巷説百物語アニメサイト。いったい誰が誰なんですか!? としばらく本気でわかりませんでした(いやおぎんはわかるけど)。百介がこのツラであの役割ってのはあたりまえすぎてイヤだな。
「HERO」を見た。2時間弱と今時にしては上映時間短いんだけど長く感じる。びらびら衣装が大好きな私にとっては、そこだけでも見る価値がある映画です。チャン・イーモウらしい色のキレイな風景画がいっぱい出てました。でもちゃんと武侠物。数あるRPGで槍が剣より有利な理由が初めてわかりました(いやありえないってのは別にしてね)。人海戦術がすごい。風景の迫力。さすが中国は広大だ。しかし、これ、ベルリンとか行ってたけど欧米人が見て誤解しないものなのかしら。時代考証は嘘っぱちだが、別に正しさを求める映画じゃないからそれはいいとして、正しくないって理解してもらっているか。それ以前にどれぐらいの欧米人が始皇帝を知っているのかしら。その始皇帝は見れば見るほど西村雅彦に表情の作り方とかそっくりでした。あの矢、兵士さん達は回収する設定なんでしょうか。
08/21読了:『黒いハンカチ』小沢丹 創元推理文庫 700円
戦後まもなくの女学院の先生の推理譚。同時代物なのですが古くさい感じはしません。日常の謎レベルが中心で、描かれる各自の生活も牧歌的です。時間がゆっくり過ぎていそうな印象です。それでいて人間像は現代的、というよりも普遍的。ちょっと悪さをする若者や、漠然とした夢と現実を同時に胸に抱いている娘とか。だから何だかパラレルな世界の物語のようにすら感じます。しかしこの名前でこの設定の作品で男性というのはちょっと詐欺だと思いました。
08/22読了:『月の扉』石持浅海 カッパノベルス 819円
超常現象がある世界と本格は相容れない。なぜなら超常としか思えないようなことを解く物語が本格だからだ。さてこの本、基幹となっている密室とその解答プロセスは丁寧に作られているのだが、背景が全然受け付けられない。背景の謎を解かないのなら、もう一つ基幹でどんでん返しがあってしかるべきだ。だって読者は「こっちの謎には一体どう始末をつけるのか」と思いながら読んでいるわけなんだからさ! 期待して読んだ2作目だけど、読ませる力はあると思うんだけどさ、たいへん消化に悪い感じの本でした。
本日読了:『旧石器遺跡捏造』河合信和 文春新書 680円
日本を驚愕させたあの遺跡捏造発覚から気がつけば3年が過ぎている。あまりにも稚拙な手口に学会のほとんどが騙されていたという。学問的に再検証プロセスがなかったこともあるだろうけど、その背景には、実体なく名誉だけ得ようとする学者はいないという性善説もあったのかもしれない。彼の関わった発掘調査の数は尋常じゃない。これが40遺跡とかのオーダーですでに捏造と検証されて遺跡指定を取り消されたりしている。教訓を得たためきっちり検証しているようだけど、心証的には全部クロに傾いているようだ。マスコミの責任が大きいと反省しているジャーナリストの筆者。これで考古学の方法論も変わるといいのだろうけれど。そうでなければ、当時の激震は容易に想像できただけに、ただひたすら哀しいです。
会社には他の会社さんからいっぱいPGが来ている。その中の管理者(その協力会社に所属している)の人の仕事は単体テストを見たり指示を出したり設計を助けたりとかそういうことだ。が。今うちの課にいる管理者はプログラミングができてない。あの技倆ならば「できていない」と言ってもよかろう。ていうか仕様も理解してくれない。それでどうやってテスト管理したり机上デバッグしてみたりできるのか。いやできない。今私が指示ポジションに位置してしまったので、仮にも管理者職相手に作成すべきモジュールを1個ずつ渡しプログラムを作ってもらいつつも不安なのですべて添削中。最初はいらっとしていたけど、あまりにもできないので面白くなってきました。赤ペン先生のようです。相手は鬱になってきているようです。いや虐めているわけではないですよ。もっと鬱になって一発奮起してくれないものかな、という期待をしていることは確かですが。
えびボクサー、非常に見てみたかったんだけど、まあいいやDVDで見れば、とスルーしていました。今日なぜかエンタメニュースヘッドラインに入っていたので見てみたら「……男は次第にエビに恋心を抱くようになり……」ええっ!? 普通に友情とか仲間意識とか師弟愛とかそのぐらいだと思っていたんだけど、恋心だったんですか!? 口説き文句はやっぱり「食べてしまいたいぐらいカワイイよ」(ベタ)ですか!?
ひょうたん島の文庫を買おうかと思って本屋で開いたら台本仕様だった。ちぇっ。
ちょっと柔軟してみたら柔軟にならなくてびっくり。かたっ。これは腰も痛くなるハズだ。しばらくがんばるか?←この辺怪しい。
尋常ではない数のウィルスメールが届いた。Thank you Thank You うるさい。対策するのが面倒ならMacを使ってはいかがかしら。
あさぼちゃんに雑誌を貸してもらうのに丸ビルに初めて行ってきました。東京駅を通勤経路にしている広い意味でのOLなのに。OL……自分で言ってて寒い……。コンパクトな作りは好きだけど腰が引ける。身分にそぐわないところにいる気分。ケーキ屋がおいしそうなので八重洲側になくてよかったと思いました。今度一回自分へのご褒美に蜂蜜買ってみたいなー。熱々トーストに塗ったら蕩けそうなほど美味しいんだろうな。
骨髄バンクドナーの提供に関する話はコンパクトだったのでコピーとっていざというときに備えようかと思います。当初反対されてる人は結構いるのね、ということがわかって何より。「何で登録しようと思ったの?」って聞かれた。だって欲しいって人がいるならあげる、別に。減るけどまた増えるし、私はそういうのに対する恐怖心が欠落している人だし。ということに加え、決定的な1点があることに文章を読んでて気がつきました。相手を知らないままでいられるからだ。性格が悪いかもしれないとか、後で過剰なお礼に悩まされるのではないかとか、そんな心配はまったくなしに一個の生命としてだけ対峙できる。私にとってはその点で大変敷居低いです。
第一、計算してみたけど、11万人登録していて、月に手術が50件程度なら、単純計算で毎月0.045%、20年登録してても10%の確率でしか呼ばれないよー。いっそ怠慢なボランティアで満足してんなよ>私とか釘さしたい気分なんですが。
ドイツ語会話の人形がかわいいなあ……。でもナビゲーターの女の子が苦手であんまし見たくないんだよなあ……。だってつまんなさそうなんだもん。
昨日読了:『ハワイ王朝最後の女王』猿谷要 文春新書 750
自ら「ファクション(ファクト+フィクション)」のつもりで書いたと言っているだけ、視点は平等ではないと思います。でもそれをさっぴいても、ハワイ最初で最後の女王、というよりもハワイの人々の言い分の方に味方したい。人口の数%に満たない裕福な白人しか選挙権を持たないようにムリヤリ制定させるのは、数の暴力ですらない。ハワイは多分、合併によってこのうえもなく豊かになった。でも、どんなふうにして合併されたかなんて知らない人たちばかりが訪れている。私も全然知らなかった。おそらく遅かれ早かれ合併はしていたと思う。でもどんな間違いでも正しさでも、自分たちで選択していきたかったのに、というところへの共感が胸に残ります。
981105と缶の底に書いてあったみつまめを食べてみたよ。みつが心なしかすっぱかったような。ちょっとドキドキ。
気象庁、梅雨明け撤回?予報官の人(ミドルグレイ希望)は、「梅雨は開けないかもしれない」とずーっと煩悶していたのでしょうね。8月にいざ晴れたけどたとえば圧倒的な大軍を目の前にした背水の将軍が兵達に「自分たちは勝つ」と言うのが仕事であるように、梅雨が終わる終わらないに関わらず、「夏が来た」と宣言せざるを得なかったのでしょう。でもやっぱり雨が降っている。自分が本当のことをいえなかったばかりに失望する人たちを前に、彼は後悔し、そして決心したのです。自分が間違っていたと告白しようと。
……と妄想の翼が一気に羽ばたいてしまいました。悔いるミドルグレイ、非難に対して受け止めるように背筋を伸ばすミドルグレイ、イィ(はばたきすぎです)。
話が変わったところからひょうたん島も録画するようにしてます。これ、本で読んだ方がおもしろそうだなあ。ていうか明らかにテンポが本テンポなんだよなあ。プリンプリンは本で読んでも絶対つまらないと思うんだけど。ちなみに録画するようになったきっかけは、音楽集の「勉強の歌」がとても気に入ったからです。「人間になるために」勉強するんだと歌うサンデー先生カッコいい。いや別にピノキオじゃないですよ。
ただいまー。年に一度のはめはずしをしてきました。名古屋は多少あたたかかったです。誕生日プレゼントをもらってしまいました。まさかプレゼントがあるとは思っていなかったので、びっくりした&とても嬉しい! けど、この時期にオフだと必ず自分の誕生日にひっかかるので、いいのだろうか……とちょっと罪悪感も。キースマンハッタンのケーキが美味しかったのでこれもまた驚き。以前自分で買ったときはダメだと思ったんだけど、種類によるのか〜。
今年は本当に、夜中にグリーティングカードが届くまで誕生日をすっかり忘れていたんですよ。「オフ会の準備が終わらねえ!」ということで頭がいっぱいで。普通ならたとえ16日に出かけようが15日に自分でケーキ買ってるぐらいなのに。
猫は元気でちょっとさみしい親心。
さー、今週は辛いぞー。