外面如菩薩内心如夜叉

• 猫を予防接種に連れて行った。やっぱりどっちもオスだった。

• 換気扇のフィルターをとっかえるついでに台所掃除。あらゆるところにマジックリンをまんべんなく噴射。濃密な匂い。換気扇周りなど油汚れのしつこいところは、マジックリンの洗浄力に頼る。たとえ１本なくなろうとも、この簡単さには変えられない。が、窒息しそうだ。でも嫌いな匂いではないのだった。

• ドンキに行ったら、この前よりさらに安いホットカーペットがあったので買ってきた。２畳は入らんだろうと思って1.5畳にしたが、２畳でも大丈夫だったみたい。まあいいや。でも、実は、うち、あったかいんです。多分夜間電力利用給湯システムのせいではないかと思う。マンション中が夜中に大量の湯を沸かしている。その余熱のおかげだろう。タンクのあるスペースの戸を真夜中に開けると、むっとくるぐらい暑い。でも別に夏にひどく暑いわけじゃないのはどうしてかしらね。

• 近所の気に入りのアジア屋でビビンバの器が980円だったのでつい買ってしまう。ナムルを買わなくちゃー（作らない。作れねーよ）。

• 「ライジング・サン」を見た。爆笑……！　アヤシイ。アヤしすぎる。どこの国だそれは。そんな舞子メイクしてる一般人はいねーよ。会社名「ハマグリ」はギャグか？　最後はもしかしてコンクリート詰めか人柱の誤った使い方か？　そこかしこが違う。これが日本文化だと思われたらどうしよう。日本をホントに誤解しているのか、歪めた日本像を楽しんでいるのか、どっちだ。コネリーの日本語の拙い真似がラブリーでした。

• これから仕事。ノート持ってきてるの。

• 『ダ・ヴィンチ』を購入したら、少年犯罪についてのことが載っていた。私はあまり少年犯罪の動機や背景については詮索していない。こんなことを書くと犯罪者になってしまったとき困るが、全然不思議じゃないからだ。思い返せば、中学や高校の頃は、陰鬱に、漠然とした誰かを殺すことをよく考えた。そのほとんどは稚拙な罠のようなもので、でもひたすら真剣だった。自分を含めた無差別な対象であることも多かった。格別に誰かを憎いと思っているときではなく、家のトイレに入るたびに窓の鉄枠とドアを結ぶ仕掛けを捻っていたりした。翻って現在、犯罪者になってないうえに、昔の比ではないぐらいミステリを読んでいるが、自分が何か実行するような妄想とはまったく無縁だ。
  　おそらく、あのどうしようもない殺意は思春期の破壊衝動の一種の現れだ。自分が汚く思え、世界が汚く思え、すべてが壊れればいいと思う、それと同じレベルで、真剣に何かを殺すことを考える。対象は何でもいいけど、身近な方が不満が多いから理由を作りやすい。血縁は対象にしやすい。対象が父母であったりすることに衝撃を受けている世間の方が不思議だ。年下の血縁を殺したという話がほとんどないのを見てもわかるじゃないか。自分が嫌いだから、流れる血も嫌いになった覚えはないか。あの時期の嫌いには容赦も妥協もない。汚ければ認められない。だから、動機なんか詮索したって仕方ない。あの年頃は殺したいのだ。何もかも。破滅を望むことさえウツクシイのだ。彼らが語る理由は、衝動をもっともらしく説明する心理を自分の中から拾ってきただけだ。私はそう思っている。
  　でも、彼らと私の違いは明確にある。それは、自分は実行しなかったってこと。真剣に考えるんだけど、実行できないことも、ばかげていることも知っていた。虫の一匹すら殺せない性格だったのが事実だ。何かが私を抑止していた。最近の少年達が突然殺意を持ち出したわけじゃない。殺意を留めていた箍がどこかでなくなってしまっただけだ。だから、少年犯罪防止を考えるなら、どうしようもない衝動を否定し消滅させることじゃなく、なくなってしまった抑止力は何かってことを思い出し、再びその危険な時期を抑止しやり過ごす手段を考えないといけないんだと思う。
  　自分を抑止していたものは何かというと、「殺してはいけない」とかいう道徳心じゃなくて、漠然とした恐怖がほとんどだったと思う。損得計算も勿論ポーズとしてしているけれど、殺すことは恐いことだと思っていた。なんでそう思うようになったかまでは覚えてない。役に立たない。

  もちろん、全員がそんな思春期を過ごしたとは思っていないが、特殊ってほどでもないだろう。どうですか？

  本日購入：『０番目の男』『レッド・ドラゴン＜上・下＞』

• ティッシュを全部箱から出された。「幼児の発達」というタイトルか、君らは。

• ポストに入っていたマンションのチラシを見ていた。２ＬＤＫ以下の部屋は、台所か主寝室を通らないと風呂に行けないようになっている。客が泊まりに来ることを全然想定していない間取りだ。二人だけの世界ができあがっている。そこへ姑が上京！　さあどっちを通す！？　――などと想像が膨らむのでマンションのチラシだけは歓迎している。

• 猫が走り回っていると仕事をする気にならん。仕事どころか絵や文章で遊ぶ気にもならん。特に今週はいらいらしている。ダメだ。

  本日購入：『ロボットの夜』『＄ロングスロー』

• 雨女について調べていたらこんなサイトが。ちっ。先を越されたか（笑）。ちなみに私が調べたいのは世界各地に雨女に値する概念はあるのだろうかということだが、今んとこ回答は見つけられておりません。だいたい温帯しかも湿潤気候に限られる話だろうから、日本ぐらいしかないかもしれないけど。どっか１つでも外国で雨女と等しい言葉があるか知ってる人がいたら教えて下さい。

• 気が乗らないので仕事しないで寝ちゃおうかと思います。

  本日購入：『コンフィデンシャル・パートナー』

• 私は答えのある問題を解くのが好きだ。パズルとか。ムーミンの方でよくやってる模写もその延長にある。「本物」という解答があるから、アイコンとか作るとき決め所が見えやすくていい。答えのある問題を解いてるのを追っかけるのも好きだ。ミステリとか。科学的考察とか。たとえそれがホントの答えだという保証がなくてももっともらしいだけでわくわくしてくる。歴史でも、答え合わせできないけど、必ず過去は一つで答えがあるんだから、どれがいちばん真実に近いのか、頭を捻る人のはとても楽しい。でも、答えを自分で捏造しちゃつまんないだろう＞旧石器文化の元副理事長さん。

  今いちばん興味あるニュースはこの件だ。恥だとかなんだとかいろいろコメントが出てるけど、考古学界の人たち、怒るとかどうとかより、情けなくて情けなくて涙が出てくるでしょうね。

• けっこうツボなニュース。

• いらいら。

• 今日のごはんは鍋焼きうどん。あーおいしかった。

• 「エントラップメント」を買った。見た。きゃーｖ　コネリーさま（さまつけちゃう）６０歳過ぎて未練たらたらっていう演技がステキー。セタ・ジョーンズに殴られちゃってるシーンとかもう一人に虐げられてるシーンでうきゃーとか喜んじゃったよ（やばげ）。そこで怒れない今までの人生に思いを馳せると悔しくってうきゃーなのー。黙って忍従がこれほど似合う人もいないわ。そう、いうなれば魅力はストイックなところかしら。でもメイキングの全開で笑ってるとこもくらっとのけぞっちゃうほどだわー。話もなるほどセオリーだがおもしろかったです。

• VIVREを通りがかったらやっぱり優勝セールやっていた。つられてふらふらと入って、全然バーゲンと関係ないバッグを買ってしまった。思うつぼ。

• 保険証を忘れてコンタクトが買えなかった。横浜に出た目的の２つのうち１つはコンタクトだったのに、全然関係ないことでばかり金使ってしまった……。

  本日購入：『京伝怪異帖』