外面如菩薩内心如夜叉

• 母親に頼まれたジャムを探して、元町と桜木町と横浜へ。明日もお出かけだし、いい具合にひっきー改善運動中？　最初元町に行ったのだけど、ない。いったん戻って検索してみっかなーとMacの前に座るも、実家からフタだけ持ってきたので、メーカー名がわからず。手にした情報はフランス産であるということと、Bで始まるメーカーであるということだけ。ビジュアルしかないときのネットは弱いねえ。やはりまだテキスト文化なんだわなー。母に電話してみると、成城石井で買ってもらったということがわかる。成城石井＆ジャムで検索して、Brunetらしいと目星をつけてさらに検索をかけると、あたりー。写真見つけました。とかやっているうちに、脱ぎっぱなしにしといたコートに猫が粗相を。ぐはー。その後、成城石井のＨＰでクイーンズにあるということだったので、「そうだったかな？」と思いながら行ってみたら、やっぱりなかった。横浜ルミネの成城石井にあったよ。超回り道（前日も探したが、そこを飛ばしてそごうの方を探したから）。

• 帰ってきてから、わちを病院へ連れて行く。去勢手術をしたのに、スプレーするわ、変な声で鳴くわ、よちの上にのぼるわ、なんか違うのだ。しかしやっぱり片方は落ちてきていないと。無理に取ろうとすると、開腹しないといけないし、腫瘍になるかもしれないから、ケージ飼いして二匹離して様子を見てはどうかと言われた。誰か私に３ＤＫぐらいの家をください。

• 「福神ながし」、最後に箱の中身を視聴者に見せるのはあまりうまくないのではないかしら？　二人は見てもいいんだけど、視聴者からは隠すというあからさまだが効果的な手段をとれば、京極の読者など「みつしりと」何かが詰まっていて「ほう」とかいうのかも、なんて想像するじゃん……ってもしかしてそれを避けたのか？　やー、ところで全然関係ないミーハーな感想ですが、小木茂光が又市の助っ人に入るシーンが大好き……。オッケーっていうか、１０作ぐらい番外編が書けそうなっていうか？　又市って何げに最強キャラじゃないっすか。それの助っ人に入ってアイコンタクトを受け、右近さんは、必死な殺陣をするんです。強そうには見えない。いや、なんていうんですか、最強特殊技能キャラの犠牲に入る正規剣士キャラって設定よくないですか？　犠牲とかいって、死んでないけど。

• 本日読了：『傭兵の二千年史』

  うわ、わかりやすっ。これを読み覚えればヨーロッパ史の概略はばっちりではないですか。愛国的献身による市民兵役は強い→国力増大→貧富の差が広がる→市民が兵役を忌避するようになる→傭兵を雇うようになる→軍が弱くなる→衰退、という図式があるのですね。このように、歴史の流れに起承転結をつけて説明してくれるので、わかりやすいのです。もちろん、傭兵も弱いばかりではなく、無法は無法ながら秩序を形作ろうとしたり、傭兵隊長が下剋上するぐらいにのしあがったり、強い集団が現れたりするわけで。スイスが今不思議な中立国家である理由って、傭兵輸出国だったせいもあるのだろうか？

本日購入：『＜魔界都市ノワール＞魔香録』819『人形とミノタウロス』800『東日流妖異変』876

• 今日は、えーと、言ってもいいのかな？　ムーミン活動でお知り合いになったイラストレーター町田さん宅へ遊びに行ってきました。まさに「遊びに行ってきた」という感じで……えへ。すっかり仕事の邪魔です。原画うつくしー。線が細いのにびっくり。印刷したのより発色が好みだわ〜。昔のサンプル商品とか見せていただいたり、新作とか没原とかまで。しかも何がスゴイって町田さんの仕事部屋は整理整頓がされているのよ！　在宅のお仕事場というのは、雑然としているものだと思い込んでいたうらてらはびっくりさ。もしうらてらが在宅仕事やったら、そこらじゅうに書類とか散乱すると思うね。環境は大事よね、環境は……（とあたりを見回して目をそらす）。

• 本日のBGVは「怪」。２本も続けてみると、精神が病みそうになります。

• それにしても猫は寝過ぎじゃないかしら。エサをねだっているか、寝ている。太るぞ。二匹が寝ているところを見ると、名前の付け方を間違ったかなとしみじみ思う。おはぎ＆大福という名前にでもすべきだった。

• 「メメント」を観てきた。……そんなに難しいか？　それとも私の見方は素直すぎるのだろうか？　映画はとてもおもしろかったけどね。映像が親切なので、わかりやすいと思うよ。うまくできてる。逆順に並べることで、実はそう複雑でも深くもないストーリーを、とても興味深い内容に仕立てている。あの物語のポイントは、事実を忘れることが恐ろしいのではなく、意志をも忘れてしまうことが恐ろしいという点じゃないかしら。それを忘れるとき、「それでも自分は自分なのだろうか？」というテーマが生きてくるわ。

• 本牧まで歩いて行ってみた。道を間違えかけたけど、楽勝だった。途中、「なんだ、ジョイポリスが超近いじゃん」と思って眺めて初めて、ジョイポリスが潰れていることを知る。本牧もそこはかとなくヤバい雰囲気。閉まってるテナントばかり……。結構あの箱庭本牧好きなので頑張ってほしいんだけども。周りにあれだけ住宅があるのに人が全然いないし。でも人がいないのは別にマイカル本牧に限ったことではなく、間違えかけた道の方にある公団とかにも人影まったくなかった（ちなみに時間は１２時近く）。横浜は平日はまったくヤバいったら。

• ムーミンリニュ作業をやりながら、一生懸命ムーミンのビデオを見、ルパンDVDを見ています。ながら作業に洋画は向かない。ムーミンの後にルパンを見ると子供と大人との違いがわかる。「いつでも本気」VS「いつでもポーズ」とか。まあそれ以前に「とっても道徳的な人たち」と「全然道徳的でない人たち」という違いがあるんだけどもよ。

• 抹茶シフォンを作ってみたけど、失敗。マーブルを作ったつもりがないのにマーブルになっている。

• 麻婆豆腐も作ったよ。ちゃんとごはん作ってるんだよ！　でも、味噌汁をミルクパンに作ったら、３日間ももちました。なぜだろう……ちゃんと食べてるのに……。

• 紀伊國屋書店BookWebの新着ニュースに、「洋書メニューでフランス書の扱い開始」というものがあるんですが、これが目に入るたび違うレーベルを思い出してしまうのは私だけですか？　いや、読んだことはないんだけれども。

• 腕の皮がむけてきているよー（恥）。

• 本日読了：『源内万華鏡』清水義範
  源内の話が読みたかったんだけど、そのへんのサラリーマン向けの本を買って、興業を成功させるためのノウハウ説教やら、妙に貞淑な恋人がいるのにモテモテで濡れ場だらけ、なんて本はヤだったんですよ。清水義範だったらそんな危惧はしなくていいからね。この人の軽い調子は、洒脱な源内の生き様に妙に合っている。たぶん、深刻に悲劇ぶって人生を云々されるのは源内は嫌ったろうな、なんて思うのです。成功を分け合う友人という人がいないので、ちょっとばかし源内が寂しそうにも見えるんだけれども。清水さんは執筆数が多いので上っ面だけかなと思って読めば、そんなことはない。根っこがしっかりとしていて、さらに興味があったらこの作品を読めばいい、とかこの分野について調べればいい、ということがしっかりわかるし。

• ひっきーになるのって簡単そう、としみじみ思っているうらてらです。

• いちばんの問題は、それで不自由を感じていないところですが。猫もひっきーです。ずっと寝てるし。

• カンボジアに行ったとき、モトサイ（バイク）の運ちゃんに「アメリカの大統領もヨーロッパのトップも皆髪短いのに、日本の首相だけロックスターみたいに髪が長いね！」と笑われました。一応ほめられ口調だったけど、なんともコメントに困ったよ。田中真紀子はあんなに人気があったのですね。ちょっとびっくり。あの人のすごいところは、あんなにキャラの立っている父親を持ちながら、本人もしっかりキャラが立ってるところだと思う。世の、親にコンプレックスを抱いている子供は見習うといいかもしんない。できあがりキャラはジャイアン―ジャイ子みたいだけども。

• 本日読了：『マスカレード』井上雅彦編
  本格ミステリ風の作品がページをかなり取っている。ホラーではなかったのか？　今回イラストがバラエティがなくてつまんない。『カヴス・カヴス』の実験的形式のおもしろさは認めるけれども、それが作品のおもしろさにはつながっていない気が。同じく２チャン形式の方もつまらないとはいわないが誰もが感じていることなので怖さはない。私は、もっと精神の飛躍を感じさせる、短くきりりとした作品を求めています。

• 今日が日曜だというのはわかっていますが、１日分しか日記がないので続きで同一ページに。

• TAKAKOさんが遊びに（←まちがい）きていました。ムーミン関係ぬいぐるみを15000円分も買っちゃったよ！　パレットタウンの観覧車にも乗ってきました。しかしムーミンママのアナウンスってどうよ？　宣伝効果あるのか？事前のマーケティングは正しいのか？

• リニュ作業でいそがしいでーす。

• 本日読了：『キノの旅』時雨沢恵一
  うーん、ちょっとわかりやすすぎかなー。いろんな国を旅してその国の欠点を見るという構成になっているのだけれど、欠点がわかりやすければ何を風刺しているかもわかりやすく、キノの反応もわかりやすいというか。オムニバス形式だけど、構成自体もワンパ。まあ、電撃文庫は私の中では分類・児童書なのでそれでもいいかとは思うのだけど、一冊にまとまっちゃうと辛い感じ。続編が結構なペースで出てること、増刷が結構かかってるとこを見ると、後の話はバラエティに富んでくるのだろうか？

• ようやく日常生活。帰ってきてすぐ日常には戻ったんだけど。たとえどんなに感銘を受けようとも、ホントにすぐ日常に戻る。猫はおそらくまたたびをつまみぐいしすぎてぐったりしています。

• カンボジアはよかったなんて言葉では言い表せないです。行った甲斐ありました。そのうち旅の報告書を書きます。バンコクはなんつーか、日本そっくりで。もっと田舎の方へ行けばよかったんだろうけど、体力的にはこれが限界。でも筋肉痛とかならなかったんだよー。実家でぐうたらして台無しだけどな。

• 実は今、ちょこっとアクセス統計をとっています。模様替えするのに、CSS使おうかと思っているのでブラウザ統計が主な目的なんですが（いないと思っていたのにIE3どころかIE2まで出てしまってどうしようかと思っているところ）、ログ見てたら元の会社からのアクセスが……時間がイヤすぎ。他のSMTP探さないとだわ。しかも親の会社ドメインからもアクセスが……なんなの……。でも、意外なことがわかった。１．予想以上に検索サイトから来る人が多い。半数がそう。検索で来たような人が見ておもしろいコンテンツも増やさねば。２．使われていないと思っていたサイトマップが使われている。なくそうかとさえ思っていたので、きちんとメンテしないと。

• なにげなく、いきなり次回予告！（知らない人に。３人の名前を入れると、それを使って勝手に次回予告を作る有名なCGI）をやってみました。

  　華麗な宮廷を舞台に繰り広げられる政略の数々。
  　スナフキンとフローレンの友情、そして恋。
  　愛しのムーミンを手に入れるのは！？
  　煌めく知謀のスナフキンか、美の女神に愛されたフローレンか？
  　虚飾の中で渦巻く人間ドラマ。これは見逃せない！！

  あんまり間違っている気がしない。

• 昨日読了：『死んでも治らない』若竹七海
  毒を強めに出したオムニバス。大道寺さんは運がいいのか悪いのか。若竹さんはうまくなっているのが如実にわかる作家だと思います。今回は、ときどき奇を衒いすぎた感があるけれども、コンパクトながら薄すぎることもなくまとまっている。けれども、あまりに運が大道寺さんに集まりすぎるのと、本編で隠され最後の事件で開かされる事柄が推測しやすいのが弱いですかね？

28日購入：『ドラキュラ崩御』1100『銀河おさわがせアンドロイド』860
29日購入：『２１世紀本格』1143『死んでも治らない』800『宇宙考古学』880『傭兵の二千年史』680『源内万華鏡』533『＄グイン・サーガ・２』790
本日購入：『キノの旅』530『地雷を踏んだらサヨウナラ』695『＄憎みこそすれ、嫌いになれない。』560