2001/05/18(金) |
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▲本日購入:『黄昏の岸暁の天・上/下』各530『$夜の童話』580『大学病院の不健康な医者たち』505『歴史をかえた誤訳』581『墜落遺体』680
- 本屋でレジに並んでいた。長〜くなった後ろの列をふと見ると、知った顔が。会社の人間がいた。「こんな本屋で会いたかねー!」と思ったか定かではないが、次の瞬間、お互い無視を決め込んだ。
- 『石岡和己攻略本』をぱらぱらっと立ち読みしていた。島荘の御手洗シリーズは読むけどメタフィク活動は買うほど興味ないし、短編は文庫かノベルス落ちしてからでもいいし……と思ってめくってると、最後の方に「石岡和己の散歩道」という企画が。ぬおおお。山手、中華街、そしてみなとみらいまで。ああ全部なじみ深い名前ばかり。石岡くん、最近はワールドポーターズとか行ってるんだ〜しかも何かオススメの店が私の好きな店と一致なんですけど!散歩コースも。私ってば50歳過ぎの優柔不断で御手洗依存症気味のおっさんと同じ趣味ってことかい(笑)。そして馬車道。馬車道を歩くとき、未だに「この辺に御手洗たちの家があったんだよね〜」と思いながら歩く私である。すごくドキドキして、買ってしまおうかと思ったけれども、今月の目標を思い出して諦めた。
でも違う本買っちゃった……。
- 小泉政権を批判すると抗議メールやFAXが殺到するらしい。その批判の例が、田中真紀子外相を「虚言癖があるとしか思えない。精神分析の対象だ」と発言した質疑。それは批判じゃなくて誹謗というのでは。発言した議員はFAXを読んで「感情的なものばかりだ」と嘆いていた。キミの発言も十分感情的だ。批判するなら批判するで、国会議員らしい批判をしてくれないだろうか。さらに小泉政権の改革は「中身がない」と言われている。でも、今までの政府は、外箱でさえ作れなかったのは事実だ。たとえワイドショー的であっても、国会中継が視聴率を7%強も稼いだ、その箱を作っただけで一つの仕事をしているのではないだろうか。これからどう中身を埋めるかを見てみたい。
2001/05/17(木) |
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- 「パーフェクト・ストーム」を見た。実話だけに容赦ない映画……。なぜか私は船に乗っているのは3人だと思っていたので、あんなにいっぱいいたのでびっくりした。しかも半分以上が漁の話でそっちの方がおもしろかったな。嵐より。嵐の最中私が一番ハラハラしていたのは(結末は知っていたので)、いくら水揚げ船底いっぱいあっても、あれだけ船ぶっこわしたら修理費で全部パーじゃなかろうか……ということだった。
海で遭難したり山で遭難したりしたら、やっぱり諦められないだろうなあと実感。特に大西洋のど真ん中とか。なんか、もしかして万が一生きて漂ってるんじゃないだろうかとか、記憶喪失になってどっかの村に救われてるんじゃないだろうかとか、人類の知らない秘密が海溝の底にあって人類の知らない何かに助けられて舟幽霊のようになってでも存在してるんじゃないだろうかとか、いくらでも生きてる理由は考えつく。たとえ荒唐無稽であっても、死体がない限り、理由なんか無限に想像できる。それは思い切れないに決まっている。
- この1週間で思い知ったこと。人はマニュアルを読まない。説明を書いて送っても、「すいません、どうやってやるんですか」と電話がかかってくる。「Windowsのインストールに失敗したんですけど」と言われてたって、私だってマニュアルを最初から読んで設定してるだけだ。それでできる。「おまえも読め」ってなもんだ。ユーザーサポートの人は毎日こんな思いをしているのだろうな〜。
2001/05/15(火) |
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- 猫が、洗面所に行くとなでてもらえるという間違った学習をしてしまった。
- 私は人に話すとき、自分ちの猫を滅多に名前で呼ばない。共通でない友達のこともほとんど「友達」としか言わない。こういうとき骨の髄まで日本人だなあと思う。名前よりも役柄で呼ぶ言語。
- 今日もまた会社で機嫌が悪く、毒オーラをまき散らしていた。こういうときにコワイと思われるのかもしれない。そいえば、生徒会連中に「会社で裏番とか言われるんだよ〜」と笑い話にしたら、「まだそんなこと言われてんのか」と突っ込まれた。思い返せば、中学生時代、似たような渾名がついてたな……私の14年間はいったい……。
- レッサーパンダ帽男の逮捕が最初に報道されたとき、たまたまテレビを見ていたのだが、写真が揃わなかったせいか、学ラン姿の写真が公開されていた。ひどい仕打ちだと思った。どんな制裁よりも迅速な制裁だ。今は大人になってからの写真が出ているらしいが。
2001/05/14(月) |
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- 小学校低学年の頃、まだ売り出したばかりのニュータウンに住んでいた。何しろ、5年生の頃には小学生の数が1300人にもなった町に、そのときは小学生が100人いなかったのだ。売らなくてはいけない家がいっぱいある。それでハウジング関係の人がよくうろついていた。そして彼らはその職業の平均的性質を裏切らず、愛想が良かった。
で。私の家の周りによくくる人がいた。おそらく、彼がオトナに向かって「お出かけですか?」と尋ねるのを誰かが耳にしたのだろう。彼の渾名は決まった。「レレレのおじさん」である。今の私より確実に若かったと思う。なのにレレレ。スーツを着て、ちゃんと男前にしていたと思う。それでもレレレ。会うたびに小学1年生の集団が「レレレのおじさーん!」と追いかけてくるのだ。やがて彼は私らを見ると一目散に逃げ出すようになった。コドモってなんて残酷なんだろう。
2001/05/13(日) |
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▲本日購入:『Dーポストカードブック・1/2』各1000
- ゆいのフラメンコを見に行った。今日は文化会館でたくさんのお客さんがいて、企画上、ずいぶん子供が多かった。でも騒がないんだなあ。皆、お行儀がよい。自分の時代だったら考えられなかったような気がする。はねた後、ぞろぞろ客が帰っている最中に、踊ったメンバーが衣装のまま現れた。そして玄関ホール(表)で、客を巻き込んで威勢良く踊っていた。踊っていたことより踊れる客にびっくりしたが、どうやらセミナーみたいなのでフラメンコに触れていた人たちだったらしい。しかし、夜の下町の商店街のど真ん中に響き渡るギターとカンテ(かけ声)……。なんともいえず楽しそうだった。
あの下町、異様に焼肉屋が多かったな〜。
- 台場にある紅茶屋の販売店が横浜にできてた。嬉しい。思わず、開店記念販売をしていたお試しセット(10種類1ポット分ずつ1000円)を購入した。惜しむらくは、喫茶がなくてあの美味しいスコーンを売っていないところだろうか。
- 風呂掃除をしていたら、排水溝のところに何か詰まっていた。……なんか年月の立った骨みたいな……私最近チキン食べたっけ……猫どもがなんか捕まえてたりして……この大きさだとネズミとか……。ここでちょっとコワイ考えになってしまったうらてらは、シャワーの水を止め、水流の中から現れるその姿をまじまじと見つめた。私のコワイ考えはある意味では当たっていた。
鉄鼠(※)。
こえーよ(笑)。
※食玩。妖怪。