそこはかとなく2時間ドラマめいていたような気が。観光地巡りなところとか、最後の処理とか諸々。ダイイングメッセージの解決は甘すぎるでしょう。そんなことやってるヒマはない、んでなかったの? 変な話、なぜか火村シリーズは思考停止して読んでしまい途中で謎を解こうという気などさらっさらないんだが、謎解き主眼にするとかなり物足りないんでないかと思うなあ。キャラものとして読むとそれなりにツッコミどころがあって楽しいんだけど。
- 本日読了:『怪盗道化師』はやみねかおる 講談社青い鳥文庫 620
デビュー作復刊。よくあることだけど、デビュー作が最もおもしろいってどうよ。ファンタジー寄りでモロ児童書的世界、短編連作の形式なので質にばらつきがあるものの、勢いがあるうえにメリハリがよいです。やっぱり三人称の方が似合っていると思うな。あと児童書なのにじさまが主人公ってのも勇気ある設定。あとがきの追記は蛇足だ。あのまま終わって欲しかった。
2002/05/10(金) |
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▲本日購入:『マレー鉄道の謎』940『恐怖症』838『殺戮にいたる病』571『怪盗道化師』620『あらしのよるに』971
- もう梅雨ですか?
- レモンの腐らなさはある意味恐ろしいです。
- 下の『あらしのよるに』というのは絵本なんですが。嵐の夜、真っ暗な小屋に雨宿りした二匹がのんびり話をして友達になって顔も知らないまま明日会おうと約束して別れるという話です。これだけなら買わないけども、本屋に他に『あらしのよるにシリーズ6 ふぶきのあした』というのがあって、立ち読みしたら、二匹がかけおちしていました。4冊の間にいったい何があったんですか!? 実は二匹はヤギとオオカミなので道ならぬのは分かるんですが、展開がもろメロドラマ。まさか、お互いに「いのちをかけたゆうじょう」と破滅的に笑い合うようになるとは、あののんびりした会話からは想像もつきません。ということで買ってしまいました。全部揃えたら6000円か……。悲劇的な要素が感じられない1巻からすでに帯には「どうして二ひきはであってしまったのだろう……」て、こっちの方が「どうしてこの絵本にであってしまったのだろう……」という気持ちです。
しかもグーグルで検索かけたら、岸田今日子主宰の劇団で舞台化してるし。
さらに調べてたら、なんか結構人気。神田三省堂では平積らしい。
毎日新聞のこの記事、読めたものじゃありません。ルビふりすぎ。
- 本日読了:『おしどり探偵』アガサ・クリスティ ハヤカワHM文庫 680円
久しぶりのクリスティ。最後にクリスティ読んでから10年以上経ってるんじゃないかと。正直、クリスティがこんなユーモア小説を書けるとは知りませんでした。現代にも通じそうな仲の良い夫婦の探偵ごっこぶり。ネタになっている探偵たちがほとんどわからないというのが残念。時代を鑑みるに、たとえば今「じゃあ今日は僕は金田一で」「私は御手洗で〜」とやっているような感覚じゃないかと思う。ほのぼのしてるわりには、きちんとフェアだと思うし、密室から暗号までバラエティに富む。脇役も魅力的。軽いけど私は好き。こんな楽しいクリスティを知らずにいたなんて勿体なかった。
2002/05/09(木) |
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- 今日は体調悪くてソファベッドをソファに直してからもほとんどずっと寝ていた。夕方起き出してみると、なんか匂う。猫の粗相の匂いだ。嗅いでみると、発生源は自分の服だった。なぬ、と改めると、ソファの背もたれとの境目ぐらいに猫が粗相をしていた。えっ、いったいいつ!? 寝転がると隙間ないぐらいなんですけど。猫の作戦だろうか。猫は、なんかしらんが、あまり寝てると腹も減ってなくても起こしに来ます。旅行時に母に吹き込まれたのではないかとちょっと疑っています。
- 本日読了:『黒後家蜘蛛の会1』アイザック・アシモフ 創元推理文庫 780円
時代を感じますね。小ネタ的というか、そんなささやかなネタでは普通ミステリ小説にしないわ、というような話が多いです。うまいんですが物足りない。本格でもないと思う。理屈臭い有栖川という感じか。「明白な要素」で、それを言ってはー!というミステリにおけるかなりな反則技を持ってきたあたり、やっぱりこの人の根っこはSFにあるんじゃないかと思います。
2002/05/08(水) |
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- コンポ買ったのいつだっけ? 今日初めてMDを使ってみました。録音するためにマニュアルを探し出し、曲順をメモリー。感想:ラジオ編集したりしてる友人たちを崇め奉りたいと思います(難しくはないけど根気が要ります)。
- 走るトラックにしがみつきながら「どうしてこんなに眠いんだろう……」と思っている夢を見ました。
- 「キャッツ&ドッグス」を見た。猫が悪役なので猫派は見ない方がとかとも言われるけど、猫好きは別にこんなことでは怒らんと思う……ていうかむしろ猫に世界征服されたい? 今だって騙し合いのスリリングな関係だからね〜。オープニングのトムとジェリーっぽい追いかけっこがちょっと邪魔な感じ。あとはバカくさくていいです。猫派としてはキャリコのかわいさがイイです。
- 本日読了:『見えない精霊』林泰広 カッパワン 781円
くどい。もう少しすっきりできないものか。クイーン系とでもいうのか「わかってるから省略してよ」と言いたくなるような反復が多いのです。舞台が特殊で人間ドラマ的要素が全然ないのも私には辛い。記号が動いている話というのも悪くはないんだけども、だったらもう少しあっさりしててもいいんじゃないかと思うのです。
- 本日読了:『ルール』古処誠二 集英社 1600円
終戦間近のフィリピンでの日本軍、という設定でありながら泣かせようという描写がないところが好感が持てます。微妙な問題だけに、作者の抑えた筆致が活かせていると思います。捕らえられた白人兵は現代人の代弁者であろうと思われます。感情的にはこちら。でも、ご老人たちに対して戦争の話を何で黙ったままでいるのかと糾弾しにくいぐらいには、日本兵の気持ちがわかるような気がするんです。それは極限状態での彼らのとった行動ゆえではなく、とりたかった行動ゆえにあるのではないかと、考えさせてくれるところにこの作品の価値はあると思います。装幀は好きなんだけど、話に合ってなくないかしら。
2002/05/07(火) |
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- ちょっと就職活動みたいなことを始めてみたり。休んでみて、わかったことがあります。おもしろいフィクションに出会って、猫と遊んでいれば、私はいつでも幸せ〜ということ。職種は二の次かもしれない、ということで、やっぱりソフトウェア屋として就職するでしょう。
- 猫がクッションに穴をあけてくれやがりまして、部屋の中にパウダービーズが散っている。最初何の砂だと思ったら。どうしよう。カバーを買ってくるか、いっそムーミンのぬいぐるみでも作るか。
- すいません、指輪。真面目な話ですので〜。ボロミアは指輪の魔力にやられたとなっているけど、私的にはアレは自分の意志であると解釈したいのですが。いや作者は魔力の影響と書いているのはわかるんですが、そうすると、その後の改心が「単に指輪の魔力が離れただけ」となるじゃないですか。それよりも自分の意志で自分の民のために指輪を欲しいと思って、でもそれは違っていたと自分の意志で認めて、自分の意志でメリピピを助けて欲しいのです。ちなみに間違っていたとは思いません。違っていたのだとは思うけど。
ここからはばか話一つ。船で考えていることの描写があるのですが、レゴラス→森で遊びたいなあ、ギムリ→奥方の髪はどんな箱に入れようかなあ、ボロミア→指輪ほしいよう、メリピピ→ボロミアこわいよう、サム→水こわいよう。ホントに指輪捨てる気あるんですか?ねえ。特に前二人。
- カッパの本格新レーベル4冊は表紙と帯が食指をそそらないと思うのです。カッパということもあって、オヤジが読む本に見える。帯は帯で「またもや便乗」という印象。もちょっと何かなあ。
- 本日読了:『アイルランドの薔薇』石持浅海 カッパワン 781円
社会派ネタ大の苦手なんですが、読んでみたらそんなに抵抗なかったです。かなり伏線が多く、人種構成さえ計算し尽くされ裏のあることばかりだけども、「それありかよ!」と鼻につく点はありません。たぶん描写が地味で堅実だからだと思います。そう、既存の作家で言えば古処もしくはあっさりめの柄刀とタッチが似ているでしょうか。犯罪自体にトリッキーなところはないが、私は好きだ。最大の謎、フジって何者……。
- 本日読了:『密室の鍵貸します』東川篤哉 カッパワン 800円
上と逆に、文体が大の苦手……。性に合わない。真面目にやれい、と思ってしまうのです。トリックが妙に名探偵コナンを思い出させる。マンガなら許せるが、小説としてはもう少し捻りがほしい。あと、描写がちょっと疑問に感じるところがある。毎回酒宴になるのにどうしてこいつは酒屋の位置を説明するのか?とか、何度も訪れている家に行くのにそんなに「時間がぴったりじゃ……」とか注意するのか?とか、そんな人ん家で脱いだ服を脱衣籠に入れっぱなしにするか?とか。推理以前のアンバランス。
2002/05/06(月) |
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- 最近流行りの名を騙ってメールを出してくるウィルスあるじゃないですか。差出人:mtera、宛先:mteraでメールが来たよ……微妙に腹が立ちます。
- あけぼの公園に行って来ました。いやー素敵ー。あんな家に住みたいです。稼ごう、と志を新たにしました。ショップでは何も買わないつもりだったのに、他の店ではすでに品切れで置いていないエプロンを2枚も購入し、我が家のエプロン数は全部で5枚へ。使わないのにどうする気なんだろう……。横浜に帰ってきてからムーミンストラップ、タオルかけをゲーセンでゲット。ムーミン三昧の日でした。
2002/05/05(日) |
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- ただいま〜。ミッション成功。いえい。労働するおねーさんのように見られたよ!
- 法事は何かとおもしろかったよ。その1.水引が白と黄色。兵庫ローカル? とりあえず関東のコンビニでは売ってないのでいざ駆けつけというとき現地でしか調達できない困りもの。その2.盆が回ってきて、お焼香をして、小銭(100円)を盆に載せる。なんだそれは……。そういうものなの? ねえ。
坊主の説教は「自業自得」という言葉についてだったが、雪印食品の話とか、殺人事件の話とかしていた。不用心な……関係者がいたらどうするんだよ。そんなことではどうじないのが坊主なのか? 戒名をあらかじめ調べてきていなかったのでGWの忙しい時期のバイト坊主かと思ったら、ちゃんと担当坊主らしい。怠慢だなあ。でもそういうことを口に出しておばあちゃんに言うのはどうかと思うのよ〜>ママンパパン(ちなみに祖父の法事です)。
- 名古屋プチオフもまったり楽しくやってまいりました。まったりいいねえ。私は実のところ主婦の皆様と話ができるのがとても楽しいです。買わないつもりだったのにグッズ買ってるし……。大きいアイテムのダブりが出たのでどうしようかな〜。夏にまた名古屋か東京オフやるなら景品に取っておこうかな〜。