2001/07/14(土) |
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- 以下、脚色なし。
アマゾンと暮らす日本の漁師町の夢を見ました。
高校生3人の男の子が川に船を浮かべて釣りをして遊んでいました。少年Aは優等生で人望も厚いよい子、Bは普通の子、Cはちょっと鈍くさい子でした。
「もう帰ろうか」と岸に近付いたとき、船がひっくり返りました。ピラニアが襲ってきました。少年Cが噛みつかれました。皆で撃退しながら、船を放棄して、岸に辿り着きました。「ああ助かった」と思ったとき、川から象より巨大なピラニアが現れ、少年Cを足から飲み込みました。
少年A、Bは手をのばしたのですが、恐怖と驚きで一瞬遅れ、間に合わず、少年は川へと消えていきました。Aは助けに川に飛び込みたいと思いましたが、ピラニアに食われた者を助けて自分まで食われるようなことがあってはならない、それがアマゾンと暮らす日本の漁師村の掟でした。それはCもわかっていたはずだ、と大人たちに慰められました。
それでも諦められず、次の日も川辺に行ってアマゾンを見ていました。心配した彼女Dもついてきました。やさしさでできあがっているような彼女はCを案じていました。AはAの行為を正しいとも悪いとも言わない彼女がとても好きでした。
二人で現場の川を眺めていると、Aの叔母が通りがかりました。Aの叔母は多少霊感のある人間でした。「あら」と叔母は二人に声をかけました。「実はCくん助かったのよ」と言いました。
二人の驚きは大きかったですが、とても喜んで、こっちだという叔母についていきました。病院に連れて行かれるのかと思ったら、魚の倉庫の方に行きます。「傷は清い水で洗って私の薬を塗れば治ると言っているんだけどきいてくれないのよ」叔母は嘆きました。AとDは、Cの傷の具合を想像しました。どんなにひどい傷でも、変わりなく接しよう、と誓いました。
連れて行かれたのは廃倉庫の隅でした。叔母に促され、先に少年Aが暗がりの奥へ進みました。「A」とそれはいいました。Cの顔をしていました。汚れていましたが元気そうでした。
Dは横から見て安心したのでしたが、Aは硬直していました。どうしたんだろう、と彼女もそばに寄って、声を失いました。胸から下は泥だらけのヒドラでした。うねうねと悪臭を放ちながら太い触手が蠢いています。
「ヒドラのおかげで助かったんだ」とCは言いました。
「ヒドラが離れても大丈夫なのに、聞いてくれないのよ」と叔母が説明しました。Cの形相が変わりました。
「ヒドラのおかげだ。離れるわけにいかない。いちばんの友達だ」
「あのとき助けてくれなかったおまえよりずっと友達だ」
「おまえは俺を蔑んでいただろう。おまえじゃなくて損失は最小に抑えられたと思っただろう。皆だって食われたのが俺でよかったと思っただろう。Dだって俺が気持ち悪いだろう。こうなる前から気持ち悪かったんだろう」
「俺はこのヒドラとおまえたちに復讐してやるんだ!」
その途端、AとDの頭の中で、Cは怪物へと変貌を遂げました。
「ショックを受けているだけなのよ、だから説得して」と言う叔母の言葉は遠く聞こえます。泥をこぼしながら、体をはい回る触手。Aの手にはナイフがありました。ここで夢は覚めました。私の夢は神さまのように残酷だなと思いました。
2001/07/13(金) |
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- 自分より年下の人間には彼らにしか理解できないルールがあると感じたときが、若くなくなったときではないか。自分より年上の人間には自分の知らないルールがあると思ったときが、子供を自覚するときではないか。そして、ホントの子供は、自分たちのルール以外は正しくないと思っている。
2001/07/12(木) |
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- かき氷のシロップはフランス産MONINのがオススメ。パッションフルーツ味がとてもおいしい。ライチ味のリキュールもかき氷にぴったりだ。ワイングラスにシロップ入れて、氷入れて、食べると量もちょうどよくてグッド。今、うちには、シロップが4本、リキュールが2本あります。野菜室を占拠しています。幸せです。
2001/07/11(水) |
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- 現在の目標は、「1時に寝る」。でも、リンクも整頓したいし、読書記録も書かなくちゃだし、やっと見つけた辞書CGIもインストールしたいし、見てないDVDが50時間分ぐらいたまっているし、で、お絵描き掲示板で遊んでいる場合ではないのだ。ないのに。
- DVDレコーダーいいなあ。ムーミンをCM抜きしてまとめたいなあ。一発頭出しとかできるんだろうなあ。デジタルぐらい画質キレイになることは絶対ないけど、これ以上劣化しなくなるもんなあ。でも買わない。買わないぞ。ビデオだって最初は20万円とかだったのが、今、10分の1とかになってるんだもんな。早まってはいかん。ああでも、誰か買わないかな……。
2001/07/10(火) |
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- 今日通った道は、昨日通った道より柄が悪かった。片一方にコンビニがやたらあるのに、片一方には全然ない理由がわかったような気がした。
- 簾やはり壊されました。次は長押につける突っ張り棒買ってきてカーテン吊るかな〜。
- 小学校殺傷事件で「女性教諭の間に不安広がる、自分たちでは対処できない」などというニュースを以前見たが、刃物持って狂乱している男相手には男性教諭だって対処しがたいと思う。子供を見捨てて逃げたのではないかと責める気持ちはわかるけれど、条件反射的に逃げても仕方がないぐらいだと思います。親はともかくマスコミが言うことではない。無茶言うより、もっと違う方策を考えた方が建設的ではないだろうか。私は、基本的に、何も悪いことをしていない人に負担を負わせる考え方は嫌いなのです。
2001/07/09(月) |
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- 朝と帰り、うちから桜木町まで歩いてみた。20分。朝は足が重くて重くて前途多難って感じだったが、帰りは意外とすいすい歩いた。馬車道あたりを縦に交差する道は何にもないなあとずっと思っていたのだが、全部飲み屋だということがわかった。しかしどれだけ洒落た店やアットホームな店を見つけてもあまり飲み食いしないので、どうしようもないのが残念。でも、真夜中の町を歩くの大好きだなあ。途中でコンビニ寄ってジュース飲みながら歩いて幸せをかみしめておりました。
- 11時に帰ってくると、猫といる時間って9時間しかないじゃないか。そのうえそのうち5〜6時間は寝ているし1時間は朝の支度でかまってられないし1時間半は風呂やらでかまってられない。実質30分〜1時間30分。ああもっと猫さわりたい〜(迷惑)。
2001/07/08(日) |
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▲本日購入:『ワールドガイド<ベトナム・アンコールワット>』1550『$火消し屋小町・2』743『$あかりをください』520『$タンバリン・2』514
- 引き続き、タ○シ来横顛末。いりこが会いに来るというので待っていたら、2時頃チャイムが鳴った。約束は4時だったが、疑いもせずドアを開けると、そこに立っていた姿はいりこにしてはずいぶん老けていた。mteraと目が合うと、彼女は早口でまくしたてた。「す」とmteraは口ごもった。
「すみません、中国語喋れません……」
彼女は途方に暮れたように眉を顰めた。見れば、白髪頭には飾りの付いた帽子、淡い海色のドレスはずいぶんめかし込んでいる印象だ。片言の日本語を聞いていると、どうも娘を訪ねてきたらしい。部屋番号が違っていないか聞いても首を振る。私の前にすんでいた人は日本名だったので、知らないというところだろう。近所づきあいもないのでよくわからないが、普段開いているドアから中国語らしき会話が漏れてきている家を教えてみた。それきり私は引っ込んでしまったが、彼女は無事娘さんと会えただろうか。もっと親切に手伝えばよかったと後悔している。
- タ○シが試験を終えてやってくる。「箱根駅伝のコースは?」とか神奈川県ローカルな地理が出て難しかったらしい。それにしても、今、福岡で公務員として教員やっている人間がどうして横浜の試験を受けるのか真意は聞けずじまい。私と違って、地縁にうんざりくるタイプではないのだが。「モノづくりを勉強しようと思って」と言っていたが、意味がわからず。横浜とモノづくりは何か関係があるのだろうか。こんなこと言っている私も横浜市職員の試験には落ちた経験ありです。
- いりこ来る。試験を終えて先に来ていたタ○シと話しているうちに、彼女はパンフレットを取り出した。
「カンボジアのパンフやん」
何!? 茶の用意をしていた私はすごい形相で振り向いたと思う。アンコール・トムの中にある遺跡に興味があるらしい。「あたしも!あたしも興味あるの!大学生のときから!」俄然、話が現実味を帯びてきた。いりこと一緒だと安心だし楽しいし、というモノではない。いりこが行くなら私だって負けられないわ、という心理に近いだろう。早速ガイドブックなどを買ってみたり、すっかり行く気満々である。6月を過ぎると次に安くなるのは10月かららしいから、10月に有休を消化して行くというのが最もベストだろう。それまでには生水が口に入ったごときで壊さない程度には胃も復調させ、炎天下歩いても大丈夫な体力をつけねばならない。現在、私は密かに、9月に辞めると言って12月までに会社を去る、という計画を立てている。理由は必ず聞かれるだろうが、そんなものは無数にある。どんな説明も嘘でもあり真実でもある。だが、タ○シに「辞めて何すると?」と訊かれたときに頭に浮かんだのは「散歩がしたい」だった。1ヶ月ぐらい、体力リハビリを兼ねて、真っ昼間に、外を歩き回りたい。それがささやかな野望だ。
しかし、そんなことを悠長には言っていられなくなった。頑張らないと〜!
- タ○シは、ふかひれジェラートを食べて「おいしいやん!」と言った。大丈夫か。