2001/02/03(土) |
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- 節分。太巻買って会社で食べた。会社で太巻をまるかじりする女。南南東を向いてなかったので半端。その太巻は渋谷東急のれん街で購入したのだけれど、通りすがりに揚げ物などを売っているお惣菜屋さんのおばちゃんが二人で話していた。
「今日客少なくない? みんな今年は節分やらないのかしらねー」
「これからでしょー」
そんな特需が見込めるほど立派な行事なのか節分。
- 風呂のつまりものがすぱっと抜けなかった。ガラスカッターは届きそうもなかったので、自在鈎みたいなのを買ったりしたけど無駄無駄ー(投げやりな調子で読んでください)。ちょっと冷静になって考えてみた。仮に我慢して使った場合でも出ていくときにバレないとは限らない。バレた場合はいいわけがきかず絶対自腹だろう。そのぐらいならダメもとで今言ってみる方がいいんじゃないか。ダメならダメでユニットはずす金は引っ越し費用よりかは安いだろうし(さらに投げやりな調子でお願いします)。仮に見に来るってなったときに猫はどこかに隠す算段だけはつけといて。おし。
- 多分グリムに「ほんとうのおひめさま」という話がある。娘が一人城に泊めてくれとやってくる。その城の后は、客室のベッドのいちばん下にそらまめを置き、そのうえから何枚も布団を重ねる。笑点の10枚の座布団よりのぼりにくそうなぐらい重ねる。そいでもって翌朝、「寝心地はいかがでした?」と尋ねられた娘は「背中に固いものがあって眠れませんでした」と答えて、「そんな繊細な背中を持っているとは、彼女は本当の姫だ!」と息子の嫁にするのだ。友達も強烈な印象を持っているようで「豆の上に布団ひく話でしょ」で通じた。彼女は「あれは今考えると貴族に対する痛烈な風刺だ」と言っている。それはともかく、最近布団ひくときにあの話をよく思い出す。そんな部屋には問題がある。
2001/02/02(金) |
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▲本日購入:『少年たちの密室』820
- だるい。読んでいる本のせいもあるかも。地震で地下に閉じこめられながらぶっ殺してやるとか何とか大喧嘩。だるい。
- 風呂のつまりものがすぱっと抜けた。それはまるで知恵の輪が解ける瞬間にも似ていて、なぜいままで抜けなかったのか不思議なぐらいだった。やはりつまりものは目薬のビンで、ふたの部分は白いプラスチックで、意外なほどキレイだった。
――という夢を見た。夢オチかい。
- 第一生命だっけ、「いただきません」ていう保険。あれで介護のために平騎士たちに意見を求めるCFあるじゃん。あれを見るたびに「月に一回ぐらい自分で電話しろよ……」と思うのは私だけではないはずだ。
2001/02/01(木) |
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▲一昨日購入:『UNKNOWN』740『夏の塩』476『プラスチックとふたつのキス』476『$アンネ・フリークス・1』540
- 前方後円墳ってどうして前方後円なんだ。疑問に思ったことはないですか。日本人の常識的感覚においては、前=上、後=下という感覚が成り立っている。円が後ろ=底にあるというのはいかにも安定が悪くて落ち着かない。そんな常識に反してまで円を後ろだというからには、何か学問的必然があるのだろう。最近読んだ新書にも円の方に墓所、というのがあったので大事なものは奥にあるという発想だろうか。と思っていたら、こんな記述を見つけた。にしても結構いい加減?
- 同僚が映画「秘密」をテレビで見て泣いたーという話をしていた。そのラストが納得できないとかであらすじを説明した。その話を聞いた皆は「それは納得できない」とか「いらついて泣けないよ」とかさんざんからかっていた。私は全然違うあさっての方向――「それはホントに東野圭吾か?」ということが気になって気になって仕方がなかった。両方知ってる人、いませんか。原作と遙か彼方に映画が行ってしまっているということはありませんか。
- 猫が、お習字の筆の匂いがする。と思っていた。気がついた。逆だ。習字の筆が動物の匂いがするのだ。墨汁の匂いかと思っていたけれど、あれは動物の匂いだったのだ。筆になって、墨汁まみれになって、毎週水で洗われて、でもそれでもまだ動物だったのだ。このとき感じたおそれは畏れという漢字を当てる。
2001/01/30(火) |
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- 会社に財布を忘れてきた。家では酢を切らしている。だがしかし、どうしてもちらしずしを明日の弁当にしたくてたまらなかったうらてらは、コインランドリー用に溜め込んでいる100円玉を握りしめ、コンビニへ。ちらしずしは完成した。だが、今現在我が家にある現金は338円である。これは社会人としていかがなものか。
- シャワーごときで水が溢れてくる。困った。はっきりいって生活に支障がある。早めに帰ってガラスカッターの小さいやつをハンズで探して買ってきてみようか。抜けないなら砕いてしまえばいいんだしな。プラスチックだったとしても多分切れるだろう。自分の手を切らないようにしないと。
- わははー邪神(クトゥルー)占いだってさ。私シュブ=ニグラスだって。知らないや。読まなくちゃ。全然一般人に受けようという気持ちが感じられない占いだわ。でもムーミン公式サイトで「いやーん、また冬のヘムルタイプって言われた!」と思ってるのも同じぐらいのマイナー度かも。
2001/01/29(月) |
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- インドの地震がたいへんだ。死者2万人。第一報を聞いたときに「あーペシャワールが近いなークバードの所領の近くーザッハークでも現れたかー?」とばかげた記憶力を発揮し情けなく思っていたところだけれど(全部高校生の頃にハマっていた伝奇ものにおける固有名詞。無駄なことばかり覚えている)、そんな冗談が言える事態ではなくなってしまった。映像いっこも見てないけど、こういうときには、それが間違っていることでもいいから、神様、やり直してくれないか、と思う。
- Yahoo!オークションが有料化するそうだ、と聞いて、出品者だけだと思っていた。ら、入札者も対象らしい。なんだと。
- また蝦夷のノンフィクションを読んでいたんだけど、まだかなまだかなーと期待して期待して出てきたと思ったら3行で降伏してしまった。あーん。不純な動機でごめんよう。でも阿弖流為めあてで蝦夷の歴史の本読んでるのに、あーん、3行はつらいよう。
- ねるときの頭の向きを変えてみた。ちょっと新鮮。
2001/01/28(日) |
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- 昨日の雪。夕方5時頃テレビつけてニュース探していたら、NHKは1時間ぶっとおしで雪のニュースだけをやっていた。見なかったけど多分6時以降も雪のニュースだっただろう。情報が過剰なほど流されるのは、パニックを防ぐためだろうか。15cmの雪ごときでパニックを抱える脆弱な都市。滅びとか大好きな私は(不吉でごめん)、脆弱さが露呈する状況をとても喜んでしまう。こんな脆弱な都市が保っているのは、ひとえに、バスが普段10分のところ2時間かかっても騒ぎ出さない乗客によって成り立っているからだと思う。お行儀がいいのか、雪でちょっと立ち止まる気分になっていたのか。きっと両方だろう。
- で、実は今日は暑くて目が覚めた。
- 本格的に風呂場の排水溝がやばいかなーという感じ。今日などあまりにも流れないので、バケツで湯を汲み出して台所の排水溝に捨てたぐらいだ。その後詰まってるものの位置をなんとかちょっとだけ直して、少しはマシになったけれど。このあいだ点検にきたおっちゃんは「これはユニットはずさないとダメかもねー」とか言っていたし、1年も経って「前の住人が詰まらせた目薬みたいなののせいで困っているんです」とはなかなか大家にいいにくいし、にっちもさっちもいきません。
ガラスを溶かす薬はないだろうか。と考えて、ふと、「この中には万物を溶かす液体が入っています」とビンを見せるペテン師の昔話を思い出した。ビンが溶けていないんだからペテンだと思わせておいて、実は真実だという。中に入っているのは、H2O――水。
- KDDIのCMからボーイの声が消えた。誰だよ抗議した奴はよ……つまんねーな〜。(←これはもともとないバージョンだったらしい)KKKみたいなバージョンも消えるのだろうか。