2002/07/20(土) |
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- 花火行ってきた。うっかり横浜で時間を食ってしまい、桜木町駅に着いたのが6時15分ぐらい。駅を出たのが45分ぐらい(えっ?)。サウナのような駅でした。風の通るホームから階段を降りると、空気の層が変わったのが感じられるのよ。よく死人が出ないものだ。場所もいいところがとれず、前を、人が横切りまくり。「おじさま座ってーー!」と気の利いた声をかけるおじょうさんとか周囲から座れコールが巻き上がるとか狭い隙間で自転車を押し歩き「文句があるなら警備員に言え!」と責任転嫁し開き直る顰蹙じいさまとか花火じゃないものを見ていたような気分でした(実際半分ぐらい見えなかった)。何でも楽しむ友達とツッコミを入れつつ笑っていたからまだいいが、さすがに来年はもういいかな〜と思いました。
新作の、芽が出て葉が出て花が咲く、みたいな花火がおもしろかったよ。上がる間もぽっぽっぽっと計算された火の粉を飛ばしててそれが何となく葉が成長していくさまに見えるのだ。渦巻きとかもあった。花火職人さんたちも頑張っているよね。
- 帰りにちょっと人が途切れるまで私の家でヒマを潰す間に、友人がMacの壁紙を見て「ロードだ。しかもじじい!」と言うのにすかさず「違う、ドワーフだもん! じじいじゃない!」と必死で反論する私。そのうえ横浜ででほー目当てに「処刑人」買っているうえに「バックトゥザフューチャーDVDが出るね」という話に「そういえば、あの頃はお年頃だったはずなのに、やっぱり絶対ドクが好きだったな……」と慨嘆、俺のレッテルはすっかり「じじいスキー」になってしまった。いいんだ……でも映画では少女も好きだもん(追い打ち)。
- 本日DVD屋で見かけた、今までで最も意外性のあったソフト。「キューピー3分間クッキング」。しかも11本も出ていた。むっちゃ気合い入ってんな。でもちょっと欲しくなった。
2002/07/19(金) |
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- CiALに(ってローカルな)ワゴンみたいなところで美術館グッズっぽいのを売ってるおじさんがいるのです。エスカレーターに乗ってるときに裏側を見るばかりだけど、客もおらず、それはそれは憂鬱そうに、出向命じられてみじめなボク、という雰囲気を醸し出しているのです。それが何と今日、全開の笑顔でおちつきなく動いていました。いつもおじさんが座っている席では、女子高生がマンガを読んでいました。娘か? とりあえず幸せそうでよかったよ……。
- タウン誌を見ていたら、銀座にVampire Cafeなるものが。内装全部吸血鬼っぽいゴスですって。すんげー行きてええ! と思ったが、周りに私の吸血鬼ネタについてきてくれる人がいない。こーゆーのはある程度知識か情熱がかぶる人と行かないとつまんないんだもん……。短く言うと同レベルの吸血鬼ヲタ友がいればなあ! ってことです。
- 本日読了:『探偵を捜せ!』パット・マガー/井上一夫訳 創元推理文庫 古100円(360円)
前2作に較べると、そんなに凝った印象は受けない。単純。そのかわり、犯人に「道がつく」心理を詳しく書いて鋭い。マーゴットは何だか哀れで、このまま逃げても許すかも……とちょっと思ってしまいました。そこに幸せはないだろうけど、もしかしたら心に革命が起きるかもしれないと。古本なので表紙がすごいです。
2002/07/18(木) |
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▲本日購入:『$名探偵コナン・38』390
- 「ラビナス」を見た。ミッチに続いてフェリシア・ガイ・ピアースはどうしてるのかしらと思ったからです。フェリシアのときよりずっとカワイコちゃんで驚いたよ。いったいどうしたというのかしら。肉食の効果ですか? ていうか、近況を知ろうとして買ったのに、実はもっと近況の映画を見ていた私。メメントの主人公が彼だということに気がついてなかった。なんと! いつのまにそんなにメジャーに!(なんのためにパンフを買っているんだおまえは)。映画は全然期待しないで買ったわりにはとっても面白かったわ。ホラーとなっていたが、音楽が最初のうちコメディっぽくて困惑した。演出もコメディぽかったし。音楽が浮いてるのよ。最後の方はマシになっていたが。まあホラーというよりむしろこれは吸血鬼映画だね。吸血鬼映画もホラーだろと言われるとそれまでだが。少なくとも、アオリやあらすじ紹介から受ける印象に較べ、全然スプラッタぽくない。……て、今裏面紹介確かめてたら、監督って「司祭」の人なのか……(なまあたたかい気持ち)。アマデウスの皇帝が出ていた。太ってた。2500円にしては特典もいっぱいでお買い得でした。
- あー、なんだかちょびっと疲れたよ。やっと?
2002/07/17(水) |
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▲本日購入:『$怪物くん4・5』各390
- コンビニで怪物くんを売っているのを見かけて「メジャーじゃん」と勘違いする。こないだ買ったときに「でもドラえもんとかも結構感動だよ〜。あれはFだが」「6巻とか?」「6巻とか!」「名作だよね!」と巻数まで指定して話が通じたあたり、やはり国民的作家なのだろー。と、マニアックな話を一般的な話のようにすり替えてみる。今回、大王さまが「親一人子一人」って言ってるんですけど、だったらあなたが手に抱えている子竜みたいのはいったい誰? ……妻?(をい)
- 同日入社した人に「一緒に週一ぐらいで勉強会しない?」と誘われ、安請け合いしてしまったために、明日の勉強会を控え今とてつもなく大変です。そういえば俺、学生時代ですら人と勉強したことないんですけど。おまけに手は衰えていて、要点をノートにまとめようとすると、眠くなくても文字がどんどん荒れていく。ふんがー。
2002/07/16(火) |
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- 歓迎会がありました。点心コース。16品も出てきました。フードファイトかよ!
楽しかったです〜。いろいろ新鮮でよいっすよ。
2002/07/15(月) |
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- 鬱血までしてきました。
- 「マトリックス」(借り物)を見ました。いまさら。ミッチ・エルロンド・スミス・ヒューゴが見たかったからです。あんな奇天烈な衣装を地肌のように着こなしていた爬虫類顔の彼も人並みにスーツが似合っていましたが、なんだか子供の使いみたいにも見えます。赤ん坊のようなでこのせいかも。全体としては、たいへんいさぎよい映画ですね。描きたいことがきっぱり。例の有名シーン近辺はそれまでの考証から甚だしく浮いているコスチュームだが、そんなことはどうでもいい!とばかりな。制作者は日本のアニメを目指したらしいですが、彼らの考える日本アニメっていったい何……? ていうか日本の武道のイメージはあれか。物語として見たときは大変古典的。SFとしても古典的。感動するわけじゃないけど、制作者の意図がきっちり形になっているので、鑑賞後感は悪くない。
2002/07/14(日) |
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- 猫を洗いました。ちょっと油断して、ひっかかれてものすごい傷が出来ました。どのぐらいものすごいかというと、「おねえさん、ヘンなご趣味がごありですか?」と尋ねられそうなぐらいというより、「黒魔術ですか?」と心でこっそり呟かれた後に目を逸らされそうな感じです。このくそ暑いのに半袖が着らんないよ!
- 明智=田村正和、20面相=たけしというキャストは勘弁してくれ……。
- 「ダイ・ハード」の特典は感心はするけどおもろなかったー。だって私別に自分で編集することに興味ないし。メイキングは作ったときの販促用ので面白みがないし〜。つか、単にリックマンの出番が少なかったのでおかんむりらしいよ?
- 「チャイニーズ・オデッセイ壱・弐」を見た。周星馳。この邦題はどうにかならないものか。西遊記を下敷きにした伝奇物。私は物語を読み取ることにかけてそう他人に劣っているとは思わないのだが、初見でわからねえ……! 主人公がすべての女に色目を使うものだから、誰がヒロインだからという基準がなくて女優の区別がつきにくい上に転生やら人格交換やらでさらに混乱を。おまけにタイムスリップまであり、しかもそれはタイムパラドックスを孕んだ筋。チャプターリストがわりの詳細なあらすじを見てある程度納得した感じ。だがしかし。たぶん、この映画はそんなことを考えて見なくてもいいんではないか。ギャグが炸裂というあおりほど笑えるとは思わなかったけど、まあそういう映画なんだし。言葉がわかるともう少し笑えるかしら。私の見所は、もちろん孫悟空よ……! 解説に「跳び蹴りしたりとんでもない悟空」などと書かれていたが、私の認識はそんなもんなので牛魔王との戦闘シーンにすげー満足しちゃったよ。善なるお師匠様にイライラして、自分でも理由の分からない腹立たしさを抱えている悟空が、まさに原典準拠じゃねえかよ(俺調べ)。是非香港映画界に本気で原典準拠の西遊記をワイヤーアクションばりばりで作っていただきたい。いいんだよ西遊記は娯楽小説なんだから。
- 本日読了:『パティシエ世界一』辻口博啓・浅妻千映子 光文社新書 700
まえがき以外はインタビューでの辻口氏側の喋りだけを起こした形式になっている。どれぐらい浅妻氏の手が入っているのかわからないところが、ちょっと危険。おいしそうな描写というのは昨今では情報の積み重ねによって作られるんだなと実感しました。おいしさをこういう感じ、と表現するのではなく、材料はどこどこ産の何を使いこういう化学効果が起きるのでこういうところに留意して形は何を意識して仕上げた、ということを語ることでおいしそうな気がしてくる。パティシエでさえ、饒舌でないと勤まらない時代。かなりアンティーク小野を思い出しました。