外面如菩薩内心如夜叉


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2005/08/06(土)

一人で高いごはんを食べると、すごい贅沢をした気分だ。たとえば友達と夜ごはんとかなった場合、3000円〜なんてのはごく普通。しかし一人で揚げ立てを都度出してくれる天ぷらなどを食べてみると、超セレブ気分。今日はたまに天ぷらが食べたくなるまさにその日だったので、横浜で食べてきました。この夏休みはプチ絶食と迷ったのだけど、1日1食はちゃんと(外でもいいから)ごはんって感じのごはんを食べるという方向にしました(起きるのが遅いから1食とおやつになっちゃうんだよねー)。どうせ8月9日に食べるしな!

本日読了:『料理人』ハリー・クレッシング/一ノ瀬直二訳 ハヤカワNV文庫 686円

料理である村と名家2家を変えていく料理人。具体的に料理の描写をしているわけではないのだが、何だかひどく美味しそう。料理で病気になったり肥ったり痩せたり、彼の思うままに人の体調を操れるが、毒を入れているわけでもなく。しかし誰もが実感できる範囲の変化なので、FT的でもない。逆に現実にそんな料理が食べたいなと思わせる感じ。後ろのあらすじと、出てくる料理人自身が時折思わせぶりな様子をするので、彼の目的はすぐに読者に割れる。それでもかなり前へ前への力が働きました。しかし、ラスト、この料理人コンラッドよりもヒル家の方々の方がはるかに幸せそうに見えるのですが。その辺が皮肉?

本日購入:『QED〜熊野の残照〜』800『ST 黒の調査ファイル』800
本日受取:『D-白魔山・下』476『ムーミンのふたつの顔』1500『プリーストリー氏の問題』2200
2005/08/05(金)

きたーーーーーーーーーーーーーー! iMac以来の衝撃です。iTMS。こういう販売形式を提示されて、初めて、今の音楽CDの販売の仕方が自分に合っていないということがわかった。人様の連想とか自分の連想とかで次々曲を探していって、試聴して気に入ったらその曲を購入する。人で買うのではない。曲で買うのだ。CDを買うという行為の重みがうっとうしい今の自分にはぴったりだ。しかも、購入したというふうに意識するのはクレジットカード認証パスワードを入れるときのみ(設定によっては入れなくてすらいい)。あとは元のiTunesと操作感変わらず。逆に買いすぎて危ないぐらいだ。iTunesと操作感が変わらないということは、無限の音楽DBを家に持ってきたも同然。これはハマる。久々に音楽に対する購入意欲が湧いた。かつてアメリカのサイトにチャレンジして認証ではねられて悔しい思いをしたのだが、そのときは、こんなカルチャーショックを引き起こす形態だと思っていなかったのだ。ニュースでシェア9割とか見てもそれはiPodのおかげだと思っていた。違う。先にiTMSありきだ。iTMSがないiPodはその実力を半分も発揮していない。感動しました。iPodだけになっちゃったらどうしようとか思ったりもしたけど、こんなふうに新しい思想を提供してくれるAppleを本気で応援したい。

邦楽がまだ少なめなのが難点だけど、キャッチーな曲を揃えたりしている。ジャケ写もついてる。あと情報を追加するとしたら歌詞? オーディオブックがかなり豊富なのが嬉しい。値段も安いともっと嬉しいのだけど、時間あたり単価出すと曲より全然安いかも。18時間で3700円(「天使と悪魔」もちろん英語)とか、3時間半で1700円(「ハムレット」戯曲)とか。全然安いな。落語も聴いてみたかったんだよー。今度1話買ってみよう。

早速5000円近く使っています。1曲ずつ買えるぞ! と思ったのにアルバム買ってみてたり。はかったなジョブズ!

「電車男」を観た。……しまった、うまい。ネットを物語に埋め込む作品はいつもネットにひきずられ気味なのだが、上手に小道具にしている。彼と彼女の物語を創るための物語としての小道具、そして、その中に短い別のドラマを挟むための手法としての小道具。フィクション・ノンフィクション論争は全然興味がないので(そもそもあの世界に虚構か虚構でないかという論争は不毛じゃないか?)、物語として楽しめればそれでいいです。表現も結構面白かったし。2ちゃんの毒は消えているので、お子様からご老人まで安心して観られる話になっています。うん。純愛といわれていることだけすっごい抵抗あるけど。頭の上15cmぐらいにある人格が反射的に「フラグが立った!?」と思うような言語を操る人間は純っていわない。たぶん。

明日から夏休みでーす。10日まで休みデース。「どっか行くの? 実家帰るの?」と尋ねられるたびに「近場で遊ぶ」と答えていた、微妙に不正直なmteraです。

2005/08/03(水)

「姑獲鳥の夏」を観た。作った109シネマズカードが来たのでね、エグゼクティブシート。ていうかエグゼクティブシートがあるスクリーンで上映しているとはすごいな、とちょっと思った。

……もっと気持ち悪い話だったように思うのだが。なんていうのかな、少女の頃から食い物にされているということに皆で目を瞑った結果が涼子だったと気がついたときの何とも言えないどよ〜んさとか。埃っぽさがないのも気になった。古い、って、埃の匂いに喚起されるものだと思う。セット・小道具自体は良く作ってあったな。榎木津がすっごい普通。もう超普通。いちばん常識人に見える。姑獲鳥しか読んでないんじゃないか?と思うぐらい(姑獲鳥の榎さんはわりと普通)。和寅がかなりショック。頭良さそうに見えない。仮にも(修辞じゃなく仮っぽいが)華族様に仕えている子よ!? 木場修が小さいのもどうかと思う。ぬりかべみたいなイメージがあるのだが。京極堂は拝み屋やってるときはもうちょっとぴしっとしてほしかったなー。おそらく京極のしゃべりを真似しているのだと思われるのだが、なんていうのかな、彼はもっと自分で言っていることを信じていない感じがするのだ。そう、京極堂は嘘をつきっぱなしの人種だと思うのだが、あんましそういう感じがしない。もっと詐欺師然としていた方が良かったのではないか。関口が意外とはまっていた。もっと小太りだと思わないでもないのだが、たぶんワトソンという強大なイメージにひきずられているので自信がない。原田知世は成人した段では結構よいなと思ったが、15歳は無理がありすぎる。というか、たぶん京極はもっとロリ路線が好きなのだと思うので、子役を使えばよかったのに。

原作に対する思い出(思い入れではない)がありすぎるので、文句はどうしても出てくるけど、まあまあ頑張っていたと思う。面白い画面もたくさんあったし。音楽は良くなかったなー。

そして……京極、太ったな!!

2005/08/02(火)

そごうの改装したダイニングパークに行った。……すっごい閉塞感……! 失敗じゃないのか。中に入るとそんなこともないようだが、白壁で囲まれた狭い通路は何だか食欲をなくす。安いお店が入ったので単価は低くなったけど、なんか使いたくない雰囲気だなあ。使うけど。1000円前後でお昼が食べられるお店が増えたからね、西口とそんな変わんないのよね。

そして今月は誕生月のため、カードに1日ごとに200ポイントがつくから200円バックと同じなのだ。腹は減るけどなんか食べるのがめんどくさくなっている今日この頃、何か食事にイベントがほしいのだった。

そごうには布を見に行ったのだが、小花柄とかうおー使えねー。家にもう使わなくなったウニッコトートがあったような捨てたような。それか今下枕にしているキリムを切ってしまうか……キリム、切ってもいいけど、ホッチキスでは留まらないんじゃ……? うーむ。ユザワヤまで行くのめんどくさいしなー。

最近、行動基準がすっかり「めんどくさい」になっています。

ハバネロ(育ててます)と、1年ぐらい前に100円ショップで買ったポトスの植え替えをしました。そのために町田に行ったときイルムスのすげーでけー紙袋を持って万引きと間違われないかびくびくしてまでダイソーに行ったのだ(その後の予定の場所にそぐわないダイソー袋を隠すため)。100円ポトスはみなとみらいで買ったのだが、元気。日光にあてていないのに元気。鉢が小さくなるぐらい元気だ。風呂場は育ちやすいのだろうか。ポトスは丈夫ってことだろうか。玄関先に置いてあるパキラはすごいなまっちろかったのに、日光に2,3日当てたら緑つやつやになりました。おひさまってさすがだなあ。

最近植物を枯らしていないのと、土を出し過ぎてしまったのとで、何か植えようと思っています。こういうときに限ってタネが見付からないわ……もらったものがあったのになあ。

「エルミタージュ幻想」を見た。ロシアってそんなにアジアなのか!? 登場人物のフランス人にアジアアジア言われてました。「アジア人は専制君主が好きだな。アレクサンドル大王とかピョートル大帝とか」日本人はそのどちらもヨーロッパの話だと思っていると思います。アジア人だと思われているとすると、世界史が微妙に違ってくるよね。エルミタージュの中を撮っているのに惜しげもなく美術品を映しません。カメラ!壁を向け! と何度思ったことか。しかも登場するフランス人貴族(という設定の人)、美術品をけなしまくりです。ええ? でも歩く人と一緒に館内を回る趣向は面白かったです。大舞踏会は今風に見えた。色のせいかな? 

本日購入:『料理人』686

2005/07/31(日)

椅子拾った。お猫さまは気に入ったようです。

やっぱり机が必要かなあと思っているので(通信教育の添削教材真っ白……)、その布石です。木材部分、どのぐらい磨こうかなあ。地肌が見えるまで磨いたらどんなもんかな。イルムスとかに売っている椅子と似ていなくもないので、あとは文脈だよなと思っています。座面が悪いので布張り替えないとなーと思っていたら、町田ダイソーで、工作用ホチキスが210円で売っているのを発見。思わず購入。工具ばっかり増えていくー。

「ピーター・パン」を見た。やっぱりジェイソン・アイザックスが超チャーミングだ。素顔は普通のおっさんだが、コスチュームが映える人だよねえ。特典の素顔の船長、かなりいいよ。子どもに好かれまくっている。子ども虐める役ばっかしなのに。子どもと一緒に遊んでいて楽しそうなのはまあいい人っぽいとして、映画で虐めているときもかなり本気で楽しそう。それはいかがか。中開けたら、ピーターのどアップのポストカードが特典で入っていた。……ジェイソン目当てなのは少数派なのか……。

町田に行った。カシスオレンジとビール1杯飲んだだけでものすごい酔っぱらい扱いをされてしまった。過保護だというべきか腫れ物に触るようとでもいうべきか。大学過ぎてからそんな酔っぱらったことないよ!!

本日読了:『クドリャフカの順番』米澤穂信 角川書店 1600円

クドリャフカって名前、初めて知ったなあ。内容を読むと、サリエリの話だ、これ。サリエリとは象徴。自分の中のサリエリとどう折り合いをつけていくか。こちらは確かに青春小説だ。ただし、クドリャフカというタイトルは、少しJAROに訴えたい気もしないでもない。


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