何もしないで過ごす休日。ひたすら本を読み、ひたすらDVDを見、ひたすら寝ました。家は乱雑なままです。乾物(本とか)しか散らかっていないのが幸いですが。明日はおでかけの予定なので、今週も汚いままだなあ。
家から一歩も出なくてもオカネは使う。布団買ってみました。3度目の正直。ウオッシャブルで、チャイハネカバーはかけません。これでダメなら毛布2枚といこう。
本の感想、溜まりに溜まっているが、Blog化しようかどうしようかなあと迷っている。分類を「ア」とかすれば、著者別索引とか思いのまま……ってわけでもないんだよな。微妙だ。如夜叉全体をBlogへ移行すると電車からでも投稿できるけど……Blogは個人的にはネタでないと書いたらダメだという妙なプレッシャーもあるし……。新しい携帯が出たらその変換速度を見てからにしよう。今の携帯の変換速度は長文には耐えません。
ということでとりあえずいつもどおりに、徐々に書きます。
10月9日読了(たぶん):『召使いたちの大英帝国』小林章夫 洋泉社新書y 780円
召使いは現在では変な風に商品化されていますが、映画の中のその姿にうっとりする人は確かに多かろうと思われます。私もその一人です。だがそれは姿形ではなくストイックなまでの職業意識、かつその裏側にあるであろう低俗と忌避されそうな噂の世界、そしてそのプライバシーの部分のドラマにです。勿論、過重労働に支えられていたことは自覚しているが、それこそがストイックさの現れに見えるのでつける薬がない。この新書は作者もそういう罪悪感は理解しているし感じているけれども全く切り離して、それは楽しげに歴史の中の地下の世界を描きます。先ほど述べた、召使いと聞いて思い描く魅力とその背景が読みやすく説明されます。主人の側だけではなく召使いにも純然たる階層があるのがイギリス風。たぶん、読んだ人は、どちらかといえば主人の側じゃなくて、壁の裏側に混ざりたいなあと思うのではないでしょうか。
10月11日読了(たぶん):『不機嫌なメアリー・ポピンズ』新井潤美 平凡社新書 760円
これもイギリスの階級の話。イギリスの小説はよく読むけれども、意識していなかった階級などについてとても詳しく知ることが出来ます。そもそも手に取ったきっかけは、人気の高い「メアリー・ポピンズ」、物心ついてからはちらっと見てしかないのだけども彼女を怖いと確かに思った記憶があるからです。乳母(ナニー)と家庭教師の違い、発音で階級の判別をしていることとか、物語を読むときさらに面白くなりそうな知識が満載。ブリジット・ジョーンズの日記や、ハリー・ポッターもテキストに挙がっていてとっつきやすい。ちなみに俎上にあがっているのはどれも映画化されている文学作品です。それにしても古き良きイギリスで暮らすのは大変そうだ。
今日の豆知識。八重洲ブックセンターは、鹿島建設のグループ会社だ。
今、「腹部にエイリアンが棲んでいますね」といわれたら信じる。何かがぐるぐる言ってます。
振休。「コープス・ブライド」を観た。
あら何か感動してしまったわ。ティム・バートンのキャラ造形・世界イメージ造形は余人では到達できないアートの域に達していると思う。誰もが想像しそうなことに誰も想像しないようなバートン色が入るのがすごい。そう、ストップモーションアニメとしては絶対素晴らしいだろうという予想のもとで行っていたのだが、話も切なく美しいとは思ってもみなかったのだ。エミリーが地面から這い上がる場面、「これはホントだったら心臓が止まるほど怖いな」と思ったが、同時に「息が止まってもいいほど美しいな」と心底納得させる画だった。エミリーが本当に怖い顔や美しい顔をしているわけではない。バートンアニメだから。どちらかというとコメディ顔だ。でも怖いとか美しいとかの感動を刺激する説得力がある。その説得力をもって、恋に恋をしたまま殺されたエミリー(駆け落ちを約束した相手でなく指輪をくれたビクターでいいっていうんだからそれは誰でもいいという域だろう)と、同じように少女だが生きているビクトリアと、幸せの在処に迷っているビクターとを描くのだから、切なくてたまらない物語だ。誰も悪い人がいない(いやエミリーを捨てた明らかに悪い男はいるのだが)。死体が動きまくっているのに、死は取り返しがつかないことだと実感する。ハッピーエンドのようでハッピーではない、切ない物語だ。
11時頃起きたので、昼飯を食べてみようと思いました。
なんか有名らしい「キムカツ」。元町で見かけたときなんじゃこの名前はと思ったのだが、なんか薄切り肉のカツとかっていって展開中らしい。恵比寿が本店? 2日間絶食めいたことをしている後でカツはどうなのとも思ったが、有名なら平日しか食べられないだろうしと思って行ってみた。
……おいしくない……。
私の好みではない。しゃぶしゃぶ肉を灰汁ごと食べさせられているような気分だ。メンチカツに近いがメンチなら灰汁は入っていない。灰汁入りメンチ定食に2000円はどうかと思う。肉は悪い肉ではないとは思うが、だったら冷しゃぶにしてでも食べたいわ……。
プチ絶食の理由は歯医者です。月・火と昼休みに歯医者に行った。頭痛の理由はやっぱり歯だったのだ。金属を外して消毒をしてもらったらとりあえず頭痛は治った。それが月曜。帰り道におにぎりを買って無理矢理食べる。火曜も昼歯医者。昼が歯医者になるとごはんを食べるチャンスを失う。しかも治療は続いており、口の中が歯医者くさいので普段のお菓子ですら食べる気にならない。ただ、業後の組合関連作業でサンドイッチとおにぎりが配られたのでそれは食べた。木曜日も昼歯医者だ。しかも日・月・火・水と4日連続、歯医者とはまったく関係なく、強烈な吐き気も間歇的にわき上がる。何事か。ちょっと仕事楽になったのに。でもおそろしいぐらい体重が変わりません。
買い物をして風呂も入ってマッサージもしてきた。しかし思ったのだが、mteraがいちばんリラックスする瞬間というのは、水を飲んでいるときだ。水じゃなくて紅茶でもいい。水分。風呂に入っていても「水飲みたい……」と水のことばかり考えている。氷がサウナの近くに置いてあるので、しょっちゅう食べてる。でも水を飲んだときに「はーーーーっ」となる感覚にはかなわない。アルカリイオン水の冷水器があるけど、これがマズイし。普通の水、置いてくれないかなあ。
今日ジャケ買いした温感湿布。ジャケ買いって。
この寒くなった時期にハバネロさんを外に出しっぱなしだったので、すっかり葉っぱが萎れてしまっていた。あーあ、このちっこい緑の実はどうしようかなあと思いつつ家に入れ、ちょっと最後のお食事(水)をあげてほっといたら、復活した。茎がまだしっかりしていたので、もしかしたら水をあげたら実は育つかもとは思ったが、枯れているとしか思えなかった葉っぱまですっかりしゃんとしてしまった。すげー。自然の力は侮れない。ということで、今自宅のバスルームはハバネロ様が占拠している。なんか違法栽培してるみたいだ。
棚作った。ムーBlogの方でも紹介しているが。一人暮らしでこれはどうなのと思った。そして全然地震対策をしていないので、今現在は猫が壁にぶつかっても致命的だ。釘打たないとかなー。真ん中に丈の高い画鋲さしたらそれでいいかなー?
棚の材料を買うために、昨日帰り道でホームセンターに寄った。板を物色して、金具を物色して、さてネジ。大きさはどのぐらいかわからなかったので、店員を探した。見ると似たような材料を抱えた優男な兄ちゃんが先に捕まえて何か尋ねている。店員は無愛想に「あそこで見て」と指さし、場を離れた。そこでmteraが捕まえて「この金具に合うネジはどのぐらいの太さですか?」と尋ねたら、兄ちゃんの向かった先に連れて行かれ、兄ちゃんが見ているところのいろんな太さのネジのサンプルに金具はめ込んで「5.1mmまでは入るね〜。この辺がいいんじゃない?」と大変ていねいにレクチャーしていただいた。……露骨だなおっちゃん……。
むちゃくちゃ頭が痛い。耐えられず今日3回目のイブ。虫歯かもしれない。そういえば会社で薬を年一回1500円まで補助してくれるのだが、それで24錠バファリンが498円ぐらいで売っている。買えて3コだが、これで一年を乗り切っている同僚がいる。俺は50錠のイブペインを買って3,4ヶ月でなくなる。飲み過ぎだが背に腹は替えられない。そしてさっき飲んだのが最後のイブペイン。起きた頃には頭痛が治っているといいなあ。くあー。
今週入手:『女教皇ヨハンナ・上/下』各1900『フェティッシュ』1900『世界の車窓からVol.2』1700『探偵倶楽部』514『誰も「戦後」を覚えていない』720『雪のマズルカ』600