外面如菩薩内心如夜叉

• 自宅。猫はだれるほどくつろいでいる。
  新幹線ではたいへんだった。にゃーにゃー鳴きまくるのでのぞいてみると、わちの方がまるで犬みたいに口開けっ放しなのだ。手を突っ込んでみるとバッグ内の温度は猫の体温よりはるかに暑い。すわ熱中症か、と、うらてらは自分のためになぞ行ったこともない売店に行きペットボトルの水を買ってきた。数滴顔に垂らし、残りはボトルごとカゴに放り込んでやった。気持ちよかったみたいで、それから後はわりとおとなしく寝に入ろうとさえしていた。次に連れて歩くときは冷えぴた持参だな。

  自由席はがらがらだったが、隣にちみっこが座った。ちはるちゃんと言った。いっぱい話した。主に猫について。子供をナンパしようと思ったら、動物は強力な小道具である。

• 実家で車に乗って田んぼ見ながら「農家って職業に就くのもいいなーと思う」と言ったら、成長したねえ、と母に言われた。
  「そりゃーまあ年齢的なモノだね、高校のときは絶対そんなこと思わないね」
  「おかあさんも絶対イヤだったね」
  小学生の頃、友達の家でお誕生会でコーヒー牛乳が出て世の中にはこんなものがあるんだと感動したとか、洒落た家や家具に憧れたとか、でも今考えると戦時中なのに白い米を思う存分食べられていたのだから最高贅沢だったのだけど、子供はそんなことありがたがらないものだから、とか。初めてそういう話を聞く。お互い同じ大人の範疇に入ったんだなあと感じた。そして、母親も父親もずっと前から大人で、だから私は東京の大学に通って就職も適当にモラトリアムを続けていても、何も文句を言われないのだ。この気持ちは、やはり、感謝と呼ぶのがふさわしいだろう。

昨日購入：『毒笑小説』600　本日購入：『怪笑小説』495『ＳＴ　警視庁科学特捜班』760『プロジェクト花咲く乙女』840『＄ディアマイン・４』390『＄フルーツバスケット・７』390『＄Ｗジュリエット・８』390『＄不死者あぎと・２』590

• 山形に行って来た。月山にのぼるとかいうので。もちろん車で。
  「月山と蔵王とどちらがいいか」と訊かれた。
  どっちでも、と言おうとして、るるぶ山形を見ていたうらてらは思い出したことがあった。
  「月山！絶対月山！」
  月山は八合目の高山植物よりブナの森が気に入った。ここで行方不明になってもいいなと思った。私は美に感動すると行方不明になってもいいと思うらしい。
  道の駅とかいう農家の直販をする建物などに行って果物を購入。300円でデラウェアが８ふさとか。激安。しかしうらてらは果物売り場に行くたびに親に生返事をしながらあたりを探っていた。残念ながら、もらえそうなポスター等は発見出来なかった。

  JA山形は青果のイメージキャラクターにムーミンを使っているのだった。

• 母方の祖父が御嶽山の先達とかいう資格を持っていたことを初めて知る。修験者・・・？

• 父親の誕生日。来年は還暦である。「赤いちゃんちゃんこ要る？」と訊いたらいやな顔をされた。

• 弟はボーナスが出たのか、という話から就職してから何年か、という話になった。いつのまにか１年半も働いている。
  「あの弟が働いていると思うと冗談っぽいねー」
  と私が言うと、
  「おかーさんはそれが二人分だよ」
  と言われた。さらに
  「おばーちゃんはきっと今でも『かずこが子供育てとるっちゃ心配だーわー』と思ってるよきっと」
  親子とはそんなものかも。

• 実家。日記を更新するのがめんどくさいのでここに書いとこー。といって掲示板に書いたものです。

• 仙台寒い！！　夏なのか！？

• 実家に来たら、軒先に屋根が増えていた。来るたびに何かが改装されている。

• 父親が禁煙している。正月からこっち、全然たばこすってないらしい。
  いったいどうしたんだ！　３０年もチェーンスモーカーだったくせに。 やっぱり私が大学入ってから宇宙人にのっとられたのか？

• 一昨日〜昨日はむちゃくちゃ楽しかった……！　詳しくは表のレポを見てくれい。しかし、あれだけおバカな話で盛り上がっておきながら、翌日またチャットで４時半まで話してるってのはどうよ？

• おまけに１９日にTAKAKOさんがパレホとれなかったらびいとさんともどもうちに泊めてビデオを見るって約束もしちゃっててよ？　仕事する気あるのかしら？私。

• もう寝ないで実家帰ろう〜。荷造りもしないと。実家で見るＤＶＤとかダビングするビデオとか。何しに帰るんでしょうか、私は。これで幸せだから怖いです。