外面如菩薩内心如夜叉


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2005/03/26(土)

16時まで寝てました。おそるべし酒の威力!

ハヤカワ文庫を読んでいたら、折込チラシが落ちた。『菊とバット』。……なぜハヤカワにこんなタイトルの本が?と動揺しつつ紹介文を読むとメジャー旋風についての評論のようだった。あ゛ー『菊と刀』……すいません。

Macで取り込んだCDを適当にシャッフルでかけていたら、いきなり韓国ドラマが始まった。……なんだ?と思ってタイトルを確かめると、DickLeeの曲だった。10年ぐらい前のだ。そっくりのイントロ。やっぱり韓国ドラマは古っぽいのだなあと再認識した。

10年ぐらい前といえば、その頃水を買うなんてあり得ない話で、大学で出始めのニアウォーターを好んで飲んでいたら「そんなものに100円出すなんて!」と言われた覚えがある。なんだかんだいって、日本は豊かになっているのではないか。ねえ。

企画もの・中華街食べ歩き:その6 肉まん編

肉まん。経済的に余裕のない場合、観光地・中華街で飯を食べるのは難しい。そういう場合肉まんに限る。しかし、コンビニ肉まんが格段に美味くなってきている現在、差別化が難しくなっているのも事実。mteraは皮はもっちりタイプが好きです。

■日々華(ひびか) 

確か肉まんが250円前後。最安値に近い。皮はふわふわで全体的に軽い。でも肉はじゅーしーだった。あまり私の好みではないが多分万人が満足できる。市場通り。

■江戸清(えどせい) http://www.edosei.com/

超有名店。肉まんに500円。下手なファーストフードより高くつく。しかし腹がいっぱいになるのも事実だ。実は私はここの肉まんが食べきれない。途中で気持ち悪くなる。大きさ的に物珍しいので外から来た人には結構売れているけど、よく中華街に行く人間は買わないのも事実だ。

■菜

リニューアル前は肉まん屋だったのだ。今でも1Fで売っている。しかし手作りっぽい感じはなくなったなあとしみじみ思う。友達に異様に人気なので美味しいのかもしれない。リニュ後、自分で食べたことがない。

■公生和(こうせいわ) http://www.kouseiwa.com/

メインストリートの中程。フカヒレまんが有名。ここのまんじゅうはどっしりしていて私的には美味しいと思う。

■頂好食品(ちょうこうしょくひん)

市場通りを南の通りに抜ける角。とても手作りっぽい食品が店頭に並ぶ。肉まん以外の種類が豊富だ。ここのココナッツ団子美味しいです。1パックぺろっといけます。大根もちを切って売っていることがたまにある(多分)。ここの持ち帰り肉まんが親戚に人気。

■皇朝点心舗(こうちょうてんしんぽ) http://www.ko-cho.com/

メインストリートに入る一歩前で南に下る。最近できた。1コ90円なのは小さいから。コンビニ売りより小さいです。味が濃い。食べてたら上着にたれこぼしちゃったよ。

肉まんは店名を覚えていない最たるものだな〜。いろいろ食べているけど、正直なところあまり差はないように思う。どれも肉まんだ。だったら安い方がいいに決まっている。ということで、結論は250円〜300円ぐらいの肉まんを買いなさい、ということです。

本日読了:『魔法』クリストファー・プリースト/古沢嘉通訳 ハヤカワFT文庫 920円

『奇術師』でもそうだったが、この人は「視点」を重要視しているっぽい。人が違うと同じ出来事さえ違う出来事のように見えてくる。この作品は『奇術師』よりも早い時点でものすごい齟齬が起こっているのがわかるので、結構ドキドキしながら読み進めます。最後の種明かし部分に来ると気分は「キター!」です。結末は物語が好きな人間の精神に染み込む。ある意味では何だか知っている幻想感なのだ。現代舞台なのにどこかレトロな雰囲気。

2005/03/25(金)

急遽飲み会でした。リーダーが課長になります。待て。リーダーのやっていた仕事は誰がやるのだ。すごくいっぱい抱えていたのだが。ちなみに課長は他部署へ行ってしまいます。IT業界だけど昔ながらの役職名で回っている会社もあるのです。

企画もの・中華街食べ歩き:その5 軽食編

中華街の欠点は大人数じゃないと入りにくい、という点だ。そんなとき軽食を提供する場所は重宝します。まあ普通は肉まんを食べ歩いたりするわけだけども。

■横浜大世界  http://www.daska.jp/top.html 

中華街で食を提供する場所としては最も高い建物なので遠目でもわかるだろう。中華テーマパーク。入場に500円かかる。中もそんなに安いわけじゃない。ただ、1品が一人分という中華街ではまず見かけない量のため、ちょびっとずつ分け合いたいときには使える。最も使いやすいのは、近所の人間がパスポート(1500円)を買ってランチに利用することだ。そのせいなのか出店の回転も早い。黄鶴楼の杏仁豆腐に関しては中華街一と推してもいいかなと思う。なお、ここに入っているお店は中華街の中にはない。全く別の経済圏になっている。1Fのおみやげ屋さんが結構使いやすい。ドライフルーツが好き。

■ドラゴンズキッチン

という名前だったと思うんだけども。自信がない。シルクロード通りにある、テイクアウトするお店。ご飯物をテイクアウトすると、アメリカドラマで出てくるような四角い紙容器に入れてくれる。ただそれだけが楽しい。

■モトヤ http://www.motoya.net/blue_top.html

中華ではありません。場所も元町寄り、キヤアンティークスや結婚式場の近く。朱雀門より海側に行ったところ。ここは正統派カフェで、パンケーキとオムレツが売りらしい。しかし量が凄い。朝から分厚いパンケーキ3枚かよ! しかもサラダとかついてるし! という量が出てきます。かといって料理がまずいわけではないしスタイリッシュだしお値段もお手頃だ。結構好き。

肉まんは今日は見送り〜酔っぱらいなので〜。間に合いませんでした。江戸清はやめておけとだけ言いたい。同じ500円なら朝暘門の近くの焼売の方が美味しくおなかがいっぱいになるよ。肉まん最安値は210円のはずです。また、250〜300円ぐらいが最も肉まんとして美味しいと思います。最近「豚まん」を売る店が進出してきていますが、これは横浜出身ではありません。豚まんと呼ぶのはおそらく神戸の中華街から出店してきている店だと思う。

本日受取:『終末の海』1900
2005/03/24(木)

ゴミの分別を先行リリースして頑張ってみているのだが、非常にめんどくさい。牛乳パックを切り開かなくてはいけないなんて。牛乳買うのやめようかと思うほどには面倒くさい。そして猫のパウチの袋、プラマークがついている。管理人さんはこのマンションに利益がないので黙って犬猫飼ってても黙認だが、堂々とこんなもん捨てていいのだろうか。シュレッダー買おうかな……(カードの明細はさくっと紙ゴミに捨てながら)。

企画もの・中華街食べ歩き:その3 マニアック編

中華街の夜は早い。9時にラストオーダーとか当たり前だ。逆に言うと、その時間以降に開いている店は店員さんとか中国人向けの店である率が上がる。飾らない味の料理が食べたい場合は、営業時間でチェックするのも手だ。

■山東( さんとん )  

山東料理というのは中華街にこの店だけ。外から様子の伺えない、化粧を分厚く塗ったママとかいそうな感じの店構えだった。なのに並んでいるので不思議。水餃子にココナッツ味のたれをつけて出すような店はマニアックに分類していいだろう。これもだいぶ昔。移転したので店構えは入りやすくなっているかもしれない。メインから北通りに抜ける小道。

■青葉新館( あおばしんかん )  http://www31.ocn.ne.jp/~aoba/index.html

本館は行ったことないのでコメントを避ける。中華街で本館、新館とあった場合、メニューや味が同じということはまずありません。チェーンとは違うのです。いつも店頭に安いどんぶりメニューを出し、メディアで紹介された記事を掲げていたりするのですごく垢抜けない感じを受けるが、その感じとは対極的な薬膳粥を食べられる店。味とか見かけとか他の粥屋に較べて洗練されている感じがする。量はすごいが。粥と点心以外食べたことない。大世界の近く。

■謝甜記貮号店( しゃてんきにごうてん )  http://www7.plala.or.jp/Wistaria/shatenki/

ここに入るには朝ご飯として狙って行くしかない。本店などそれでも入れないのではないか。粥専門店で有名なのであまりマニアックとはいいにくいけれども、ほとんど単品料理の店のため。油条は必須。通とかじゃなくて中華粥にしては割と味が薄い粥が出てきたかと思う。粥は小さめ。

■大珍樓別館 ぼうぼうこう( だいちんろうべっかん ぼうぼうこう)   http://www.daichin.co.jp/

「ぼう」の字は保の下に火。文字通り店頭で火が燃えています。ここは味のアレンジがほとんどないので中華っぽい中華が食べられる。香港料理、しかも屋台っぽいイメージだ。アヒルの舌の唐揚げが目玉メニューで、実際美味しい。季節になると普通にカエルメニューが張り出されている。こう連ねるとゲテモノみたいだけど、普通に点心っぽいものとかもあります。真夜中まで開いている。そしてここの一番の利点は安いことだ。おかげで何度も行っています。メインから北に向かう小道。

■安楽園( あんらくえん )

マニアックの最高峰。中華街のど真ん中に突如現れる昭和空間。いつ閉店になるかドキドキしている。戦後の旅館みたいな佇まいで入るのにこんなに勇気のいる店はない。入ってみると意外と清潔で、色ガラスに時代を感じたりする。料理は強い火力を感じる野菜の火の通り方で、下手なところより美味しいと思った。ここの最大の利点は空いていることだ。また、話題は絶対に尽きない。いつかここで3500円(5〜6人前)の杏仁豆腐を食べたい。

続けて普通系。

■鯉鰻菜館( りーまんさいかん )  http://www.leeman-saikan.com/  

マニアックとちょっと分類を迷ったが、食べてみたら「鰻は魚の一種に過ぎない」と思ったので普通系。蒲焼きにするからあの味なのであって、中華に混ざると魚だと思うそんな鰻料理をどうぞ。他にも魚ばっかし。海鮮なのでちょっと単価が高い。

■四五六菜館本館( しごろくさいかんほんかん )  http://www.456saikan.com/

ホントは「すうろ」と読むのだと思うがこう書いてあるな。ここで母親とコースを食べて後悔した。二人でコースなど食べるものではない。拷問のような量を食べていた記憶しか残っていません。席はイマイチだなあと思った。新館の方がいいかもしれない。

■均昌閣本館( きんしょうかくほんかん )  http://www.kinshokaku.co.jp/

中庭みたいな通路をくぐって奥の部屋に連れて行かれた。何だか非日常な感じのする空間だった。おかげで料理をほとんど覚えていない。点心を食べたような気がする。

■同發本館( どうはつほんかん )  http://www.douhatsu.co.jp/

チャーシューのランチを食べた。ここの目玉はチャーシューらしい。肉!これでもか肉!という料理を食べたいときに行くといいかもしれない。安いお値段で満足できるボリュームのランチでした。

■興昌( こうしょう )  http://www.spiceroad.ne.jp/miyuki/

何を食べたっけかなあー。蟹が目玉らしい。中華風カレーライスがあることでも有名だが、食べたことがないので何とも言えない。食べていたらマニアックに移っただろうか?

普通系はあと5店ばかし記憶にあるのだけど、名前がわからない。場所はわかるのだけども、密集地域なので地図を見てもどれだか特定できません……どれも普通だったので特に紹介しなくても同じかなーという気も。普通系になると記憶が曖昧なのがありありです。

明日は肉まん・カフェ系。

2005/03/23(水)

今日は心持ち早帰り。ちょっと横浜に立ち寄る。スリランカから帰ってきたときに横浜の街を歩いていてしみじみ思ったのだが、海外では街を歩くとき物を盗られないかと警戒しながら歩くのに、日本では物をもらわないように警戒しながら歩くのだ。道を歩いていると物をくれようくれようと人が寄ってくるのだ。日本の都市ならどこででも見られる光景だが、こんな街世界の他の国にあるのだろうか。

企画もの・中華街食べ歩き:その2 菜香編

菜香グループと呼ばれる店舗群。現在のところmteraが一番訪れるところ。日本人ナイズされた味付け、中華街では上の位の接客、等日本人向けでありながら時々意外な顔も見せる。菜香・珠江飯店・悟空がその系列。ポイントカード制があるんだけどあまりお得感はない。http://www.oisii-net.co.jp/saikoh/

■珠江飯店( しゅこうはんてん )  

菜ができるまで最も頻繁に行った菜香系列。メインストリート山下公園寄りにある。1Fと2Fで接客が全く違う(1Fは中国人店員が多いみたい)ので日本人なら2Fを希望しましょう。ここの大根もちと蝦紙包み揚げは行くたびに食べていた。大皿系だけども点心もわりと豊富。チャーハンと点心、と2Fで頼んでも嫌な顔されない。さらに点心は「4人なので3つじゃなくて4つにできませんか?」とか頼むと聞いてくれる。

■菜香市場通り店( さいこういちばどおりてん )

一度だけ行った。その場で食品と調理方法を選べるミニ市場がある。点心がメイン。こちらにはあまり行っていないのは、紙包み揚げが違っていたからだと思う。それぐらい蝦紙包みには威力があるのだ。

■私家厨房 菜( しかちゅうぼう さい ) http://www.saikousai.jp/

ご存知、現在のmteraの一番のオススメ店舗。1Fは何だかゴミゴミしているのだが、2Fへ上がると中華街一開放感がある空間。ここもミニ市場がある。点心ではないおかずメニューが美味しい。小振りのお皿でリーズナブルな値段という、二人連れにも優しい設定。実はランチもすごいんです。日替わりおかず・野菜炒め・スープ・ごはん・香の物・デザートで1000円。値段は界隈では安いわけじゃないけど一汁二菜(中華街では珍しい)にデザートというのが女の子向けだ。空いているので自分の味覚に自信がなくなるが、いかがわしくない店舗としては一番好きだ。夜も遅めまで開いているし一人でも入れる。

■菜香新館5F清芳春(せいほうしゅん)

新館自体はいつも混んでいるので行ったことない。5Fはカフェ。カフェといってもかなり重厚で中国茶を四海に溺れるように入れてくれます。背の高いテーブルで貴族のようにお茶をいただきたいときに。平日に行ったのか空いていた。値段はそれなりにする。

次回マニアック系。

2005/03/22(火)

会社で同僚の劇的びふぉーあふたーを見ました。

Aさん:びふぉー:55kg あふたー:99kg
Bさん:びふぉー:90kg あふたー:65kg

「この写真でパスポートを作ったら出国できないだろう」
「奥さんは詐欺罪で訴えれば勝訴間違いなし」
「服取り替えたらよかったのに」
ある写真など、子ども10人に囲まれ大人一人しか写っていないのに、しばらくその写真を眺めた後、
「……で、どれ?」
と10人が10人尋ねる始末。大人が彼と認識できないのだった。また、その人は転勤のときに奥さんが奥さんになる前にくれた写真集を持ってきていたのですが、
「これ渡されたときは別れられちゃうのかと思ったよー」
いや普通別れようと思う人に写真はやらねえよ。

企画もの・中華街食べ歩き:その1 点心編

■萬珍樓點心舗(まんちんろうてんしんぽ) http://www.manchinro.com/index.html

北側の通りのお店。4,5人の若造だったのに広いテーブルに連れて行かれた覚えがある。綺麗な目に映える点心が多い。お値段もその分高いかと。珍しく天井が高いお店だったように思う。語尾から察せられると思うけどかなり昔。新しもの好きの友達がセッティングしたので、おそらく出来たての頃に行ったのじゃないかなー。5年以上前。いやもしかして10年近く前かも……。

■青海星( ちんはいしん )

市場通り……かな? 緑枠のガラスで透ける店構えで、テーブル・椅子もカフェっぽい。でもちょっとゴミゴミした感じが中華街。値段は普通だけど構えから感じるよりも古い料理の印象。味は忘れました。狭いお店で二人でやっとな感じの席だった。

■天天常常回転坊( てんてんつねつねかいてんぼう )  http://www.kaitenyamucha.com/main.html

回転飲茶。善隣門より延平門側。掲示板にも書いたとおり、暗めの照明で点心が回ってくる。回ってこないものはオーダー可能。味は普通か。点心といって思いつく餃子焼売系は割と種類が少なかったかと思う。チャーハンとか腹に溜まる系点心が多いのは食べ放題の策略かも。もち米肉団子があるのは嬉しい。回る系の宿命としてせいぜい2,3人までではないだろうか。

■重慶茶樓本店( じゅうけいさろうほんてん )   http://www.jukeihanten.com/

朝陽門近くの交番向かい二階。誰と入ったんだったか忘れている。確かここは飲茶食器が金属なのではなかったかな。珍しくはないんだけれども自分が好きじゃないので金属食器はちょっと避けたい感じ。公式サイトの写真から受けるよりも喫茶店みたいな雰囲気が強い。

次回菜香系、マニアック系、普通系、肉まん、と続きます。意外と行っていることに驚いた。

2005/03/21(月)

今日はいっぱい働きましたよー。

  1. 布団を干す。
  2. 洗濯をする。
  3. 掃除をする。
  4. 本を読む。
  5. 昼ご飯を食べる。
  6. 猫を洗う。
  7. ゴミ箱を作る。
  8. 賞味期限切れ調味料を捨てる。
  9. 台所を磨く。
  10. DVD-BOXを見る。
  11. 和菓子を食べる。
  12. 弁当を作る。
  13. 猫の部屋を作る。
  14. オークションに出品する。

ゴミ箱は分別対応です。来週蓋作ったら公開(自己満足)。猫部屋はショッピングサイトを見ていて「これならカッター1本で出来る……と思ったのがきっかけです。

ちょっと狭いようです。

本日読了:『模像殺人事件』佐々木俊介 創元クライムクラブ 1600円

時代がかった登場人物たちながら、舞台は携帯電話もある現代だ。不思議な雰囲気で違和感が残る。解説者がいろいろ推論して書いているが、この違和感を残したかったのではないか?という気もする。だが、違和感よりも時代めいた舞台を好む人の方が多いのではないかと思うので、これは損だろうな。本格としては筋道立っていて面白い。どうだろう、現在22歳ぐらいの人間で知り合いがほぼいないということが起こり得るんだろうか?という疑問も頭をよぎるが、それはルールとして受け入れられる。クライムクラブらしい作品でした。

昨日購入:『写本室の迷宮』660『逆転世界』940
2005/03/20(日)

葛根湯で熱も下がり、ムーカフェへ。楽しく語って帰ってきたが、細菌が脳に入ったかというぐらい頭が痛いので薬を飲んで寝ていたところ、母から電話がかかってきた。福岡で地震があったという。ちなみにその時刻17時過ぎ。間の悪いことに父が福岡に遊びに行っているのだが連絡が付かないと心配げだ。寝惚けた片手で携帯からY!を探ると確かに福岡で地震が。しかも震度6弱。福岡で予備校に通っていたとき、震度2か3の地震があったが、その後授業にならなくて「何だこの土地……」と思った覚えがある(宮城育ちの人間は震度4までの地震では驚かない)。そんな土地で震度6。はっきりいっておそらく呑気な父さんな父のことなど心配していないが、福岡は知り合い密度が高いのだ。とりあえず携帯は持って行っているらしい父に電話をかけるが繋がらないのでメールを出した。そしたらすぐに折り返し母から連絡が付いたと電話がかかってきた。もうすっかり出来上がっていたという。ちなみに父の勤めていた会社は窓ガラスの割れたビルにあり、飲んでいたところもそのビルの中。やっぱり呑気な父さんだった。

その後友達にメールをしたところ家族友人無事らしいのでそのまま寝る。次は東京かなー。

ムーカフェにドームシティの外を歩いて行ったところ、前を歩くのはどう見てもイベンタな感じだ。髪の色黄色とオレンジだし。と思ったらカフェにいる間もラクーアの中には髪がピンクだったり服がドレスだったり軍服だったり和装だったりジャージだったり非日常な空間が広がっていった。調べたところコスプレイベントだったらしい。何でラクーアでそんなことやってんだ。しかしあの温度で肩出しドレスで外に2時間よ? 「アドレナリンのせいだろう」「アドレナリンのせいだね」ってことで落ち着きました。

ムーカフェ帰りにイルムスに寄ったら、ロイコペ紅茶が復活していた。しかもパッケージ可愛くなって。わーい。

  ノリタケ。

先週読了:『モロッコ水晶の謎』有栖川有栖 講談社ノベルス 903円

良くも悪くも本格では老舗なので非常に安定している。安定しすぎの感が強いが。最近CSIを見ていて思ったのだが、シリーズ物というのは主役級のみで保たせるのは至難の業だ。味のある脇役が要る。その味のある脇役が最近出番がないような気がします。鮫ちゃんとかね。あとは生活感がしなくなったことだろうか。作者の暮らしと登場人物の暮らしがかけ離れてしまったのかもしれないなあとちょっと思いました。

先週読了:『パズル自由自在』高田崇史 講談社ノベルス 900円

パズルがメインのこのシリーズ。よくよく見ると表紙も昔の英単語シリーズみたいな新書を模倣しているような。主人公の名前はやはり「落花生」で決まりのようですな。パズルが楽しければいいような気がするのでそれ以上があれば点が高くなります。今回それ以上っぽい話が混ざっていたので合格点。わりと子ども心理ものに弱い私。

3/19読了:『れんげ野原のまんなかで』森谷明子 創元社ミステリフロンティア 1500円

図書館を舞台に日常ミステリ、といえば何となく期待度高いじゃないですか。第一話でかなり疑問が生じた。「この作者はホントに本が好きか?」何となく違うのだ。書物に頬ずりしてしまうほどの愛情を持ちながらも本が傷むからそんなことしない、本好きのそういう気配が伝わってこない。ミステリや人間模様や文章が上等ならそれも別にかまわないが、後述のもう一冊のミステリフロンティアと併せて読むと拙いのが明らかだ。イマイチ。

3/20読了:『インディゴの夜』加藤実秋 創元社ミステリフロンティア 1500円

これはうまい。渋谷のクラブみたいなホストクラブなんてまったく縁のない世界が舞台にもかかわらず、雰囲気がよく伝わってくる。のわりに余計な文章がない。たとえば成り上がり編集者のマンションを「広めの1LDKにミッドセンチュリーの家具。きっとご自慢の城だったに違いない」細かい描写よりもこの方がよほど臨場感がある。主人公は同年輩だが周りで動くのは年下が多いが、過度に感想を持たない文章はうざったくない。このシリーズらしい作品だなあと思います。


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