「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を観た。
……みんな大きくなっちゃって……。ハリーなんか脱がされちゃってしかもすね毛とか生えてるんですけどそれはOKなんでしょうか。ロンもぶっとい腕だ。オアシスはハーマイオニー。ドレス姿も可愛い。パチル姉妹のサリー姿も可愛かった。女の子の成長の方が見ていて楽しい。男の子たちは次に見ているだけで楽しくなるのは50年後かな……。
今回の話は映像化されてもやはり納得がいかない。ドラゴンがいるところを見つけて皆に触れ回って「フェアにやりました」。それは……競技者に対してはフェアかもしれないけど、競技に対してはフェアじゃないんじゃないか? ドラゴン戦では競技場から豪快にはみ出しても可なら最初から競技場なんか作らなければいいんじゃ? 魔法でバリアされているし本人たちの同意を得ているとはいえ、生徒を水に沈める先生たちも理解できない。ヨーロッパ人は納得できるのだろうか。あと読んでない人をすっかり置き去りにしているなと思いました。ところで今回の話って、展開に困ると武闘会とかトーナメントとか開催されるジャンプマンガみたいじゃないですか? 映像的にはいろいろ面白かったんだけど。
今回の萌え処はちっちゃいハグリッドです。そうか、身長が3mあればいいのか。
ヴォルデモートさんなんですが、必要以上に大きくならない方が戦略的にいいんじゃないか。自立歩行ができるんだったら元の年齢にこだわらない方がいいと思う。5歳の姿をした子どもを、「悪だから」って貴方退治できますか?
ハンズに行ったら、アマルフィがすっかり改装されてっていうか違う店になっていました。コヴェント・ガーデンという名前の示すとおり、思いっきりティーハウス。ダージリンブレンドだけで13種類、茶園の名前がついているのが4種類、3ページにわたるメニューに紅茶以外の飲み物はほぼなし。ハンズの中にあるのにこんなに趣味に走った店でいいのだろうか。いやよくない。その証拠に土曜4時だっちゅーのに30%ぐらいしか席埋まってませんでしたよ。私は美味しく飲みましたが。でも消費単価上がった。ランチ2時までしかやってなかったー。前は休日メニューがあったのになあ。ケーキもなくなってました。ポテトのパンケーキ+スモークサーモンというメニューを頼んだら、美しい盛りのカフェっぽいものが出てきた。ポテトのパンケーキは東欧の方の食べ物みたいな感じ。美味しかったんだけど、芋と粉を混ぜた食べ物って量を食べると気持ち悪くなるんですが(ニョッキとか)、それって私だけなんでしょうか。
布団に防水布、っていうアイデアを見かけたので、ハンズで極力布っぽいシャワーカーテンを買ってきました。普通に防水布がよかったんだけど、見あたらなかったので。そのときリネンの売場見てたら、「ペットの毛がすぐに払い落とせる!」っていうシーツとか売ってました。知らないうちにいろいろ出てるんだなあ。RD-X6も今ネット見たらこの週末に出てるな。買ってこないと。先々週から値段下がってるといいな。XS-32どうしようかなー。私は2台も要らない人だし電化製品のオクは面倒だしなー。
「ゆりせんって何だろう……薔薇戦争みたいなものか? それともゴシップ系の本か……?」ひゃくかっせんだと気がつくのにしばらくかかりました。
帰宅したら、開けた覚えのないシェードカーテンが開いていた。誰か家に入った!?不審者!?と次の瞬間に「だったら何故片付けてくれない!?」とマジ真剣に思った。実際は犯人は猫さまたちのようです。不自然な方向に紐がひっぱられた形のままひっかかっていました。しかしうまく開けたもんだなあ。
寝ている間に片付けてくれる小人さんは来てくれないみたいなので、自分で片付けたいと思います。
今日の会社は300億円の損失を叩き出した誤発注の話題で盛り上がっていました。結論から言うとうちのシステムもそういう注文は出せるようです。というかたぶんどこの会社も出せるでしょう。それが取引だから。しょうがないので取消がちゃんとできるように電文を再確認している人たちがいました。卑近な話では証券会社はもうボーナスが出ているのだけど、返上かなあ、そういうレベルじゃないよなあ、と絶望しているだろう営業さんに思いを馳せました。たとえば、昨日の16時頃に渦中の営業さんに「悪魔に魂を売るなら時間を10時間戻してあげる」と囁いたら、100%売ると思います。人間が墜ちる瞬間ていうのはこういう瞬間なのだろうな。
2時間ほど早めに帰ってきて(つまり10時)、「ふー、やっぱり早帰りは楽だなあ」とゆったり風呂に浸かって出てきたら、布団が台無しになっていた。やっぱり布団だとやられてしまう……。新しい布団が来てまだ10日。これで2度目だ。一応今回は丸洗いできる羽ぶとん、しかも2枚重ねタイプにしていたので、洗っているのだけれども、夜中に布団を洗うことほどみじめな気持ちになるものはない。
私が発見すると、リアクションを起こす前によちが逃げるので、犯人はよちだと思う(というか風呂に入っている間、わちは便座の上で寝ていた)。怒られるとわかっているようだ。今日など、いつもより早く帰った・猫砂は丸ごと替えたばかりだ・部屋もちょっと片付けた・遊び道具のねずみも飛ばしてみた、と文句のつけようがないと思うのだが、そういう事情は斟酌しない。「猫 おしっこ 布団」で検索をかけると、さしたる理由もないのに布団に好んでする猫が結構いらっしゃる。布団というアイテムがダメだとしか思えない。毛布にはしないし。もう布団におしっこをするのが好きなんだと思って諦めるしかないのか。今日は1枚、下になっていた方の布団は部分手洗い+ドライヤー乾燥で使えるようにしたので、これで寝る。何だか日々布団を洗う手際がよくなっていくmteraさんだった。でも寝る時間はいつもと一緒になってしまいました。
サンタさんサンタさん。萌えー萌えー。
ぽってりした感じがいいですよ、サンタさん。髪の毛黒いのが見えていたけど、是非髭は本物がいいなあ。このサンタさんの本物じゃなくても別の人の本物ってのはどうだろう。『賢者のおくりもの』ってあるじゃないですか。髪の毛ではなく髭を売っちゃった奥さん。それすでに奥さんじゃない。萌えのあまり変なことを口走っています。フィンランド空港の販促印刷物を見て「サンタ村……」と夢見ている人がいます。
しかし儲けのなさそうなパーティでした。サザンのコンサートがドームであったらしく、他の飲食店軒並み並んでいるのに、カフェは貸切状態。プレゼントも実に気前よく配っていたし、子どもが多かったから追加オーダーもそんなに出てないだろうし、なんて商売ッ気のない……。
本日読了:『一週間のしごと』永嶋恵美 創元ミステリフロンティア 1800円
高っ。今値段見て値段ほどの価値はないかなと思いました。このレーベルは安い方だと思っていたのに。無理があるわけでもなく、わりと現代的だが爽やかな高校生と中学生が出てくるのだが、あまりにも大人の影がない。非現実的なほど子どもの王国だ。それでいくと児童書に近いのかもしれない。そのわりには事件は陰惨でその裏も陰惨だ。その辺が何か足りない気がする源なのかも。
11月読了:『九杯目には早すぎる』蒼井上鷹 双葉ノベルス 800円
外国人みたいな作品を書く人だなと思いました。ショートショートが外国ミステリのアンソロジーみたいな感じになっている。変なペンネームなので、イロモノかなーと思いながら買ったのだけど、小市民の描写が巧い意外と堅実なミステリでした。でも小市民なので、胸にすっとする物はあまりないかもしれない。惰性で酒を飲んだときの酩酊感みたいなものだろうか。そんな経験ないけど。
11月読了:『天使のナイフ』薬丸岳 講談社 1600円
今が旬の少年犯罪をテーマにしている、と思いきや、どうも主眼は別のところにあるように思います。反省するとはどういうことか、改悛するとは、更正するとは、罪の意識とは、というテーマに真っ向から挑んでいるあたりが好感が持てます。挑んだ結果、ステレオタイプも出てきてしまったけれども、それはまあ許容範囲かな。テーマにしていることに対して、ミステリとしての構成は入り組みすぎている気がしないでもないです。罪の意識を持っていたのかどうかという日常の謎的なことと、実際に殺人を犯したのは誰かというクライムなフーダニットと、両方入っていてすべてどんでん返しするので、最後には大事なことを忘れてしまいがちなところが惜しいです。
11月読了:『EDS緊急推理解決院』石持浅海他 光文社 1800円
要するに清涼院だよなあ、と眉をしかめながら買った。チェック作家が書いていたからだ。しかし清涼院よりは全然読めた。参加している作家がそれぞれの得意分野を舞台に、病院を模した緊急推理解決院で安楽椅子探偵として謎を解くことにするという形式なので、バラエティに富んでいるし、その描写も無理はない。強引すぎる手法を取る人もあまりいないし。ただし、多数作家が一冊に書いた理由はあまりなくなってしまっている。登場人物たちが有機的に絡むことがほぼないのだ。共作の難しいところだなあ。そしてそのためか、共作のメリットは読者・作家・編集ともに他の作家に興味を持つ/持たせることだと思うんだけど、目当ての作家以外に読みたくなった作家はいなかった。その点、企画としては減点なのかな。面白くは読んだけどね。
11月読了:『向日葵の咲かない夏』道尾秀介 新潮社 1600円
不気味なミステリ、でいくことにしたようだ。最初から何だか不穏だなあ、こいつは危なっかしいなあと思っていたら、その通りだったのだが、それが不気味な収束をする。方向性は想像通りだったが、その質は想像以上だったので、その一点では非常に嬉しい感じだ。しかし、ホラー的なその描写は喜ぶのはいかがなものかとブレーキをかけるような側面がある。病的な人間はよく京極などにも出てくるが、開き直った病的というのはいかにもざわざわするものだとあらためて感じました。満足感は高いけれども、読後感は全っ然爽やかではないです。