雪ほとんど降らないで寒いだけだったー。ち。明日は仕事だからこれからの降雪は歓迎しない。早くは帰れると思うので、服見てケーキ買ってこよう〜。
オクでようやく電話落とした。別になくても困らないんだけども、クロネコにまた自動応答再配達願いを無視されたので、やっぱりフリーダイヤルにかけられる物は必要か……と。新品買っても1万円なんだけどさ、それすら減価償却できない気がするので。
実家から届いた荷物に、かむかむレモン(特大)が入っていた。……読まれていないと思っていたんだが……け、健康ですよ!
1/15読了:『死者のあやまち』アガサ・クリスティ/田村隆一訳 ハヤカワクリスティ文庫 ???円
クリスティはこのネタ好きなんだよね〜。だからこのネタをやられると話を他のと混同しすぐに忘れてしまう可能性あり。自信をなくしているポアロもどこか違和感がある。初期の作品ではないはずなんだが。しかしお祭りでキューピー人形をあててしまい抱えて歩いているポアロに激しく萌えだ。このお祭りというのがカルチャーショックだった。貴族様というのは自宅庭でそういう催しを企画するものらしい。ミステリと全然関係ない部分がひどく印象に残った本でした。
とりあえず免許証の住所変更と荷物の発送ができたのでよしとするか、という状態。買い物は……下の物が買いたかったわけじゃないんだが……。
本日購入:『ロシア幽霊軍艦事件』820『QED龍馬暗殺』880『ことわざの謎』720『日本史快刀乱麻』680『ワスプ』760『江戸のことわざ』700『修復家だけが知る名画の真実』750『妖怪と絵馬と七福神』780
明日は午後出なので(テストデータができあがってないため工数がかさむから会社くんなという主旨の午後出)、余裕〜とだらだらしていたら、あっというまに3時だ。とりあえず明日は免許の住所を書き換える。このあいだ郵便局で本人確認に使えなくてかなりショックだったのです。そして荷物を出して荷物を受け取ってピン札両替して軽く買い物して……って普段通り起きてもこなせないかもしれない。
軽い気持ちでつけた表の回覧板の楽天アフィリエイト、想像以上にクリック数が多かったので真面目に回覧板書こうと心のフンドシを締める思い。←たとえにでもフンドシはやめとけって。
本日読了:『姫百合たちの放課後』森奈津子 フィールドワイ 1400円
コメディシチュポルノを書かせたら日本一な森奈津子。やっぱこの人はコメディだよ。勢いが違います。最初の2編は正直、座りが悪いなあと思ったんですが、その後は怒濤のようにバカシチュ。柔道もじって○○道って。しかもデュエットって。それもう違うから。最後の話の飛行機恐怖症の人の大騒動は別に前半普通のコメディなんですが、後に残る笑いです。漫才チック。このカバー、なんていう紙だっけ、高級なんだけども風呂で読んで失敗でした。歪んだ……。
カーテンと浴槽内椅子とアイロンを買ったら重くて腕抜けるかと思いました。
洗濯機も来たしアイロンもコードレスにしたので、ちょっと洗濯が楽になりました。柔軟剤使えるし。私は家事の中で何が嫌いって洗濯なんだよね〜。干すのとたたむの嫌い。
今日のいちばんの目標だった服が買えなかった。結婚式用の服ってどれもこれも私好みじゃない。しかも今回披露宴だけじゃないので(なんか教会式なのでそっちもおよばれだ)一体何着てよいやら。今日までバーゲンだったから今日のうちに決めたかったんだけどさー。第一そろそろ確実に春物になるよね……嗚呼面倒。
忘れてた。クリスマス前読了:『探偵家族』マイクル・Z・リューイン/田口俊樹訳 ハヤカワHM文庫 760円
もっと一丸となってあたるのかと思ったら、ファミリービジネスという原題どおり、自営業な探偵屋さん。家族揃って探偵マニアとかそういう話ではないのです。期待したんだけど。文句言い合ったりしながら、でも生活のルールを守り、ほのぼのと言葉じゃないところでもあうんがあったりして、ああうん、家族ってこんなもんだなとしみじみ思います。謎は凡なわりにはドキドキを保ち、なさげというわけでもないので、現実感のあるミステリにふさわしいです。
土曜の分も更新してます。
一応休日は普通に部屋の中で飲食してます。風呂も今日の日付の中で4回入った。私はしずかちゃんか(単に風呂入ってると楽なんすよ……筋力衰えてるからさ……)。
少女マンガは売れないんだよな〜と、昔馴染んだ古本屋「ぽんぽん船」を出張買取に呼び出し売り払いました。19箱。バラバラに入ってたから全部詰め直したんだよ……大変だったよ。今ざっと計算したけど1箱60冊ぐらい、大本もあるからおおよそ800冊はあったことになるわね……。こんなに苦労したのに全然部屋が片付いて見えないのはなぜだ。4箱分値が付かないと言われたが引き取ってもらえたのでよしとする。とりあえず手元に現金が17000円ちょっと増えたので明日の買い出しの軍資金にします(お金おろすの忘れた)。
引越直前読了:『後巷説百物語』京極夏彦 角川書店 2000円
最初の赤面ゑびすの話を「ん〜?焼き直しか?」と思ってしまった。違う、ドラマの方で見たんだ。それぐらい巷説は印象的な映像を作っている。あの話の後でいったいどう話を続けるのか、帯からすると同じ設定の別時代の話か?と推測したら、回想として又市さんたちの話が語られた。しかし隠居の百介さんの姿には夢も希望もない。見てくれのことを言っているのではない、精神のことだ。異世界の住人と会った人間は向上するというのが物語のセオリーだろうに、百介さんはあくまでも普通の人だから、ただ鬱々と爺になるまで内に籠もっている。そう、普通の人間は異世界に首突っ込んでも何かを変えられるものでもないのだ。でも、ちょっとだけ、どこかに灯る提灯もあるのかもしれないと思う、そんな感じ。でも最後はなんかこう……嫌だなあ、このまとまりすぎの終わり。
引越直前読了:『無法地帯』大倉崇裕 双葉社 1800円
無法地帯なのはあんたの執筆態度か!と思いました。今まで割と普通な本格(変な日本語)を書いてきた人ですが、本性を現したな!と指突きつけたい感じです。さすが蛇の道は蛇、たとえば『壷中の天国』などに較べてマニアの世界を詳しく書いてボロが出ない。マニアのジャンキーな心理を描いて自然というか。でもこれって性格のいいマニアが出てこない……。リーダビリティは良。あまり本格ではないけど一応仕掛けあり。
クリスマス頃読了:『ポアロのクリスマス』アガサ・クリスティ/村上啓夫訳 ハヤカワクリスティ文庫 800円
せっかくクリスマスの話なのに、クリスマスらしい風景が全然出てこなかった。中でスペインの娘がイギリス風クリスマスへの憧れを語るけど、まさに同じ落胆を味わう。だいたい予想のつく犯人だが、それでもやはり巧いと思うこの構成。古色蒼然とした舞台を設定しておきながら、けっして誤魔化さない本格魂。
1/3読了:『半身』サラ・ウォルターズ 創元推理文庫 1060円
このミス海外編1位だったので読んでみようかと思って。うーん、これなら仕掛け自体は『葉桜〜』の方が格段に面白いし、仕掛けに小説としての意味があるという点で『葉桜〜』に軍配をあげたい。って較べるために読んだわけじゃないが。内容は百合小説だ。もう至る所咲きまくっています。この主人公は130年遅く生まれていれば楽だっただろうに。亡き父親と昔の恋人とのイタリア学術旅行に行けなかったのに妹は新婚旅行で行きやがってーと怨んでいるところとか、魂の半身を求めているところとか、この時代の軛から逃れられていない精神が悲劇。彼女は本当は妹やヘレンのようになりたかったのだろう。異性愛者ではなく妥協できる人間に。妥協しなかった結末がこれならば、救いがないな。
1/9読了:『スター・ダックス』草上仁 ソノラマノベルス 1238円
鮮やかなコン・ゲーム。そしてただの騙し合いなだけなら現実でもできそうな仕掛けばかりだが、核の部分でSFである必要がある、という点でSFだ(SFとはSFを舞台にする必要性がある小説だと思うのです)。爽快なだけではなく、誰かが儲ける裏には誰かが身銭を失っているということを思い出させるスパイスもあり。だからこそ詐欺事件は現実には絶対歓迎しないのだけれども、それでも詐欺小説には惹かれてしまいます。しかしソノラマノベルスってまだレーベルあったんだ……。
1/10読了:『ネジ式ザゼツキー』島田荘司 講談社ノベルス 1238円
結局私は作中作、しかも普通出版されないような奇天烈な文章を読むのが好きなのかもしれないと思った。『魍魎の匣』しかり、これしかり。『タンジール蜜柑共和国への帰還』、とっても好きだった。その世界を成している技術を御手洗が説明するが、むしろそんな種明かしはなくてもかまわんと思った。しかし本格はそれでは成り立たない。謎解きも十分破天荒で島荘らしいです。加えて面白いと思ったのは御手洗の捜査方法だ。インターネットの海に検索をかけて情報を引き出してくる。肌に馴染んだ作法。誰でも名探偵になれる時代を象徴する。島荘はやはり時代を取り入れるのは格段に巧いんだよな……。
よっしゃ追いついた!