2000/08/26(土) |
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- 能見台で友達がフラメンコを踊るというので出かけた。ところで関東の緑というのは、なんだか征服された緑という感じがする。オレが蝦夷に与しているというのを置いといてもだ。多分、東北に出向いた関東人は、明らかに何かが違うのを感じるのではないだろうか。思い過ごしだろうか。
そうフラメンコ。イトーヨーカドーのスペインフェアのメインイベントだった。早く着いてしまったので、店内をウロチョロする。イトーヨーカドー、実は隠れムーミングッズがある店舗として一部(私の中のみかも)で名を馳せている。そして、やはり商品を見つけてしまった。しかも待望の! だが、友人のフラメンコを見に来て、トランクスを買うのはいかがなものか。買ってどうするのか。普通の品物と違って「あげる」とむやみやたらに配って歩くわけにはいかない。でも買う。買ったとも。ほっとけやー(ヤケ)。
- フラメンコは、終わってから聞いたところによると、伴奏のギターの人が新人さんで、イマイチ要領を得ないので踊りにくくてしょうがなくて笑うしかない、という感じだったらしい。見ていても、以前とスペースは同じぐらいなのにとても狭そうにしているのが感じられた。演奏が長く続いてしまうために、12歩のところを13歩とか14歩とかステップ踏んじゃうからだ。でも、こういうデパートの屋上的イベントは、私は実はとても好き。普段フラメンコを見ないような人たちが立ち止まって行く表情とか。子供が手を叩いてリズムを懸命に追ってるのとか。タダだから飽きれば容赦なく立ち去っちゃう観客とか。踊り手のリラックスムードとか。なんかこういうちっちゃいイベント好きなのだ。
- で、その友人が泊まりに来ているのだった。二人でそのスペインフェアで買ってきたプリンのようにまったりしているところ。明日も同じイベント。頑張ってね。
本日購入:『屍凶街』『魔法探偵、総員出動!』
2000/08/25(金) |
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- たこえさんを埋めてきた。
午前中半休をとって、元町をうろうろ探し回ったけど、どこにもスコップは売っていなくて、仕方ないからお好み焼き返しとサーバースプーンを買った。暑い中歩き回っているうちに四ツ辻に死体を埋めて悪霊となす呪いを思い出した。上を人が歩くから悪霊になるとか。あれはきっと、埋められた方じゃなく、埋めた方が、苦痛の幻影にとらわれて、周囲に影響を与えてしまうのだろう。山下公園はやめる。神社も見つけたけど埋められる場所はなかった。港の見える丘公園フランス何とかってところは木が繁っていた。柵を越えると森のようだった。蜘蛛の巣とかいっぱいあった。そうか人の通らない森はこんなにも歩きにくいのかと思った。斜面は掘りにくかったので、結局、もう一度柵を乗り越え、道を挟んで反対にある海側の大きな木の根元を選んだ。汗だくになって掘ってると、気づいたら、ヤブ蚊にたかられていた。目を開けているのに支障があるぐらい大量の蚊。皮膚から二酸化炭素を吐きまくっているからだな。たこえさんはもう刺されないから、かえっていいかもしれない。猫とか寄ってこなくて。好きだった壺に入れてひまわりの種と一緒に埋めた。上にも蒔いた。日当たり悪いから咲かないだろうけど。
そうしてキンカンが手元に残った。なんとなくたこえさんらしい気がした。
本日購入:『$ミスター・シーナの精霊日記・4』『$かわいくなるから見ていてね』『劇団ホーホー・3』
2000/08/24(木) |
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- たこえさんが死んでしまった。
待ってたら、またかりかりと動き出すんじゃないかと思ったけど。てのひらの上で、いつもよりずっと壊れそうで、たこえさんの小ささが怖かった。胎児のように見えた。ここ最近ではない穏やかな表情と、ゆったりした姿勢だった。
でも、それが、死んだたこえさんの足しに何かなるのか。
生きていたかったという気持ちに、穏やかな死に様というのは何か救いがあるのか。勝手に「夢にうなされるほど苦痛なら薬など塗らない方がいい?」と皮膚炎の治療もやめてしまった飼い主が、ちょっと満足するだけじゃないのか。
死体というのは、こちらが加える力に対して、何の抵抗も返してこない。だから、すぐ壊れそうな気がする。生きている間は、ちょっとつつけば、力が返ってきた。ちゃんと抵抗するんだから、もっと闘えばよかった。薬をやめるんじゃなく、薬と闘わせてみればよかった。
でも、もう一度があっても、穏やかな死と、後悔を繰り返すような気がする。
もう店は開いてないから、明日の朝、スコップを買ってこよう。幸い、うちの近くには掘り返せる地面がいっぱいある。
本日購入:『ムーミンコミックス・2』
2000/08/23(水) |
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- だから何がやりたいんだ、というままごとのような会議があった。かなり愛想の尽きる会議だった。イライラしながらの帰り道、蝦夷の別の小説が出ていたので購入した。バスでパラパラと中を眺めた。
モレが女だーっ!!
ショック療法で、イライラが吹き飛んだ。
- 鶴間の駅看板に、とある医院の宣伝があった。内科胃腸科職業病科。それはひょっとして心療内科とかいうやつじゃないのか……?
ところで駅看板ってどうして医者の広告が多いんでしょうね。
本日購入:『まほろばの疾風』『炎立つ・1』『蒼夜叉』
2000/08/22(火) |
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- ナスを炒め、「何の味にしようかな〜」と冷蔵庫を覗いた。よし、ハインツのトマトケチャップだー、とドバッとふりかけたら、それはスパイシータイチリソースだった。たかがスパイスの匂いで鼻が切れるかと思ったのは初めてだよ。鬼のように辛そうな、明日の弁当。料理はコンタクトをはめている間にやりましょう。
2000/08/21(月) |
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- きいてくれ! わたくし大興奮した束稲<たばしね>山の像のことなんだけど。
金曜日に束稲山で検索かけて、東山町のサイトがひっかかった。東山は束稲の南方向にあり、小説阿弖流為が本拠地を置いた険しい山。裏手には猊鼻渓があります。で、まー返ってこないだろうなーと思いながら、質問メールを金曜夜中に出した。
そしたら返事がきた。しかも月曜日朝10時頃。迅速親切さすが蝦夷の末裔だ(病みすぎ>オレ)!
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お尋ねの件についてお答えします。
「アテルイと思われる顔面像」は釜神さま三宝荒神として彫られたものですが、○○(オレの名前)さんのようにアテルイと見る方々が多くなっています。
釜神さまは昭和56年に建立され、平泉彫りの佐々木康慶氏の作です。質問の中に「大人の背丈ほどの石像」とありますが、木像です。幅は約1メートル、高さが約2メートル、厚さが約50センチメートルで、材質は桂です。
設置目的は、藤原清衡公の思想にあやかり北方鎮護を願って建てられ、合掌する人が太陽の昇る真東を向くようになっています。(釜神さまは真西を向いています)
設置者は、――という方で、自分の土地に建てています。ハチの巣については本人に話したところ早速取り除くということでした。
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とのことでした。これだけの内容が始業後2時間以内に送られてくるとはすごい……。
あれは神様だったんすな! でも、阿弖流為と思ってていいかな。もうすっかり母礼入っててダメなんだー。今、私は、火怨ページを作ってしまおうかというぐらい、もえている。
2000/08/20(日) |
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- 内戦が起きてる夢を見た。毒ガス爆弾が落ちた。誰と何のために争っているのかさえ知らなかったのに、すぐに生活を戦争が支配した。激化のニュースを聞いた直後、父母から電話があって、内戦勃発のショックで祖父が亡くなったことを告げた。葬式があるから今から準備しろと言う。喪服買わなきゃ、とふらっと唯一開いてたダイエーに行ったら、蛍光灯が半分抜かれてて薄暗かった。その辺の喪服のスカートをぼんやり握り、数珠はどこで買ったらいいんだろう……と悩んでいるとき、ホントに友達から電話がかかってきた。起きた自分はひどくショックを受けていて、「プラネタリウムに今日行こう」と誘われても、一瞬、「プラネタリウムに行ったら葬式に行かなくてすむから、きっと全部嘘になる……」と思っていた。
注.祖父は二人ともすでに他界しています。
- 誕生日祝いにすしあざらしのぬいぐるみを挙げたら、私の誕生日にと雪平鍋をもらった。蓋セットで。ナイスだ!
- そういえば、戦地巡りをしているとき、チケットを買う機会が何度かあった。私が背後に両親を従えて「3枚」というと「大人3枚ですか?」と必ず訊かれた。確かに私はすっぴんで黒いTシャツにジーンズ、という姿だったが、「大学生でも高校生でもないですか?」と毎度毎度確認されるに至っては、さすがに問題意識を喚起された。
- ちょっと日記のネタにするのももったいないぐらいの話を聞いた。友人H(男)は兄が家を出たため、今は両親と3人で暮らしている。ある夜、家に帰って台所に立っていると、背後に白い影を感じたそうである。「ついに見てしまったのだろうか」とドキドキしながら振り向くと、そこには
「ウェディングドレス!?」
母親がレンタルものを安く購入したらしい。嫁に行く予定のないHの最近の夢は、それを着て写真を撮ってみること(はあと)。頑張って身長180cm近い体を突っ込んで下さい。
- 明日から会社かー……(遠い目)。
本日購入:『魔界医師メフィスト・怪屋敷』『創竜伝・12』『試練のルノリア』『$不死者あぎと・1』『$グールドを聴きながら』『$ディア マイン・1』『$フルーツバスケット・6』『$アールグレイ氏の優雅な生活』『X・15』