『アド・バード』という小説があった。読んでないけど、鳥が広告をがなっているような世界らしいという予備知識はある。あと、星新一のSSSで、エレベーターに同乗した女性がいきなり広告をしゃべり出す世界。今や世界はそんなフィクションとほとんど変わりがなくなってきているように思う。そのうち戦車とか戦闘機とかにも広告がつくのかも。
VR世界が出てくる小説を読んでいる。外見を変えられ、外見に合わせて感覚範囲も変わるようだ。主人公は針金になっていたが、感覚空間が狭くなるようなことを言ったから。そんなことができるなら、私は皮膚をナマズ仕様にしたい。ナマズは全身に味蕾があるという。歩くたびに空気や土の味がするのだ。非常においしいコンソメの風呂に入ってみたらそれはもう全身から快楽が流れ込んでくるのではないだろうか。ホントにナマズだとコンソメ風呂に入った途端に自分が食材。
受け身の遊びにばかりいそしんでいるなあ……。HP作りは能動的な遊びなので、全然進みません。imasy遅くなったから引っ越したいんだけども。メリハリをつけて遊ばなくては。
こないだの土曜日にコンタクト屋に行った。処方箋が切れていたので隣の医者に。そのとき私は2週間以上使いっぱなしのコンタクトをしていて、さらに、前回行ったのはいつだったか忘れてしまったぐらい、2週間装用を守っていない。なのにコンタクトはめたままさくさくっと度の検査も終わり、医者は1,2分で「はい、問題ありません」だった。それで2000円以上かよ! 全然信用がおけねえ! 眼医者にいちいち行かされるのもめんどいが、どうせ行かされるならちゃんと診てほしい。もーネットで買っちゃおうかな。
軌道エレベーターというのはSF者には馴染み深い話で、そのスケールのでかさから結構人気のガジェットだ。私も好きだ。ところで、このエレベーターに地上から乗るときは、飴が配られるのだろうか?
朝5時半に起きて1時間もだらだらと出社の準備などをしていると、窓の外では方々から様々な音色の目覚まし時計の音が聞こえてくる。ある意味、現代の朝の小鳥。
寒い。会社が寒くてたまらない。最近、体温調節が全然できてない。レトリックとして「暑い」とは言ってるが、心底暑いと思ったことはない。気分的には「あったかい」だ。もしくは「だるい」。会社では冬用カーディガンが手放せない。典型的に冷房病。検索でひっかかったあるある教本殿ページを見ていたら「腹巻きをせよ」とあった。……この夏場の薄着の時期にそんな難しい要求をされても……。
試験は受かっていた。おっしゃカムバーック試験料! ごほうびは出ないんだったかな?
プリンプリンが……犯罪チック……。
本日読了:『ぬしさまへ』畠中恵 新潮社 1300円
プロになるとはこういうことか……と思いました。前作の投稿作のときに感じた、他の作品の影響の匂いが消えた。江戸の文化を描いて説明の過剰も不足も感じない。編集がつくってスゴイ。淡泊に話は進むけれどもちょっと切ない事件の中にあって、妖に甘やかされる若だんなの姿も鼻につかない。それはきっと若旦那が根本的なところで甘えていないからだろう。妖と旦那の交流はこの世界の薬のようで、薬種問屋の旦那としてはオッケーなのではなかろうか。
おはよー(^-^)/雨だねv昨日は遅かったの?今日は大丈夫?何か用ができたらメールしてね!じゃあ今日も頑張ってね!
……というメールを朝バスの中で打っている女性がいた。横で動く指があまりにトロいので気になってちらっと見たらば、まるで刺繍をするように1字1字丁寧に打っていた。束縛の匂いを感じる。俺が相手なら、別に用がなくともムリヤリ用を入れたくなるな。なーんて、梅雨でもスーパードライなうらてら。
しまった、積読がLILOになってしまっている。LIFOでないと埃がたまるばかりだ。
今年の夏は実家に行けそうもないので「そっちが来てはいかがでしょうか」とメールしたら「暑いからヤだ」と言われた。いくら東北とはいえ、同じ日本国内の人にそんなことを言われるのは心外だわ……。
昨日読了:『笑う怪獣』西澤保彦 新潮社 1300円
超くだらねえ! 1300円の価値はあるかと言われればないと思う。だが1300円払って飲み屋でばか話をしてきたと思えばそれよりずっとリラックスできる感じだ。特撮特有の設定があるかといえばそんなことは全然ない。だから帯に本格特撮ミステリと仰々しく述べるような融合ではない。西澤ファンでWeb日記を読むような人ならば与太話としてOKだと思う。OKだが特に読まねばという本でもない。ところでまさかこのシリーズは続いているのか。
仕事で「この書類とこの書類の関係が明確じゃないねー。どうやって対応してるか見るの?」って、そりゃおまえのところが使えといったツールを使っていらん苦労して作った書類たちだゴルァ!!とキレそうになりました。部長職相手に。
会社に持っていくパスタににんにく振ってる私。だって振らないと美味しくないんだもーん。いいやヨーグルト食えば。
陥没した脛は、陥没したまま固まってしまったようだ。いや周りの打ち身が腫れたまま元に戻らないという方が正しいのか。うーん、さすが若くない。とにかく凸っとした部分に体重がかかって痛いので、このままでは正座が出来ない人になってしまう。私のことはお座敷遊びには呼ばないでください(呼びません)。
「マトリックス・リローデッド」を観た。……全然わかんねえええーー! どうしてあんなにアンプラグドな人たちが増えてるの? そもそも地下要塞みたいなところはいつ作ったの? どうして今更ギブスンなの? いや、なんかさあ雰囲気もストーリーも懐かしのサイバーパンク/スチームパンクそのもので。私あんまりサイバーパンク好きじゃないんだよね……。1はあんましそれっぽくなかったのと映したいモノが明確だったので気にならなかったが、小難しいだけの理屈と便利な仮想世界で話を引っ張るようになったところがなあ。あとは議会だの船長だの何だの。エルロンド・スミス(違います)の増殖とかエルラダンとエルロヒア(勝手に名前をつけないでください)とかは結構楽しくて笑ってしまった。+キーマスターのおっちゃんとかいい味出しているんだが、そういう味が映画の魅力を増すところに結びついていないのが残念だ。脇はいいが、核となる部分に実がないという感じ。
だいたい今更仮想世界に縛り付けられるのなんかゴメンだから機械と闘うってパラダイムに説得力持たせるには相当新鮮な切り口をしないといけないと思うが。奴ら仮想世界でとても楽しそうじゃん。
映画館に「カリブの海賊」の宣伝ペーパーがあったからもらってきたんだが、説明文に「主役のオーランド・ブルーム」って、えっ?ジョニー・デップが主役なんだろう!? そういう路線で売ることに決めたのか。そのぐらい人気なのか。王子が何やってるのか(でもまた王子っぽい役だな)も興味あるけど、隣の悪役年輩海賊のビジュアルに惚れました(勿論ジョニー・デップの方ではありません)。海賊は悪役だろう、やっぱし!!
いきつけのDVD屋が8月で閉まってしまうそうだ。「立ち退きみたいな感じで……」って、うわああん、新星堂のせいか!? 新星堂はつまらないんだよう、割引少ないし店員も詳しくないし。くそう、次からどこで買うかな。
昨日読了:『石の猿』ジェフリー・ディーヴァー/池田真紀子訳 文藝春秋 1900円
だいぶだれてきた感じか。変化をつけるために水の中に潜ったりしているが、あまり鑑識が重要な役割を果たしていないように思う。心理的な揺れの部分をどう扱うがよっぽど困難な関門になっている。まあ今回の読者としての最大の難関は中国文化がなんだかうさんくさい、これに尽きる。サックスの行動にまで口出ししてしまう過保護セリットーが、ライムに友人と認識されていないらしいのが哀れだ(笑)。